SF 書評

【ブックレビュー】女帝の名のもとに-ファースト・コンタクト 上・下(著:マイケル・R・ヒックス)

更新日:

【作品情報】
 作品名:女帝の名のもとに-ファースト・コンタクト
 著者:マイケル・R・ヒックス
 ページ数:上巻:345ページ、下巻:351ぺージ
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★★☆
 熱く燃える度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! :戦闘が面白いエンタメSFが読みたい人 

 

■作品について

植民可能な惑星を探すミッション中に果たしたファースト・コンタクト。だがこれは、最悪の事態の始まりであった。
戦いに至上の価値を見出すクリーラは、その戦いによって様々な種族を滅ぼしてきた。
そして今回、その戦いの相手に人類が選ばれてしまったのだ。

ファースト・コンタクトで唯一、生かして残された兵士は情報を地球に持ち帰る。
こうして始まる、クリーラvs人類の戦いの行く末は?

■良かった点

さあ、戦争だ!!

バトルものエンタメとして純粋に読んでいて楽しい、面白い!
完全にエンタメに徹しているところが良いですね。

クリーラはあらゆる面で女性のみが担い手となっており、戦うのも勿論、女戦士達。この辺は完全にビジュアル重視なのでしょうか?
クリーラの方が人類より圧倒的に科学技術も先をいっており、滅ぼそうと思えば簡単に人類など滅ぼすことが出来る。
ところが彼女たちは妙に生真面目で、対等な立場で戦っての勝利をこそ至上とする。
だからファースト・コンタクトでも全員を殺さず一人を戻し、さらに一年間という猶予期間、準備期間を与え、彼女たちとの戦いに備えさせる。
いざ戦いが始まっても、圧倒的な科学平気で人類をなぎ倒すのではなく、人類の戦闘レベルに合わせて肉弾戦、白兵戦を行ってくる! 彼女たちは団体戦ではなく、あくまでサシの勝負を美しいと思うわけですな。
だからもう、戦いが始まればSFとか全く関係ないです。バトルものであり、ミリタリーものである。
だって、刀やら鞭やらで戦うんですよ。
人類だって、銃や戦車とか、そういったもので圧倒的科学レベルを誇る異星人に立ち向かうんですから。というか、異星人達は戦車や銃器に対して生身で突っ込んでくる。
刀で戦車を突きさし、鞭で重装兵をなぎ倒す。楽しくないわけがないじゃないですか。

1対1で戦う時も、あくまで同じレベルの者を組み合わせて戦う。
そんな武士道精神を持った、女性異星人軍団。これでバトルが魅力的にならないわけがない。

作者は日本びいきでもあるのか、主人公の青年は侍的で刀を取り扱うイチロー。
彼の成長物語でもあるが、それよりもバトルが楽しい。
特に下巻の表紙にもなっているコイル軍曹と、彼女が率いる兵士たちの戦いが印象に強く残る。
いや、彼女の下で戦いたいですわー。

設定の面白さと圧倒的リーダビリティで一気読み必至の本作。
なんでこれが有名じゃないんだ!?
と、激しく強く言いたいほど面白さ抜群の一作です。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

とりあえず早いところ続きを読ませてください。
それしかないです。

 


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