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ミステリー 書評

【ブックレビュー】殺人犯 対 殺人鬼(著:早坂吝)

更新日:

【作品情報】
 作品名:殺人犯 対 殺人鬼
 著者:早坂 吝
 ページ数:236
 ジャンル:ミステリー
 出版社:光文社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 殺人の動機に驚くだろう度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : スピード感のあるちょい変則的ミステリーも好き

 

■作品について

孤島の児童養護施設に取り残された子供たち。
施設で暮らす網走一人は、悪質ないじめを繰り返していた剛竜寺とその仲間達を殺すべく部屋に忍び込んだ。
しかしそこで発見したのは、既に事切れて、しかも左の眼下に金柑を押し込まれている剛竜寺の死体だった。
更にその後も発生する、連続の殺人。
果たして殺人鬼は誰なのか、網走は殺人鬼の正体を探りながら、自らの計画も遂行していくが・・・・

■良かった点

タイトルを読んだ時は、かなりエグイ作品なのかなと思った。
そうしたら意外なことに登場人物達は基本的にみな少年少女と、殺人犯とも殺人鬼ともすぐには結びつかない。
一体どんな殺人犯、殺人鬼なのだろうかと読んでみると、ははぁ、なるほどと。

児童養護施設とくれば、様々な事情をもった子供たちが入ってくる。
そしてそんな子供たちだって、同じ空間に居れば上下関係や、いじめといった問題も起きるわけで。

いじめを受けて自殺を図り、意識不明となっている少女。
そのいじめを行っていた剛竜寺を殺そうとする網走だったが、自分より先に誰かが剛竜寺を殺していた。
島には殺人鬼がいる、だけど自分の計画も遂行するべく、網走もまた標的を殺していく。
複数の人間が島内で殺人を犯していき、果たして誰が本当の殺人鬼なのか?
そして殺人を繰り返していく動機は何なのか。
最後まで読ませてくれる。

明らかになる事実、殺人犯の正体とその動機は、「ええーっ」と思わせられる。
それは良い意味ととらえるべきか、悪い意味ととらえるべきか。
バカミスと紙一重とも思えるが、それが早坂作品の味といえば味なのかも。

終わり方は救いようがないものであるが、この作品であれば正解だとも思う。
コンパクトに、一気に読み切れる。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

タイトルから、殺人犯vs殺人鬼の迫力ある対決みたいなものを考えていたが、そういう作品ではなかった。
作品自体はなかなか読ませてくれるが、タイトルから期待して読むと肩透かしを受けるかもしれません。

 

 

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