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【ブックレビュー】聖者が街にやって来た(著:宇佐美まこと)

更新日:

【作品情報】
 作品名:聖者が街にやって来た
 著者:宇佐美 まこと
 ページ数:366
 ジャンル:ミステリー
 出版社:幻冬舎

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 犯人の意外性度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : ドラマ的なサスペンスとか好き

 

■作品について

古くからの街並みと、新たに立ち並ぶ高層ビル群。
そんな新旧が入り混じる街で発生した連続殺人事件。
現場には必ず花が残されていた。
そんな街で花屋を営む桜子と娘の董子。董子は街を盛り上げるミュージカル企画の主演に抜擢されて張り切るが、董子の身にも不穏な空気が漂ってきて・・・・

■良かった点

最初、もうちょっとおどろおどろしい作品なのかなと思っていた。
タイトルでなんとなく不穏な空気を感じたのだが、読んでみるとそのようなことはなかった。

発生する連続殺人を追いかけるわけだが、どちらかというと主題は花屋の母娘。
娘の董子がミュージカルの主演に抜擢し、喜び、頑張り、落ちこんで。
同年代の男の子と出会い、少しずつ関係がよくなって、でもなんだか相手はちょっと不審な感じで。
ミュージカルに恋に、青春する様がなんとなく微笑ましい。
逆に、中盤までは殺人事件がどのように関わってくるのかがなかなかわからない。
殺人事件が起きてもちろん気を付けはするのだが、どこか別の場所のことで、董子達には関係なくうつる。
それが、終盤になるとつながってくるわけだ。

背景には様々なことがある。
違法ドラッグ、母親と子の関係、ネグレクト、LGBT。
更には下町的な情緒に、冒頭でお伝えしたような少女の青春的なもの。
色々と盛りだくさんに詰め込まれている。

文章は読みやすく、扱っているテーマは重くても暗くならず進めることが出来る。
大きな癖がなく、誰が読んでも楽しめる作品に仕上がっていると思う。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

誘拐された董子が助かる手段が・・・・いや、まあ、良いのですけれど。
現実にそんな都合の良いことがあるか? と。

 

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