ミステリー 書評

【ブックレビュー】ロートケプシェン、こっちにおいで(著:相沢 沙呼)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ロートケプシェン、こっちにおいで
 著者:相沢 沙呼
 ページ数:333ページ
 ジャンル:ミステリー
 出版社:東京創元社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 青春ミステリー度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 学園モノ、青春モノ、ミステリーが好きな人

 

■作品について

女子高生マジシャン、酉乃初。
彼女のことを思う須川。

前巻のクリスマスで二人の距離は近づいたと思ったのだが・・・?
新しい年を迎えた須川の前には、またも学園絡みで日常の謎が待ち受ける。
モヤモヤした気持ちを抱えながら、どうにか問題を解決したいと思う須川は初を頼る。

学園青春ミステリーの第二弾。

【関連レビュー】
「午前零時のサンドリヨン」

■良かった点

前作、「午前零時のサンドリヨン」に続く本作では短編が5編、収録されている。
人が死なない「日常の謎」、それも学園の中で今回は特に人間関係に謎をクローズしている。
高校生、思春期特有の人間関係とでもいおうか。
友達と同じことを言わないと、共感しないと、仲間外れにされるかもしれない。
自分はそう思っていなくても、影響力の強い子の言葉に頷いてしまう。
そんな中で捻じれた人間関係や友情に傷つく女の子達の思いを初が紐解いてゆく。

当然、謎を解いたからといって「良かったね」とはならない。
苦い思いをするし、苦しむし、傷つく。それでもどうにかして前に進もうとする高校生達の切ない思いが、叫びが、届いてくるように感じられる。
こういうのはやはり、中学、高校生ならではのものなんだろうなぁ。

短篇が全て繋がって一つの謎が解けるのも同じ構図。
今回はちょっと語り手が変わって視点も変わり、それ故の謎というかがある。
それを推理するのがメインかな?

前作同様、ビターな青春ミステリー。でもミステリーは薄めで、甘苦い人間関係、恋愛模様の方が強いかな?

■ここが改善できるともっとよかったかも?

全体を通した謎がちょっと、最後に解き明かされても、ちょっと後出し的に感じちゃうかなぁ。
須川が頑張っているとはいえ、笹本さんとの持ち物取り違えくらい、さっさと言えよと思ってしまった。
あと、前作読んでいる前提ですね。

 

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