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【ブックレビュー】ソラリスの陽のもとに(著:スタニスワフ・レム)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ソラリスの陽のもとに
 著者:スタニスワフ・レム
 ページ数:317
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 怖さを感じる度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 考えさせられるSF作品を読んでみたい

 

■作品について

意思を持った海に表面を覆われている惑星ソラリス。
惑星の謎の解明のためにやってきた研究員たちは、変わり果てた姿となっていた。
心理学者のケルヴィンもまた、ソラリスに取り込まれていく・・・

■良かった点

とにかく、ソラリスの海、これが恐ろしい。
これはファースト・コンタクトものに数えられるのか。
知性を持った海、なのだが、本当にそうなのか? というところも考えさせられる。

惑星にやってきた研究員たちはステーション内で徐々に追い込まれ、パニックに陥っていく。
それがまたソラリスによって引き起こされているものなのか、それすらも分からない。
よく言われることで、怖いものは何かと言われると、見えないもの、分からないものが怖いという。
ソラリスはそれをまさに地でいっている。
ホラー作品ではないのに、静かに背後から、あるいは周囲から徐々に距離を縮めて迫ってくる静謐な怖さ。

見知らぬ生命体との初めての遭遇、色々なところで描かれている。
仲良くしようとしたり、戦いになったり、分かり合おうとしたり、様々な展開がある。
が、それらのどれとも全く異なるベクトルで繰り広げられるコンタクト。
そもそもコンタクトしているのかとすら疑問に感じさせられる、静かに進んでいくのが凄い。
盛り上がりとか、クライマックスとか、そういうのを期待するものではない。
それでも終盤に至って衝撃を受ける。

なんというか物凄く説明し辛いなぁ。
難解ではありつつ、だからといって読み辛いわけではない、という作品でもある。

私が読んだのは飯田規和氏訳の「ソラリスの陽のもとに」だが、沼野充義氏訳の「ソラリス」では違うのかもしれないが、残念ながらそこまでは読んでいなかった。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

いやー、退屈だと思う人もいるでしょうね。
ソラリス学の講義とかいらん、と思っちゃうかも。

 

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