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SF 書評

【ブックレビュー】三体Ⅱ 黒暗森林 上(著:劉慈欣)

更新日:

【作品情報】
 作品名:三体Ⅱ 黒暗森林 上
 著者:劉 慈欣
 ページ数:336
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ぶっとび度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : とにかく楽しませてくれる作品を読みたい

 

■作品について

地球より遥かに科学の進んだ三体文明。 人類に絶望した天体物理学者・葉文潔のメッセージを受け取り、三体文明は侵略艦隊を編成して地球へと向かう。

地球に到達するのは四世紀以降も先の話。

未来の決戦に向けて動き出した人類は防衛計画を考えるが、人類の活動は三体文明から送り込まれた極微スーパーコンピュータ・智子(ソフォン)に監視されていた。

そこで人類が考え出したのが「面壁計画」

人類の運命は、四人の面壁者に託された。

■良かった点

とりあえず上巻を読んだところまでの感想なので、点数は暫定です。
ある意味、期待値も込めての所である。

前作にⅠにて三体文明が明らかになり、四百数十年後に起こる週末決戦に向けて動き出した人類。
しかし、人類の活動は智子によって三体側に筒抜け!
ということで発案されたのが「面壁計画」
いや、このような計画を考えること自体が面白いわ。
まあ確かにこの計画ならと思える部分と、「おいおい」と突っ込みたくなる部分、両面を持ち合わせていますね。
でも、それでこそSF! というのが良い。
それくらいぶっ飛んでいないと、エンタメ作品として面白くないですからね。

人類の命運を託されたのは4人の面壁者。
彼らは優れた政治指導者であったり、科学者であったりする。
そのうちの一人、元天文学者であり大学教授であるルオ・ジーが主に本作の主人公として動いている。
このルオ・ジーもまた特徴的というか個性的というか。。。
なんというか強烈な夢小説を本作内で見せてくれるとは思いませんでした。
あそこまで書くのは、今後、何かあるのですかねぇ。

とにかく、「面壁計画」がどのようになるのか。
三体文明とどうぶつかっていくのか。
それを知るためには下巻を読むしかない(というか、下巻でどこまで描かれるのか、というのもあるが)

下巻に繋げるためにも、当たり前ですがこの上巻で色々な要素をしっかりと頭に入れておきましょう。
先が読めない展開。
だからこそ先が気になる。
それを感じさせてくれる上巻です。

あと、途中で銀英伝が出てくるのがなんか嬉しい。

 

■ここが改善できるともっとよかったかも?

やっぱ人名が覚え辛いのは致し方ないですかねー。
あと上下巻というのが。
そこまで厚くないし一冊で良かったのでは?

あとねー。
人によるのかもしれませんが上巻はいまいち熱中できないというか、夢中になれない気がします。
ルオ・ジーのあの性格、言動だからのめり込めないのかな。
夢小説な展開も、必要だったのか? と思えちゃうし。

 

 

 

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