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ミステリー 書評

【ブックレビュー】セーラー服と黙示録(著:古野まほろ)

更新日:

【作品情報】
 作品名:セーラー服と黙示録
 著者:古野 まほろ
 ページ数:343ページ
 ジャンル:ミステリー
 出版社:角川書店

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 続きが気になる度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 色々薀蓄を知りたい

 

■作品について

孤島に設立された探偵養成学校、聖アリスガワ女学校。
その卒業試験、鐘楼に設置された密室にて「奇跡」を起こすこと。
試験に臨んだ二人の女子生徒が翌日、鐘楼先端の十字架に磔となった死体で発見された。
この謎を解くため、三人の女子生徒が立ち向かう。

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■良かった点

作者の古野まほろ氏は何かとお騒がせのようですが、その辺の事情にはあまり詳しくないので、作品の内容だけに絞ります。
絶海の孤島に設立された、探偵養成の学校、しかも女学校。
荒唐無稽な設定ですが、これはもうそういうものなんだと受け入れるしかありません。
物語の前半は、ある意味、設定の紹介と登場人物紹介を兼ねているような感じ。
探偵養成学校とはいえ、通っているのは女子高校生。彼女たちの学園ライフ、そして探偵の勉強とは、といったようなことが描かれている。
そんな学園生活における卒業試験にて、不可解な殺人事件が発生する。
謎に立ち向かうは三人の女子高校生。
三人の立ち位置が面白く、それぞれ、


・ホワイダニット
・ハウダニット
・フーダニット


を得意としている三人。それぞれが特定の分野に秀でており、一つの事件に対して自分の得意分野から謎の解決に迫っていく。
そしてそれぞれが論理的に展開されてゆく。
捜査方法の違い、考え方の違い、そういったものが読んでいる中で味わえるのはなかなか楽しい。

ミッション系の学園を舞台に、キリスト教などの知識も展開され、その特異な設定の中で謎を解き明かしていく。
登場人物の女の子達はラノベ的に特徴だっており、世界観ともあわせて、合う人は合う、合わない人は駄目、そういう風に分かれるのではないだろうか。
私は、嫌いじゃない。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

今回はシリーズ最初ということで、まだまだこれからというものを思わせる。
ミステリーという点では、今後の作品の方が強い。
とんがった作品なので、そこをどうとらえられるか。

 

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