みなさんこんにちは、神門です。
今回も(?)女装ものいきます!
TS系、女装系は、外せませんからね!
阿部花次郎先生の描く『双子の男女がわからない』1巻の感想です!
作品情報
作品名 | 双子の男女がわからない |
著者 | 阿部花次郎 |
出版社 | 講談社 |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | 新たな気持ちに目覚めるハイテンション・ラブコメ |
作品の感想
主人公の卓志は幼い頃に大好きだった幼馴染の女の子がいた。
勇気を振り絞って将来結婚してほしいとプロポーズすると、相手の女の子も頷いてくれた。
しかしその直後、ライバル会社同士である互いの祖父同士が喧嘩をして相手と絶縁。
相手の女の子とも会えなくなってしまいました。
離れ離れになってから10年、卓志は血のにじむような努力を重ねて祖父に認めらえるようになると、幼い頃に結婚を約束したあの子との結婚を許して欲しいとお願いします。
卓志の熱意にうたれた祖父は、卓志の願いを受け入れることにします。
ついに、大好きだった彼女と10年ぶりの再会をすることができると喜んでいた卓志でしたが、卓志の前に現れたのは二人の美少女。
そういえばあの女の子は確かに双子だったけれど、それは男女の双子だったはず。
名前を呼べば分かると、「なぞむ」ちゃんと彼女の名前を呼ぶも、二人の女の子(?)の名前は
和(なごむ)
と
望(のぞむ)
卓志は名前を間違えて覚えており、しかも卓志の覚え方ではどちらのことを示しているのかも分からない。
和と望、どちらかは大好きだった女の子、どちらかはその双子の兄。
結婚の期限は決まっているのに、二人とも可愛すぎてどっちが大好きなあの子か分からない!!
しかも結婚に向けてそんな二人と三人で同棲生活!?
こうして卓志の双子男女とのラブコメが開始されるのでした。
「双子の男女がわからない」 1巻 阿部花次郎/講談社より 引用
ということで。
女装モノではあるけれど、双子のうちどっちが女装しているか分からないというもの。
和は黒髪でややショート気味。
「ボク」が一人称でおしとやかな感じで裁縫が得意だけれど料理は壊滅的、私服でスカートを持っていない。
望は茶髪でロング。
「僕」が一人称で言動もちょっと乱暴で、料理が得意でお洒落にこだわっていて可愛い服を沢山持っている。
ぱっと最初の感触では望の方が男の子っぽいけれど、意外と和の方が男と思えるようなところもあったりして。
それでもって二人とも可愛くて良い匂いがする!
卓志の頭はこんがらがって、双子のどちらにもときめいてしまいます!
そりゃそうだ、こんな可愛い双子なら男の子だとしてもときめいちゃいますよね!(ん?)
「双子の男女がわからない」 1巻 阿部花次郎/講談社より 引用
しかし二人のうちいずれかが女装をしているのにも理由があって。
二人の家の禅米家は
- 男は跡取り 情を捨て勉学にはげめ
- 女は政略婚で家に貢献しろ
なんて言われる家庭で、それが嫌で女装して二人とも女の子の姿をしている、と卓志は考えます。
二人に自分の理想の女の子を押し付けようとするのではなく、二人が今の状態でいることを理解したうえで二人を共に受け入れようとします。
とはいっても、一人は女装した男の子なのでなんともなところですが。
双子ということで、和のターンのあとは望のターン、みたいな感じで話は進み。
1巻の時点ではどちらがどちらともいえないし、ちょっとだけ望がリードしたか?
しかしリードしたとして、望がもしも男の子だったらどうするんだ、というのもありますが。
「双子の男女がわからない」 1巻 阿部花次郎/講談社より 引用
どっちも可愛いしどっちも女の子にしかみえない。
そんな卓志はいよいよ次巻より、双子が通う学校に行くことになります。
予告を見る限り、学園でも二人は女の子として通っており、しかもファンクラブというか親衛隊がいるくらい人気があるみたい。
卓志も苦労しそうですが。
あれだけ可愛ければ、女装した男の子の方を選んじゃってもきっとラブラブで結婚できるでしょう。
いや、むしろ展開的にはそっちの方が良いか!?
ちょっとハイテンションな女装含めてのラブコメ、この先の展開も楽しみです!