エンタメ 書評

【ブックレビュー】完パケ!(著:額賀澪)

更新日:

【作品情報】
 作品名:完パケ!
 著者:額賀 澪
 ページ数:282
 ジャンル:エンタメ
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 直球青春モノ度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 小細工なしの青春小説が好き

 

■作品について

経営難の噂がある映像大学で卒業制作のドラマ映画を撮影する。
監督になれるのは一人。
友人同士でもある安原と北川は、監督の座をめぐりコンペで競い合う。
その結果、果たしてどのような映画が撮影されるのか?

■良かった点

王道的な感じではあるけれど、分かりやすく読みやすい。
なんでもできる、撮影も、コミュニケーションも、プレゼンも、そつなくできる天才肌の北川。
不器用だが、愚直で一心不乱に妥協することなく臨む安原。
対照的な二人がぶつかりあい、そしてコンペの結果を受けて映画撮影では二人三脚で進んでいく。
それぞれが、自分にないものを持っている相手のことを凄いと思うと同時に、自己嫌悪に陥ったりもする。
そういう悩みや葛藤などを抱えながら、遠慮したり、ぶつかりあったりしていく。
まさに青春小説。

映画監督と役者さんがぶつかるところとか、監督の思いにこたえるために動くカメラマンや編集とか、そういう思いも読んでいる中で汲み取ることが出来る。
映画って色々な人の力が必要なんだろうけれど、やっぱりどんな作品でも監督がどんな作品を作りたくて、それを汲み取れる周囲。あるいは監督の思いを伝えられる存在が重要なんですね。

とにかくもう、直球勝負。
恋愛とか、そういうのもない。
夢に向かい、夢を信じて、恥ずかしいくらいに前進していけるのは若者の特権なのかもしれない。
若かりし気持ちを取り戻したい時には、手に取って読んでみると良いかも。
熱さを感じたまま最後まで一気読みするような作品。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

安心して読める予定調和だけど、だからこそ驚きはない。
でも、意識してそういうものを書いたのだろうから、そこに文句を言うべきではないのだろう。

あと、安原はおばさんにどれだけ怒られても仕方ないだろう。

 

完パケ!

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