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【ブックレビュー】啓火心-Fire's out(著:日明恩)

更新日:

【作品情報】
 作品名:啓火心-Fire's out
 著者:日明 恩
 ページ数:544
 ジャンル:ミステリー
 出版社:双葉社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 消防知識役立ち度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : クセのあるキャラクターが活躍する物語が好き

 

■作品について

都内で違法ドラッグが製造していたと思われる部屋で火災が発生、現場には火災を助長するような物質が大量に。
不穏な空気を感じた雄大、その周囲に怪しげな人物達が登場し、何やら不穏な雰囲気に。 消防士・大山雄大のシリーズ第三弾。

■良かった点

雄大が異動した飯倉の消防署に関する情報(主に立地に依存するもの)がこれでもかと出てくる。
そうか、消防署もいろいろ大変なんだなと思わせられる。
狭さ、立地、周辺環境などなど。
さらに消防署の勤務体制や、その中での消防士の動き方、役割など、普段気にすることもないし知ることもないので、そういう点が細かに描写されているのはなかなかに面白い。

物語としては、ドラッグ製造場所の火災にまつわり、雄大が動き出す。
というか巻き込まれるというか、危ないと思いつつも逃げないので結果として巻き込まれてしまう。
いやいや、なんでそこで無視しないのよ、と思わなくもないが、それが雄大なんだろう。
裕二言う所の、馬鹿なところだ。
今作は動き、アクション的な部分があまり多くなく、色々と考える部分が多い。
その中で、火災が発生してからというよりも、火災を起こさないための、という考えが出されている。
発生させて後の対処も重要だけれど、予防の方がもっと大事だよね。
でも火災が発生しないと実戦経験は得られない。なんともジレンマ。

ドラッグ製造に関与して、ヤクザなどとも絡んでしまう雄大。
だけど、裕二に守という、ある意味反則的な仲間がいるので上手い事切り抜けちゃいます。
もちろん、雄大の度胸と運の良さってのもある。

この作品、シリーズは、火災、消防士ということで、身近であって身近でない、そういう存在を描いているのが良いのかも。
火事を起こしてしまったら、起きたらどうしようという思い。
でも、そうそう自分の周囲で起こるはずもないという思い。
気になるし、知っておいた方が良いけれど、普段は積極的に知ろうというものでもない。
だから本で読むと為になるし、読んじゃうところがある。

そんな風にも楽しめる作品である。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

こういう展開は展開で楽しませてくれるが、やはり消防士としての活躍を見たいと思ってしまう。
あと、消防署とかその他もろもろ説明的な部分が多く感じ、読み手としてその辺をどう受け取るかというのもあるかも。

 

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