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ミステリー 書評

【ブックレビュー】ボーンヤードは語らない(著:市川 憂人)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ボーンヤードは語らない
 著者:市川 憂人
 ページ数:320
 ジャンル:ミステリー
 出版社:東京創元社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 漣の学生時代からの老成度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 独特の味わいのある短編ミステリーが好き

■作品について

U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。
謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。
ジョン少佐は、士官候補生時代のある後悔の念から、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を依頼する。

といった表題作など、シリーズの主要キャラクターたちの過去を描いた短編集!

■良かった点

シリーズの第4弾は短編集。
それも現在ではなく、登場人物たちの過去に関する物語。

ジョン・ニッセン少佐の空軍基地内での事件。
漣が高校生時代に遭遇した事件。
マリアがハイスクール時代に発生した事件。
そして、マリアの下に漣が配属された直後の事件。

どの作品も短編だからという部分もあるが、謎はそれなりに。
どちらかというと、主要登場人物たちを深堀するための作品と言っても良いのかもしれない。
特にマリアの過去とか、マリアと漣が初めて組んだ時の事件とか、そういう感じを受ける。

独特の世界、時代設定だけに、これまでの作品を読んでいないとその辺にはついてきづらい部分があるかもしれません。
現代ではないし、国も微妙に違ったり。
長編のように作品の中に没入していく感じは得られないかもしれませんが、短編は短編なりの味わいを楽しめます。
独特の世界と書きましたが、文章自体は癖もないので、読みづらくはありません。

長さも適度なので、ちょいとした時間に読むようにしてみるのもアリです。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

事件なので仕方ない部分もありますが、どの事件も解決しても気が晴れるとかそういうものではない。
あとはやはり時代が現代ではないので、そういう意味では今と違うインフラ設備なんだという前提が必要。

 

 

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