【作品情報】
作品名:ゲーム部はじめました。
著者:浜口 倫太郎
ページ数:336
ジャンル:エンタメ
出版社:講談社
おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
べたな設定、展開度 : ★★★★★★★★★☆
こういう人におススメ! : 安定したエンタメ作品が好き
スポーツ強豪校の星海学園の高校一年生、七瀬遊は身体が弱く運動ができない。
運動部のマネジャーにも気が進まない中、不思議なイラストが描かれた
「ゲーム部」の勧誘チラシを発見する。
部員5人を1ヵ月以内に集めなければ部の設立は不可!?
ゲーム甲子園で優勝しなければ廃部!?
苦難を仲間と乗り越えられたなら、それは青春だ。
なんというかもう、全てがベタ!
スポーツ強豪校で文科系のクラブは肩身の狭い思いをしている星海学園。
学園に通う主人公の七瀬遊は体が弱く、どの部活に所属するべきか迷っているところ、”ゲーム部”と出会う。
ところが”ゲーム部”とは名ばかり、所属しているのは一人の同好会で、部員を五人集めないと消滅してしまうという。
ゲーム部を立ち上げた少女、くるみに惹かれた遊は、ゲーム部に所属して仲間を集め始める。
なんとか5人に達して部に昇格するも、部の存続条件として全国大会に出場すること。駄目だった場合は廃部になるという。
プロゲーマーを目指している成道といった部員達と力を合わせ、強豪校に挑む!
体の弱い遊は幼い頃からピアノをやっており、ピアノの指さばきがゲームの操作に役立つ能力となり、めきめきと実力をあげていざゲーム甲子園に!
書いていても、なんというかまあどこかで見たような設定や物語の流れである。
が、ベタだからこそ安心して読めるというのもある。
期待を外さない展開に、やっぱりなと思いつつも安心して読み進めてしまったり。
体が弱くてスポーツを諦めざるを得なかった遊がゲーム(eスポーツ)にはまり熱中。
仲間たちと力をあわせて強敵に挑むというド直球。
講談社タイガというレーベル的に、対象年齢層は若い人メインだろうから、それはそれでよい。
ライトにさらっと、あっという間にラストまで読めちゃいます。
母親の件は必要だったのか。
安易に人を亡くならせるのはどうかと思うのだが。