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SF 書評

【ブックレビュー】ふわふわの泉(著:野尻抱介)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ふわふわの泉
 著者:野尻 抱介
 ページ数:256
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ふわふわを使ってみたい度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 明るく緩く楽しいSFが読みたい!

 

■作品について

浜松西高校化学部部長・浅倉泉の人生の目標は“努力しないで生きること"だそうで。
そんな彼女が科学実験でとんでもないものを生み出してしまった。
ダイヤモンドより硬く空気より軽いその物質を泉は“ふわふわ"と名づけ、こいつで一儲けすれば努力しないで一生努力することなく、不自由なく生きていけると思う。
そんな、“ふわふわ"をめぐる物語。

■良かった点

“ふわふわ"、欲しいな!
こんな夢のような物質があったら楽しいでしょうね。
同時に、これを使うことで何が出来るのか、どう設けることが出来るのか、そう考えるのが人間ってものです。

あらすじだけ読むと、なんかファンタジーというか、都合の良いように話が進んでいきそうに思えますが、そんなことはありません。
野尻さんですから、ライトな語り、ゆるい雰囲気の中で、ガチなハードSFが展開されていきます。
新しい物質が出来たからって、そう簡単にうまくいくはずがない。
様々な課題や障害、どうすれば活用できるのかという思考錯誤。
そこにはきちんと科学的考証が入れられているわけで、やっぱりそういう知識や脳があったほうがより楽しめることは間違いありません。
但し知識がないと楽しめないわけではなく、ライトに楽しめるのもまた確かで、この辺のバランスが優れているのが野尻さんだと思います。
ハードSF勢にも、ライトにSFを手にした人にも楽しめる。

また、“ふわふわ"を用いて泉は会社を起業して様々なことを仕掛けていきますが、そういうアイディアというかも読んでいて楽しめるし、泉が社長となって突き進む姿もまた読んでいて痛快になる。

とにかく“ふわふわ"を発端にして夢の広がる物語。
読んでいるとまさに“ふわふわ"してくるような感覚。

楽しんで、一気にサクサク読める一冊です。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

細かいことは気にせず、楽しんで読むことが吉!

 

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