こんにちは、神門です。
次にくるマンガ大賞を受賞した『推しの子』ですが、個人的には次どころかもうとっくにきていますよ!
ということで『推しの子』5巻の感想です!
作品情報
作品名 | 推しの子 |
著者 | 横槍メンゴ、赤坂アカ |
出版社 | 集英社 |
紹介対象の巻 | 5巻 |
ジャンル | 芸能界を舞台にしたサスペンス? |
作品の感想
4巻では有馬かな!
ここでこうきたか!
と唸らされる展開を見せてくれました。
そして4巻の引きから続くのが、2.5次元舞台編!
かなとあかねのバチバチで始まる2.5次元舞台『東京ブレイド』は、果たしてどのような展開になるのか楽しみな5巻です。
そして5巻はずっと2.5次元舞台編で今までのスピーディな展開は変わらずも、ちょい長めですかね。
この5巻でまだ結末を見せませんから。
さて、その2.5次元舞台ですが、まずはメンバーの顔合わせから稽古へと入っていくわけですが。
アクアがちょい役で出演した『今日あま』や恋愛リアリティショーとは異なります。
俳優も実力のある人がそろっていて、今までみたいに若手俳優を推すだけのものとは異なります。
あとついでに、『今日あま』で、かなの相手をした若手(大根)俳優の鳴嶋メルトも出演で、ちょっと意外な再登場。
彼も『今日あま』から修行は積んできたようで、どのような姿を見せるか楽しみです。
鏑木に推されて出演するメンバーに加えて、あかねが所属する劇団ララライの実力派たちもそろっていて、その中にはララライの看板俳優で月9主演俳優の姫川もいる。
更にかなの相手が姫川であり、かなは演技に遠慮をする必要がなく、本気を見せます。
かなの本気を見て、あかねも焦り始めたりも。
「推しの子」 5巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用
さて、今回はどんな問題が待ち受けるのかと思ったら、
原作者vs脚本家の問題
でした。
原作のある作品を2.5次元舞台にするということは、内容について原作者の了解が必要になるのは当然のこと。
しかしながら舞台にするにはいろいろと原作と変更する必要もあります。
舞台には制限もあるので当然のこと。
物語展開や登場人物の性格や設定。
大きく変わるものから、ちょっとした変更まで様々。
原作漫画であれば時間をかけて書き込み、読者の方も時間をかけて読み込んで理解していくことができます。
ですが2~3時間の舞台で観客に伝えるためには、わかりやすくるような改修も必要になってくる。
原作がありながら、原作とは違う物語やキャラを自分のものにしないといけない。
キャラに入り込むことで役作りをするあかねは、そこに苦戦します。
さらに、その改修内容について、実は原作者の鮫島アビ子が納得していなかった!?
「推しの子」 5巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用
アビ子先生は、『今日あま』の原作者・吉祥寺頼子の元アシスタントで、かなり癖の強い変人。
一度は説得を受けて脚本に納得したものの、稽古を見てやっぱり脚本にダメ出し!?
しかも、脚本全部を書き直せ!?
という無茶な要求をしてきます。
原作者がOKを出さなければ脚本にGOは出せません。
脚本家ともずっとやりとりをした上でできあがった脚本に今更NGを出すのは・・・と思うものの、原作者には原作者の、脚本家には脚本家の考えがあるわけで。
ここで理解させられるのが、脚本家は”舞台”でどう見せるかを考えて脚本を作るということ。
照明であったり、客席との距離であったり、舞台装置であったり、様々な舞台の要素を考えてそれらを活かし、なおかつ原作の良さも活かしたものにしようと試行錯誤する。
原作者は当然、漫画という見方でしか考えることはできないわけで、そこに大きな差があるのは当然のこと。
その差を埋めるため、アビ子と脚本家、そしてプロデューサーがとった解決策とは・・・
そしてその結果、演じる俳優たちには新たな試練が!?
特にアクアにとって、なかなか厳しいものにもなっていて、思いがけないアクシデントに!?
「推しの子」 5巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用
というところで次に続く!
アクアは果たしてどのようにして乗り越えるのか。
今までは、アクアは横からサポートして課題を解決すル立場でしたが、今回はアクア自身が乗り越えなくてはいけない問題。
さてさて、どうする?
そして2.5次元舞台はどんな本番になるのか。
うーん、やっぱり続きが早く読みたい!