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エンタメ 書評

【ブックレビュー】主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる3(著:駱駝)

更新日:

【作品情報】
 作品名:主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる3
 著者:駱駝
 ページ数:344
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 男の友情度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : シリーズファンの人

■作品について

蟹江の危機に月山の人気再燃。二度目の人生のトラブルは想定外の領域に!?

ラブコメ主人公、天田照人の二度に渡る謀略を打倒し、気づけば俺の高校生活は一度目の人生とは大きく変わっていた。
まさか脇役の俺が、美少女達と海に行く計画を立てている、なんて自分でも驚きだ。
少しだけ楽しみにしつつ――否応なくトラブルにも巻き込まれる。
「聞いてほしい話があるの。バイト終わったら、時間作って」
元天田ヒロインの一人、蟹江心の相談。正直スルーしたいが『美少女が困っているイベント』な以上、天田が介入する可能性は排除したい。
さらには『がっかりプリンス』月山王子の人気が再燃。
だが、人気者に返り咲いたというのに、どうしてお前が脇役の俺にグイグイくる?
家で二人きりで話したい? ……お前は俺のこと好きじゃないよな?

■良かった点

シリーズ三作目。
前二作まででとりあえず天田の攻撃をすべて回避した主人公。
さすがに三回連続で同じことを繰り返すのは物語的にも厳しいのでは?
そう思っていたら、今回は月山回!!
1巻、2巻とも、良いキャラではありましたが、ここでラブコメではなく友情回をもってくるとはね。
ちょっと想定していませんでした。

がっかりプリンスと周囲からの評価が高まった月山。
だけど主人公や天田との関係性が変わったことで月山の言動にも変化が生じ、クラスメイトからの評価や関係性もまた変動していく。

主人公とヒロイン達のかかわりもそうですが、やっぱり男友達の存在も重要ですよね。
今回の月山の行動、もちろん裏があるのだろうとは思いながら読んでいましたが、その真相であったり、それに対する主人公の行動は予想を裏切ってきました。
バカだけど真っすぐなやつなんですよ、月山は。
月山の家族との関係性についても描かれ、月山の行動の裏にあるものとかも分かってきます。
同時に、1巻で見えた月山の行動も見え方が変わってきたり。
この辺、初めから考えて書いていたのでしょうけれど、なかなかたいしたものだなとも思います。
月山がそういうキャラだったとは。

あとはやっぱりユズの可愛さでしょうか。
今巻でもすさまじく可愛いシーンがあり、そこは主人公に同意してしまいそう。
命が主人公に思いを寄せてくれていて、女子とのラブコメ展開も大切ですが。
同性の友人の存在というのは、また違う意味というか、大きな意味があるのですよね。

次回はいよいよ水着回でしょうか?
また一波乱あるのか、単純にお楽しみ回になるのか、待ちたいと思います。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

月山メイン話になるので、命の存在感がやや薄いかも。
ラブコメ感を期待している人には少し物足りないと感じるかもしれません。

 

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