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ミステリー 書評

【ブックレビュー】魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心(著:紺野天龍)

更新日:

【作品情報】
 作品名:魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心
 著者:紺野天龍
 ページ数:448
 ジャンル:ミステリー
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 魔法使いの真実度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : 一風変わったミステリーを読んでみたい

■作品について

人を不幸にしない名探偵を目指す大学生・志希が出会ったのは、自らを魔法使いと信じる女性だった。

依頼された事件は、師匠の死。
剣が宙を舞い首が落ちる事件で、獄炎使いも人形師も次々に犯行を自白するという異常事態を論理で解決せよ!

「探偵たるもの、依頼人を信じ抜くのです!」
魔法を信じる心に〈名探偵倶楽部〉の論理は届くのか。
青春の日々が蘇る、やさしいミステリ

■良かった点

神薙虚無に続くシリーズ2作目。
今回のテーマは魔法使い。

ある男が樽の中で剣を刺され、首を落とされて死んだ。
それを目撃したのは、自らを魔法使いと信じる女性で、目の前で死んだのは魔法使いの師匠。
魔法でないと説明できない事件、だけどそうなると魔法を使える姉弟子たちの誰かが犯人ということになる。
魔法を信じる女性を否定したくない、だけどそれでは犯人が女性の親しい人になってしまう。
どういう真実ならば女性を否定せずに幸せに終われるのか?
そんな結末を求めるミステリー。

魔法を信じる女性、麻鈴の姉弟子たちが次々に「自分が魔法で殺した」と告げてくる。
それを探偵役の来栖さんと助手役の主人公が論破していく多重推理。
彼女たちの魔法では殺せなかったと証明していくと、魔法ではない現実的な方法で殺していて魔法など存在しないということになる。
そこをどう覆していくのか。
推理を重ねながら最後に告げられる事件の真相。

魔法とは何なのか。
趣向をこらしてミステリーの一作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

主人公の心情的な描写が結構しつこく、この辺は合わない人はあわないかも。
そしてラストのオチともいうべきネタは、今どきこのネタを大真面目に繰り出してくるのはどうだろう、と思ってしまう。
もちろん、それを匂わせるような描き方もなかったわけじゃないけれど。
今どき反則なネタじゃないかなぁ。。。それを使っちゃあ、っていう。

 

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