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ノーマルCP マリア様がみてる 栄子

【マリみてSS(栄子×祐麒)】大惨事!?

更新日:

 

~ 大惨事!? ~

 

 

「栄子ちゃんって可愛いよね」
「そう? 私は栄子先生は格好いいと思うけれど」
 女子生徒達が話に花を咲かせる。
 お嬢様学園のリリアンとはいえ生徒達はお年頃の女の子達、話題に上がる中で多いのは素敵な先輩、可愛い後輩、格好良い殿方、憧れる先生、といった色恋ごと(?)が多くなるのはいつの時代も同じこと。
「だって栄子ちゃんって、もうアラフォー? なのにあの若さ、可愛さ、凄くない?」
「私的には、白衣姿で颯爽としている姿が格好良いと思うんだけど」
 養護教諭の保科栄子、実年齢は知らされていないが三十代半ばから後半といわれているその年齢に比して、外見は三十前後にしか見えない若々しさを誇っている。
 怪我をした生徒、体調の悪い生徒のケアはもちろん、保健室登校の生徒や、恋愛相談などの悩みに対しても親身に応じてくれ、生徒達からの信頼も人気も高い。
 特にここ1,2年だろうか、もともと若々しくて可愛いと言われて生徒から親しまれていたのに加え、大人の魅力がいや増してセクシーになった、格好良くなった、という評判が大幅に増加しているのだ。
 やがてその話には新たな事が付け加えられることになる。
 それ即ち。

『イケメン彼氏がいるらしい』

 ということである。
 どこから、誰が流したのかは分からない。単なる噂ではあるのだが、栄子の放つオーラが変わったと感じられることから、嘘だとはねつけることも出来ない。むしろ、さもありなんと思われているくらいだ。
 ただ、その彼氏についてはいまだ謎に包まれている。
 同い年くらいのIT会社の若手経営者だ。
 ダンディな年上の紳士だ。
 年下の青年実業家だ。
 そういった様々な噂が流れているが、真実がどこにあるかは誰も知らない。
 本人はそんな噂など知らないのか、いつもと変わらず飄々とした態度で生徒達に接している。

 

「――ねえ、栄子ちゃん」
「栄子先生、だろう?」
 保健室にやってきた女子生徒に名を呼ばれると、ちらと視線を向けて訂正する。
「いいじゃない、栄子ちゃんの方が親しみあって」
「君達生徒の間で話すだけなら構わないが、私や他の先生もいるところでそう呼ぶのはやめなさい」
 眼鏡の角度を直し、書類にペンをはしらせる。
 彼女はしばしば保健室に来てはお喋りを楽しんでいく。恋愛相談ということで当初は来ていたのだが、最近は雑談が多くなってきている気がする。保健室は遊び場ではないのだが、他に生徒がいる時や栄子が忙しい時は素直に帰っていくので、あまり文句も言い辛い。
 今はさほど多忙と言うわけでもないので、仕事をしつつ話の相手をしているところだ。
「えーと、それじゃあ栄子センセ」
「なんだ?」
「栄子センセって、彼氏います?」
「答える必要はないな。想像に任せる」
「えー、つまんない」
 この程度の質問に動揺する栄子ではない。これでももう十何年も養護教諭として勤めているのだから。
「そもそも君が保健室に来たのは、君の恋愛相談だったのではないのかね?」
「ま、まあ、そうなですけど」
 言い辛そうにもごもごと口を動かす。
「本当は悩みなんかないんじゃないか、ただ遊びに来ているだけで」
「そんなことないですよ、本気で悩んでいるんですから!」
「まあ、無理にとは言わんよ。気が向いたら話してくれれば」
 無理に聞き出すことでもないし、本当に悩んでいるのであれば向こうから口を開くはず。相手にもよるが、この女子生徒はおそらく話を聞いて欲しくてこうして保健室に出向いてきている。栄子から積極的に絡まなければ、やがて自分から言いだすだろう。
 そう思って書類に向かって五分ほどすると、予想通りに彼女は口を開いた。
「そのー、気になる人がいるんですけど……」
「――ふむ?」
 横目で見て、軽く頷きつつ書類仕事を続ける。その方が、彼女も話しやすいだろう。
「実はこんな風に本気で好きだなって思ったの初めてで、どうすれば良いか分からなくて」
 リリアンに通っている女子は多くが幼稚舎から通っており、男子と接触する機会が少ない。だから、現代っ子だといっても男女関係については初心な子が多い。
「どういう相手なんだ?」
「月光館の男の子なんですけど」
「ああ」
 リリアンからは遠いが、学校として交友がまるでないわけではない。部活関係であろうか。
「バレー部の練習試合で月光館に行ったとき、ちょっとしたことで話をしただけなんですけど、もう、こう、ビビッ! ときちゃったんですよ!」
「ビビッとねぇ、アテになるのか?」
 頬杖をつき、顔の角度をわずかに変えて彼女を見ると、僅かに顔を赤くして真面目な表情で栄子を見つめ返してきた。
「そんなの、もっとお互いを知らないと分からないじゃないですか。だから、仲良くなりたいんですよ!」
「それも、もっともだな。なら、勇気を出して話しかけてみるしかあるまい。幸い、接点はあるんだろう。月光館のバレー部の子に頼んでみるのもアリではないか」
「そうなんですけどぉ、その子は別にバレー部じゃなくて、校舎内で迷っていたあたしをちょっと助けてくれただけで」
「どこの誰か分からない、ということか?」
「あ、それは聞いたから分かるんですけど」
「だった、何が問題なんだ。本気なら勇気を出すしかあるまい」
 ぶっきらぼうな物言いすぎるかと思ったが、彼女の性格的にはある程度突き放して、自ら思いを口にさせた方が良いだろう。
「……そうなんですけど、ただ、その子」
 言い辛そうに俯いた後、彼女は顔をあげて思い切ったように口を開いた。

「そ、その子っ、あたしより6つも年下なんです!!」
「ふむ、それがどうかしたか?」
「…………え」
「年下くらい、珍しくなかろう」
 何かと思えば、そんなことかと言いたくなる。しかし、彼女にとっては切実な問題なのだろう。同い年か年上という貞操観念でも持っているのか。
「いえ、その、単なる年下じゃないんですよ?」
「単なる年下じゃない、とは、どういうことだ」
「だって、あたしの6つ年下って、小学生ですよっ!!」
「ぶっ!?」
 頬杖をついていた手から顎がずれ、机にぶつけそうになるを慌てて堪えた。
「しょ、小学生って、小学生に手を出すのはまずいだろうさすがに」
「だから困っているんですよぉ! あぁ、まさかあんな、『まもプリ』のリューくんにそっくりな男の子が現実にいるなんてぇっ!!」
 両手で頬をおさえてイヤイヤをするみたいに体をよじる女子生徒。
 よくわからないが、大好きなアイドルか何かと似ていたということだろうか。
「その子、お兄ちゃんの忘れ物を届けに来たらしいんですけど、わざわざお兄ちゃんんお古の制服を着て来ていて、ぶかぶかなんだけどそれが可愛いっていうか、ちょっと大人っぽくて中等部だと思ってそれなら良いかと思っていたら、別れ際に小学生だって分かって、ああああ」
 髪の毛を掻き毟る女子生徒。
「そ、そうか。すまん、6つ年下くらいならと思ってしまった」
「そりゃ栄子ちゃんにとっては6くらいなら許容範囲かもしれないですけど、あたしにとってはヤバいんです」
「そ、そうだな、ははは……」
 乾いた笑いをする栄子。
「それは何だ、私のようなおばさんは、6歳なんて差もないと同意だということか?」
 ひくひくと、口の端がひきつるように動く。
 なんだかんだいって、年齢のことをいわれて傷つかないわけではないのだ。相手に悪気がないのだとしても。
「えっ、あ、いえ、そういうつもりじゃ!」
「まあとにかく、だったらその子がせめて高校生になるまで待ったらどうだ」
「でも、その頃あたし、22とか、下手したらそれより上の社会人ですよ。高校生男子にとって、どう映りますかね?」
「22がどうした! そんなもの、無いも同然だろう!」
「わぁっ!? な、なんでいきなり興奮しているんですかっ」
「……す、すまん。いやほら、高校生男子といえば年上のお姉さんに憧れる年頃だろう。だから、問題ないのではないか?」
「へえ、意外。栄子ちゃん、そういうの意外とOKなんだ。社会人が高校生男子に手を出すことになっちゃうんですよ?」
「…………こ、高校生男子なら、いいんじゃないか? まあ、大っぴらにせず、健全で清い交際なら」
「でも20代前半のあたしが我慢できないと思うんですよねー、ってゆうかその頃はもしかしたらイカツイ男になっているのかもしれないのかー。あたし的には今のあの子が良いんですけどねー」
「ゆ、譲って、こ、高校生から、だ」
「はぁ……譲って?」
「とにかく、小学生は論外だ。時が経つのを待て。さ、もう帰りなさい、私も仕事が残っている」
「はーい、でもありがとね栄子ちゃん、聞いてもらって少し楽になった」
「――栄子先生、だ」
「うん、じゃあまたね、栄子ちゃん、ばいばい!」
 手を振って保健室を後にする女子生徒の背を見送り、肩をすくめて苦笑いする栄子。
「……6つ年下ね、いや大丈夫、小学生じゃないし、問題は年齢差じゃなくてその時の立場というか」
 一人でぶつぶつと呟いていると、保健室の机の上に置いてあるスマホから音が鳴るのが聞こえた。
 メッセージが届いたのだ。そういえば今日は早く終わったら近くまで迎えに行くと言っていた。
 栄子は踵を返して保健室に入ろうとして、横開きの扉のスライドの溝に足を引っかけて転んでしまった。
「痛たたた……何年も勤めているのに、歳かしら……」
 捻ったようで、歩こうと体重をかけると痛みが襲ってきて表情を歪める。
「うーん、痛みが引くまで少し時間がかかるかな……」
 椅子まで戻って足首をさすりながら、スマホでメッセージを打ち込む。
 今日は先に帰ってもらおうと。
「そんなに痛まないし、もう少し仕事しているうちにおさまるでしょ」
 栄子は再び書類に向かう。

 仕事を再開してしばらくして、何やら表が騒がしいような気がして顔を上げた。
 何事だろうかと思っていると、廊下から女子生徒の声が聞こえてきた。
『――ねえ聞いた? 侵入者だって?』
『うそっ、やばいんじゃない、変質者!?』
『よくわからないけれど、何か訴えているみたい』
 立ち上がる。
 足の痛みはまだ残っているが、我慢できないほどではない。
「不審者だと……?」
 生徒を守る立場として放っておくわけにはいかないが、さりとてこの足の状態で何ができるか。
 それでも放置するわけにもいかず、とりあえず窓際に歩いていき窓を開けて外に目を向けてみる。保健室は一階で、校舎内では正門にも近い場所に位置しているから、何か分かるかもしれない。
 栄子は窓から軽く身を乗り出して左右に目を向けてみる。すると、何人かの女子生徒が遠巻きにしている中心で、警備員の初老の男性ともう一人の姿が見えた。
「なっ――――」
 栄子はあんぐりと大口を開けた。
「――だから、一大事なんです、とにかくちょっとだけですから入らせてくださいっ」
「そういわれても、部外者を入れるわけにはいかないんだよ。用事があるなら正式にしかるべき手続きを踏んで」
「だからそんな状況じゃないですよ、こうしている間にもっ」
 警備員と揉めているのは間違いようもなく祐麒だった。
「な、な、何をやっているんだ、アイツは……っ」
 唖然としていると、祐麒の目が栄子の方に向いた。
「あ、えーこちゃんっ!!」
 栄子の姿を認めた祐麒が左手をあげ、大声で栄子の名を呼んだ。
「ばっ……あ、アイツ、何をっ!?」
 いつもの呼び方で呼ばれたのだが、それを気にする以上に状況が理解できず、とにかく痛む足を庇うようにして慌てて外に出る。
「こ、こら、何をしているんだ、こんなところでっ」
「それは俺の台詞ですよ、動いちゃダメじゃないですかっ!?」
「えーと、保科先生のお知り合いで?」
 いまだ祐麒の腕をつかんだまま、警備員のおじさんが困った表情で尋ねてきた。
「あ、ああ、怪しい人間じゃないから手を離してくれて構わない……が」
「保科先生がそうおっしゃるなら……」
 警備員が手を離すと、弾かれたように祐麒が駆けつけてきて、鬼気迫る表情で栄子に迫ってきた。
「何しているんですかえーこちゃん、じっとしていないと、ていうか、あの、どこをどうしたんですかっ」
「私の台詞だ、いきなりやってきて何を意味不明なことを言っているんだ」
「だって、こんなメッセージきたら驚きますよ!」
 そう言って祐麒はスマホの画面を見せてきた。
 そこには栄子が送ったメッセージが表示されていた。

『すまん、転倒して動けなくなった。ちょっともう駄目そうだ』

「この後、俺のメッセージに何の反応もないし!」
「あ、ああ……心配して何か言ってくるかと思ったから、切っていたんだ」
「こんなメッセージで終わった方が余計に心配しますよ! それより大丈夫なんですか、転倒して動けないって、頭打ったんですか? 病院、そうだ病院に! 警備員さん、救急車を」
「こ、こらっ、なんともない、ちょっと足を捻って動けないだけだ!」
「ほ、本当ですか?」
「本当だ。ほら」
 ちょっと腫れた足を見せ、他は大丈夫だと表現してみせる。
 しばらく様子を見てようやく納得したのか、祐麒はほっと息を吐き出し、そしてへなへなとその場に腰砕けになった。
「あぁ、良かった~っ」
「まったく、早とちりが、大げさなんだ…………て……あ……」
 そこでようやく、注目を浴びていること二気が付いた。
 放課後で人が少ないとはいえ、全く生徒が残っていないわけではない。また、騒ぎを聞きつけて来たものもいるだろう。
「え……もしかして、栄子先生の恋人かしら?」
「そうなの?」
「だってさっき、"栄子ちゃん"って大きな声で呼んでいたし」
 女子生徒達の話が聞こえてきて、顔が熱くなってくる。
 まずい、なんとか誤魔化そうと思ったが。
「大げさなんかじゃないですよ、もうえーこちゃん一人の体じゃないんですからっ」
「なっ……」
 とんでもないことを祐麒が言った。
「え、それって……栄子ちゃん、おめでたってこと!?」
「うそーっ、本当にっ!?」
「だって一人の体じゃないって……」
「ちちち違うっ! まだ妊娠はしていないっ!」
 慌てて栄子は否定する。
「まだってことは、これから……?」
「予定があるってことかしら?」
「ああもうっ、祐麒が変なことを言うから、変な誤解を生んだじゃないか」
「でも、俺がいるんですから一人じゃない……」
「それが余計だっていうんだ!」
 祐麒の頭をぺしっと叩く。
「――あ! あのお方、花寺学院で生徒会長をなさっていた」
「そうですわ、拝見したことがあると思いましたけれど、確か祐麒様と」
「くっ、名前までバレてしまったではないか!」
「いや、今、えーこちゃんが自分で言ったじゃん」
「ううううるさいっ、とにかく、もう大丈夫だから、私は戻るぞ」
「あ、駄目ですよ、まだ足を痛めているんでしょう。俺が運びます」
「運ぶって……あ、こ、こらっ」
 文句を言う間もなく、祐麒に抱え上げられてしまった。
 周囲の女子生徒から歓声があがる。
 お姫様抱っこである。
「お、お、おろせっ」
「駄目ですよ、足を痛めているんですから。しっかり捕まってくださいね」
「うわぁっ」
 揺れたので、咄嗟に祐麒の首に腕をまわしたことで、ぴったりとしがみつく格好になってしまった。
 祐麒の顔を至近に見る。
 そして。

 ちゅっ

「……な、ななな、なにをするっ!?」
「あ、いや、すみません、えーこちゃんがあまりに可愛くてつい」
「ついじゃない、ついじゃ!」
「仕方ないじゃないですか、そんな迫られたら!」
「迫ったわけじゃない……って、あ、あ」
 周囲の視線が突き刺さる。
 かぁーっと全身が熱くなる。
「――――逃げろ」
「はい?」
「さっさと逃げろ!」
「は、はいっ!」
 そうして。
 衆人環視の元、祐麒にお姫様抱っこをされたまま栄子はその場を逃げ出したのであった。

 

 翌日。
「高校生にこだわっていたのは、そういうことだったんですねぇ」
「…………」
「いやー、確かに6つ下くらい、なんでもないですねぇ」
「…………」
「20こ下に比べたら6つくらいねぇ」
「20も離れてない、18だ!」
「ほうほう、それで、お子さんはまだこれから、なんですか?」
「~~~~っ!!」
 真っ赤になって口をつぐむ。
 昨日、恋愛相談を受けた女子生徒からいいようにからかわれていた。昨日の場に彼女も立ちあっていて目撃されたのだ。
「い、言っておくが、高校生の間は手を出していないからな!」
「えー、そんなこと言われても、信じられませんけどぉ」
「信じられなくても事実だ」
 栄子は手を出された方だからだ。
 もちろん、そんなこと口に出しては言えない。
 なお、昨日はあの後、学園長に呼び出されて説明をすることになった。同じ説明をして納得してもらったが、学園長の生温い視線がなんとも居心地悪かった。
「ああもう、全てはアイツのせいだ……っ」
「でも、栄子ちゃんのこと心配して駆けつけてくれたんじゃないですか」
「それはそうだが、だな」
「それにどうせ結婚するならばれちゃうじゃないですか」
「それもそうだが、知らしめ方というものがだな」
「確かに、昨日のはちょっと、ですもんね。あんな衆人環視の中で大胆ですよね」
「あれじゃあ、"いい歳してなにしているんだ"って、みんな思っただろうな……」
 バカップルなんてのは若いからこそで、アラフォーの女性が他人の前で見せるものではない。栄子は見せるつもりなどなかったが、結果的にはそうなってしまった。
「じゃあ、お仕置きした方がいいんじゃないですか?」
「それはもう昨夜たっぷり……って何を言わせる!」
「栄子ちゃんが勝手に言っているんじゃん……でもたっぷりって、えと、後学の為にどういうことをしているのか是非」
「子供が知ることじゃない」
「なるほど、大人なことをしたわけですね」
「ああ、もう……」
 そう唸っていると、保健室の扉が開いた。
「栄子ちゃんっ、花寺の生徒会長の落とし方、教えてくださーいっ!」
「どうすれば、栄子ちゃんみたいにラブラブな彼氏が出来るか知りたいですー」
「私は今ちょっと聞こえてきた、"昨夜たっぷり"の内容が気になります!!」
「だあああああああっ、もう!!!」
 叫んだ後、力なく机に突っ伏す栄子なのであった。

 

 

おしまい

 

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