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エンタメ 書評

【ブックレビュー】成瀬は天下を取りにいく(著:宮島未奈)

更新日:

【作品情報】
 作品名:成瀬は天下を取りにいく
 著者:宮島 未奈
 ページ数:208
 ジャンル:エンタメ
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 成瀬あかりの魅力度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : まっすぐな青春小説が好き

■作品について

2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。

■良かった点

成瀬あかりを中心とした連作短編小説。
中には成瀬ではない人を描いた作品もあるけれど、物語としては一続きになっている。

なんといっても、成瀬あかりというキャラクターであり、成瀬の幼馴染の島崎のキャラクターであろう。
成瀬の強烈さが強いかもしれないけれど、その成瀬を受け止めてくれる島崎がいるからこそ物語として面白くなっている。
島崎がいなかったら、勢いだけで終わっていたかもしれない。
それくらい島崎というキャラは大事だと思うし、成瀬自身にとっても大事だということが作品内で描かれている。

物語の舞台は滋賀。
大津に住む中学二年生の女の子、成瀬あかりが、高校3年生まで過ごした日を描いている。
といっても細かく描いているわけではなく、短篇のエピソードが進めば1、2年が過ぎ去っているのだけど。
そのエピソードでは、成瀬が「やりたい」、「やろう」と思ったことを描いている。
何か大きいことをやるわけではない。
本当に出来るか分からない。
ただ成瀬は、やろうと思ったことは必ず実行する。
なんだろうな、ただそれだけで凄いなとも思える。

閉店が決まった西武大津店に毎日通ってテレビ中継に映る。
M-1に挑戦する。
髪の毛が1か月で1センチ伸びるのを証明するため丸刈りにする。

誰にでもできそうなことだけど、だけど実際には難しい。
だけど成瀬はとにかくやってみるんだよ。
その結果、周囲にどう思われるとかは気にしていない。
天上天下唯我独尊、そう見えて、別に他人のことを考えていないわけではない。

そんな成瀬を受け止める島崎。
それもただ受け止めるだけではなく、言うことは言うし、出来ないことは出来ないというし、距離も取ることはある。
それでも成瀬あかり史を見届ける者として、必要なところは付き合い続ける。
成瀬も、そんな島崎だからこそ頼りにしているわけだ。

成瀬あかり史はこれで終わるはずもない。
この先もどのような道を歩み続けていくのか、読んでみたい。
そう思わせる青春小説。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

楽しいけれど。
あっさりしているといえばあっさりしている。

 

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