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ミステリー 書評

【ブックレビュー】リア王密室に死す 〈新装版〉(著:梶龍雄)

更新日:

【作品情報】
 作品名:リア王密室に死す 〈新装版〉
 著者:梶 龍雄
 ページ数:418
 ジャンル:ミステリー
 出版社:徳間書店

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 復刊する価値あり度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 名作の本格ミステリを楽しみたい人

■作品について

7人のエリート学生の友情を引き裂く毒注射の密室+焼かれたノートの謎

「リア王が変なんだ! 中で倒れてる!」
京都観光案内のアルバイトから帰宅した旧制三高学生・木津武志は、〝リア王〟こと伊場富三が、蔵を転用した完全なる密室で毒殺されているのを発見する。
下宿の同居人であり、恋のライバルでもある武志は第一容疑者に──。
絶妙の伏線マジック+戦後の青春をリリカルに描いた〝カジタツ〟ファン絶賛の名作復刊。

■良かった点

梶 龍雄先生の復刊コレクションです。
かの有名な「竜神池」は手元にあるので、こちらを改めて購入いたしました。

時は戦後の日本。
旧制三高学生・木津武志を中心に、その下宿で発生した同居人の死の謎に迫ります。
密室殺人の謎、そしてそもそもなぜ〝リア王〟こと伊場富三が殺されたのか?
そういうミステリーとしての完成度の高さはもちろんなのだけど、この時代の中で生きる若者たちを描いた学園青春ものでもある。
個性的な学生たちが、自分自身の思いであったり、その個性であったり、打ち込むものであったり。
そういう中で築かれた人間関係、友情、恋愛模様。
ただ清々しい若者らしさだけではなく、その裏にあるドロドロとしたもの。
田舎の名家やその中での立ち位置とか、様々なことをある意味で伏線にして描いている。

構成の妙としては、出題編として学生時代のことを描き、解答編として30年後の時代を描いている所。
学生時代は終わり、大人となったかつての旧制三高学生・木津武志。
新たにリア王の死の謎とその背景をみつけていく。
そこには、当時には分からなかった、旧友たちの背負っているものは事情などがあって。

本格推理にノスタルジックなものをあわせてのせた一作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

学生たちがあだなで呼び合うのですが、それが、誰が誰だかわかりづらい。
30年後では実名で呼んだりして、なかなか結び付かなかったり。。

 

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