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【ブックレビュー】株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者(著:喜多川泰)

更新日:

【作品情報】
 作品名:株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者
 著者:喜多川泰
 ページ数:351
 ジャンル:エンタメ
 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 優しい物語度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 行き詰っている人

■作品について

人生は、いつでも、何度でも、どこからでも、やり直せる。
人は日々の生活の中で、自分が抱いていた夢や希望をいつの間にか忘れてしまう。
5人の登場人物は、十年前の自分が未来の自分に宛てて書いた手紙を読むことを通して、
自分が素直な気持ちで実現したかった夢、抱いていた希望に気づく。
そして自分自身からのメッセージに背中を押され、前に進み始める。

その手紙を届ける主人公自身もまた、5人の人生に触れていく中で、自分の本音に気づき、新たな人生の一歩を踏み出す。

■良かった点

経営していた会社を倒産させてしまった主人公。
全てを失い、それでも生きるために就職しなければならない。
新しく決まった勤務先は、

株式会社タイムカプセル社

配属された先では、タイムカプセルなどに埋められた未来の自分宛の手紙のうち、届けられなかったものを本人に届けるという仕事。
いやー、こんな業務が本当にあったら凄いですね。
主人公はいきなりそこで働き始めるわけですが。
その手紙はとある中学生が卒業記念に、10年後の自分に向けて書いた手紙。
中学生も10年経てば25歳、子供から大人になり、中学生時代の夢や希望の通りにいかなくなっているなんて当たり前で。
色々と屈折した思いを抱いていたり、挫折したり、現実に押しつぶされそうになったり。
そういう人達に手紙を届け、受け取った人たちはかつて自分が抱いていた夢や希望に気付く。
そして、そこからまた新たな一歩を踏み出すことになる。

人は、やり直すことが出来る。
そういうメッセージを込めた作品か。
届ける相手だけではない、主人公自身もまた新たな一歩を踏み出すためのきっかけとなる。
登場する人が優しい人ばかりでもあり、優しい気持ちになりたい人、爽やかな気分になりたい人には是非。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

優しく綺麗な世界。
そういう世界を描いているのだろうが、それ故に物足りないと感じる人もいるかも・・・?
毒がまったくないので(ありゃいいってもんじゃないですが)

あと、一つの仕事が二週間て、労働基準法で週一回の休みは規定されていて、連続勤務の上限は12日なのですが。。
とかいっちゃいけないのか?
早く終われば残った日は休んで良いって、それはただそうして良いってだけで、業務上は二週間(14日間)勤務じゃ?

 

 

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