こんにちは、神門です。
世の中には女の子みたいな男の子っていますね。
美少女にしか、可愛い女の子にしか見えない! って感じの。
でもそう見える男の子って、見る方が男女によって変わったりもします。
それは置いておいて、「隣の君が一番かわいい」1巻の感想です!
作品情報
作品名 | 隣の君が一番かわいい |
著者 | 鳥井まあ |
出版社 | KADOKAWA |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | かわいい×かわいいのラブコメ |
作品の感想
星川くんは、ぱっと見るととっても美少女!
しかも見た目だけではなく、持っている小物なんかもとても可愛いものばかり。
それは星川くん自体が可愛いもの、女の子っぽいものが好きだから。
だけど、そういう見た目なんかもあって過去に女みたいだとからかわれた経験から、あまり周囲とつるむことなく、愛想の悪い学園生活を送っていました。
そんな星川くんが高校に進学し、隣の席になったのが小日向さん。
ふわふわとした感じの小日向さんも可愛いものが好きで、入学初日に自分も好きな小物を持っていた星川くんのことを目に留めてから気になる存在になっていました。
そうして隣の席になると、好みが合うこともあってよく話をするように。
しかも小日向さんは星川くんの可愛さを皆にも知ってもらいたい、なんて思っていてグイグイくる。
そしてそんな小日向さんのことを星川くんは好きになっていて。
お互い、
隣の君が一番かわいい
と思っている同士のラブコメが開幕するのです!
「隣の君が一番かわいい」 1巻 鳥井まあ/KADOKAWAより 引用
ということで、星川くんは美少女みたいですが、決して女装男子や男の娘というわけではありませんが、可愛いです。
あ、でも作中で小日向さんと買い物にいって女装させられちゃいますけどね。
でも小日向さんが喜んでくれるし、星川くんも可愛いものが好きなので、なんだかんだノリノリで女装してくれたり。
可愛い二人のやり取りはみているだけで可愛いですね。
お互いがお互いのことを可愛いと思っていて、自分よりも相手が、な距離感がなんとなく良い。
小日向さんは誰とでも仲良くなれるタイプの女の子で、星川くんにもグイグイ迫っていきます。
しかし星川くんはその距離感にちょっと戸惑います。
迷惑しているとかそういうことではなく、
これって自分のこと男として見ていなくて女友達の感覚なのでは・・・・?
と。
「隣の君が一番かわいい」 1巻 鳥井まあ/KADOKAWAより 引用
小日向さんのことが好きな星川くんにとっては問題ですが、仲良くできるのでそれはそれで嬉しいわけで。
- メイクをしてもらったり
- 一緒のパフェを食べに行ったり
男として見て欲しいけれど、女友達的な感じの方が距離感が縮まる。
しかも星川くんときたら、イケメンな美少女の様がとても似合っていたりもするわけで。
一方の小日向さんも、別に星川くんのことを女友達として見ているわけではなく。
あくまで星川くんのことを男として見ていて、だけど物凄く可愛いんだよ、ってことを星川くんにも他の人にも知ってもらいたい感じ。
そして小日向さんは可愛い女の子なんだけど、ちょっと男らしいところもあったりして。
星川くんは別になよなよしているわけではない。
小日向さんも別に男勝りというわけではない。
そんな微妙なバランスも見ていて楽しい。
二人は学校でも普通に仲良くしているわけで、そういう場面を他の生徒に目撃されると
百合だ
なんて思われたり(笑)
「隣の君が一番かわいい」 1巻 鳥井まあ/KADOKAWAより 引用
物語も、二人だけではなく星川くんのお姉さんや妹が出てきたり、小日向さんの友達の宮下さんが絡んできたり、星川くんが推しに似ているからと推してくるイケメン男子が登場したりと、ちょっと膨らみもみせてきます。
二人の関係が壊れるような作品の雰囲気ではありませんが、どんなふうに二人の仲が進展していくのか楽しみです。
出来れば、やっぱり百合な感じで進んで欲しいですね。
その辺も、次巻以降を楽しみにしたいと思います!