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ギャグ・その他 マリア様がみてる

【マリみてSS(色々・ネタ)】福沢家の事情 ちょいエロ編(1)

更新日:

 

~ 福沢家の事情 ちょいエロ編(長女) ~

「ううぅっ、私、卒業してからもう10年近く経つのに……」
顔を赤くして、体をもじもじさせながら景が呟く。
「そんな、十分に学生として通じるくらいだって、景姉さん。うん、とても可愛いって!」
「そ、そう? ありがとう。祐くんがどうしてもっていうから着たけれど……やっぱり恥しいなぁ」
景は、高校時代の制服を身につけている。白地にグリーンのラインの入ったセーラー服に、ボータイ、チェックのスカート。
「恥じらう景姉さんも可愛いって、うん、サイコーだって、俺が言うんだから間違いないって」
「登場人物の気持ちを理解するには、登場人物になり切るのが一番だって……だからってコレは」
「いやいや、大切なことだって。ほら、ニーソとスカートの間の絶対領域だって、実際に体験すると違うでしょう」
「ひゃあんっ、や、祐くん、そんな撫でられたら……ふうぅっ」
手を伸ばして絶対領域部分を撫でると、景は小さく体を震わせた。
「ほら景姉さん、こっちきて、座って」
招かれるまま、ベッドの上に腰をおろしている祐麒の太腿の上に、景が座る。
「ゆ、祐くん、いつの間にこんなにエロエロな子に……」
「景姉さんがいけないんだよ、こんなに可愛いから。それに今さらじゃん、もう俺達、皆の公認なんだし」
太腿を撫でながら、ゆっくりとスカートの裾を捲っていく。縞々のパンツが見えてくる。
そのままスカートの中に手を入れ、むっちりとしたお尻を握る。程良い弾力が、心地よい。
「ちょっと、祐くん、こ、こんな昼間から駄目よ」
「本当に、駄目?」
「うぅっ……そ、そんな目で見られたら……。じゃ、じゃあ、ちょっとだけだから、ね?」
「やった! 景姉さん、それじゃあさ、実はその制服姿で……して欲しいことがあるんだけど」
祐麒に言われて、景は顔を真っ赤にした後、ためらいつつも頷いた。
そして祐麒の膝の上から下りて、床に膝をついて、頬に流れ落ちてくる髪の毛を指でかきあげ、上目づかいで見てくる。
「もう……私、フラ●ス書院文庫で書くわけじゃないんだけど……」
言いながら、景はゆっくりと、祐麒のズボンに手を伸ばすのであった。

 

~ 福沢家の事情 ちょいエロ編(次女) ~

「水野先生、最近ずいぶんとごきげんですね。何かあったのか」
「あれは恋ですね。それしかないでしょう」
「な、なにーーーーーっ!? お、俺の水野先生が、そんな……」
「いや、全く芽はなかったと思いますけれど……」
などという会話が職員室でかわされていることも知らず、蓉子は噂されている通りにご機嫌だった。
だって、だって、うふふ、長年の想いが叶ったのだから、それはもう嬉しくもなると言うものだ。
浮かれた気分のまま、放課後の音楽室に向かう。中に入ると、一人の生徒が佇んでいた。
「こら、福沢君、いつまで残っているの? 駄目じゃない、この時間はもう、ここは立ち入り禁止よ?」
「ええっ!? いや、だって、ここに呼び出したのは蓉子姉さんじゃんっ!?」
中にいた生徒、即ち祐麒は驚きの表情で蓉子を見つめる。
「何を言っているの、福沢君が私を呼んだんでしょう、相談があるっていうから来たのに」
「ん? 蓉子姉さん、さっきと言っていることに矛盾が……って、うわ」
祐麒の言葉を無視するようにして、抱きついてくる蓉子。良い匂いが、くすぐったい。
「あ……だ、駄目よそんな、ここは学校なのよ、それなのにこんなこと……それに私は教師であり姉でもあるのに」
「……あぁ、そういう設定?」
「せ、設定とか言わないの! 祐麒ちゃんの馬鹿っ!」顔を赤くする蓉子。
「はいはい……そんなこと言っても、俺、我慢できないんだ。だって先生が魅力的すぎるから……」ノッた。
「でも、駄目よやっぱり」
「そんな、それじゃあ、俺はいったいどうしたら」
「あ、福沢くんったら、こんなにして……でも、これも私のせいなのね……わかったわ、先生が、楽にしてあげるから」
「ええっ、蓉子姉さん、ほ、本当にっ!?」
跪く蓉子を見て、驚く祐麒。学校ではさすがに、キスまでしかしたことがない。
「だって祐麒ちゃん、本当に辛そうだから……それとも、や、やっぱりこんなエッチなお姉ちゃんは、嫌い?」
ちらりと、泣きそうな顔を向けてくる蓉子を見て。
「とんでもないですっ! 是非、お願いしたいですっ!!」
「そう、えへへ、良かった」
嬉しそうに笑う蓉子に、祐麒は心も体も蕩けそうになるのであった。

 

~ 福沢家の事情 ちょいエロ編(三女) ~

「ごめんね、祐ちゃん。あと少しだから」
「う、うん」
江利子の熱い視線が祐麒の身体を見つめている。普段は見せることのない真剣な顔つきは、まるで別人のよう。
最初に絵のモデルを頼まれたのは、いつだったか。ずっと断って来たけれど、卒業記念にと頭をさげられて断れなかった。
何せ江利子だ、どんな悪戯をされるかという不安もあった。だけど、絵に関しては、江利子は真剣だった。
こうしてヌードモデルをしている間は、決してふざけたり、茶化したり、そんなことは一切ない。
絵にかける真剣さに、少しずつではあるがヌードモデルにも慣れてきた。恥しいことに変わりはないが。
室内には、筆をはしらせる音だけが聞こえる、そんな静謐な二人だけの空間。
どれくらい時間が経っただろうか、やがて江利子は息をつき、筆を置く。
「……お疲れ様、祐ちゃん。今日はおしまい」
「ふーっ、うん、お疲れ様」
同じポーズでいることは、結構疲れる。緊張しているせいもあるだろう。祐麒はそそくさとバスタオルを羽織ってベッドに腰掛ける。
「ふふっ、今日もありがとう、祐ちゃん」にこにこと微笑み、近づいてくる江利子。
本当に、いつもこれくらい真面目なら、振り回されて困ることもないだろうに。
「……ね、祐ちゃん」
歩いてきた江利子は祐麒の前で跪き、ブラウスのボタンをぽちぽちと二つほど外し、ブラに包まれた胸の谷間を見せる。
「今日のモデル代……お手手がいい? それともお口? それとも、胸の谷間?」
ぺたんと女の子座りして、両手を床について、見上げてきて、そんなことを尋ねてくる江利子。思わず唾を飲み込む。
「それとも……うふふ、祐ちゃんの好きな、フルコース、でもいいわよ?」
可愛らしく小首を傾げると、さらさらの髪の毛が揺れる。初めてモデルをした日に、モデル代を貰って以来……
「……え、えと…………ふ、フルコースで、お願いします……江利子姉さん……」真っ赤になりながら、そう言うと。
「はーい、たぁっぷり、モデル代払うからね」
残っていたブラウスのボタンを外し、江利子はそっと祐麒の纏っているタオルを外すのであった……

 

~ 福沢家の事情 ちょいエロ編(四女) ~

ええと、なんかとんでもない事態になっている。
元々、静の部屋が何事か騒がしかったのだが、福沢家ではちょっと騒がしいのなど日常茶飯事、あまり気にしていなかった。
しかし、その騒がしいのもなかなか収まらず、やがて息も絶え絶えのような呻き声らしきものが聞こえてきて、さすがに心配に。
そこで部屋をノックしてみたものの返事もなく、さりとてうめき声は微かに聞こえてきて、仕方なく扉に手をかけると、するりと開く。
ドアを開けて目に飛び込んできた光景といえば、これが今の祐麒の目の前に広がっているものであって。
「静姉さん……と、乃梨子、ちょ、何をしてっ??」
叫び出したくなるのも、さもありなん。静が乃梨子のことを組伏せている。
二人とも服がはだけ、お互いの胸をこすりつけあっているように見える。
静の身体は乃梨子の足を割るように入りこんでいて、乃梨子ははしたなく股を大きく広げているような格好。
「乃梨子があまりに可愛らしいのでいぢめていたら反抗されて、姉に反抗するような悪い子はと、お仕置きをちょっと」
「な、何が悪い子よっ! む、無理矢理に人のパンツ脱がそうとしてきたくせにっ」
「それは、乃梨子の成長を確認しようとしただけで……何しろ乃梨子ときたら、なかなか生」
「ぎゃーーーっ! そ、それ以上言わないでよ姉さんっ!!」
言い合う二人だったが、何しろ祐麒から見ればショーツに包まれた二つのお尻が揺れるのがなんともいえず艶めかしいわけで。
「そっ、そんなことより兄さん、そんな変態な目で見ていないで、さっさと助けてよっ!」
「なっ……ひ、人のことを変態って、おまえ、それが助けを求めるやつの言葉かっ!?」
「だって、そんないやらしい目で見ちゃって、変態じゃない、このエロっ!」
「乃梨子、お兄さんに対してなんて暴言なの……ね、祐麒さん、生意気でしょう? 少しくらい罰を与えた方がよいと思わない?」
「ば、罰って」
「それは勿論、祐麒さんの逞しい愛の鞭を、乃梨子に叩きこんであげるのよ」
「え、はぁっ!? ちょ、何を言って……や、やめてよっ」
「いいじゃない、祐麒さん。ああでもお仕置きにならないかもね。私みたいに、祐麒さんの虜になっちゃうかも」
「え? 静姉さん、まさか、ええっ……て、や、ちょっ!?」

「……なーんていう姉妹百合丼モノを考えたんだけど、乃梨子どう? 一緒に実践してみない?」
「静姉さんって、ホント、腐ってるね……」

 

~ 福沢家の事情 ちょいエロ編(五女) ~

朝、目が覚める。当たり前のこと。
起きて気がつくのは、香ばしい香り。朝食だろうか、これはトーストとベーコンエッグか何かか。
シンプルだけど、それなのにとてつもなく美味なのは、調理人が腕をふるい、愛情を注いでいるから。
祐麒は眠い目をこすりながら身体を起こし、伸びをして、ベッドから降り立つ。
もうちょっと寝ていたいとも思うが、あまり時間を無駄にするのも勿体ない。何しろ今日は。
「おはよー、令ちゃん。いい匂いだねー」
リビングへと足を踏み入れると、なぜか、キッチンの方から焦る気配が伝わってきた。
「あ、う、うんおはよう祐麒くんっ。えと、その、も、もうちょっと待っていてね、朝ごはん」
「うん」と頷きつつ、おかしなことに気がついた。いつもなら必ず祐麒の顔を見に来ようとするのに、それがない。
たとえ料理の最中だとしても、そうしようとしてきた令が、なぜ。
不思議に思い、特に何も考えずに祐麒はキッチンをひょいと覗きこんだ。
「は、はわわっ、ゆ、祐麒くんっ」
「え、れ、令ちゃんっ!?」
そこにいたのはもちろん、令だった。だが、何かが違う。
いつも通りにエプロンをしているのだが、エプロンからはみ出している部分が、なんとも艶めかしい。
具体的に言うなら腕もそうだし、脇腹とか、お尻とか、太腿とか、鎖骨とか。
えー、即ち、はっきり言うなら……どう見ても穿いていない。というかむしろ着ていない。何も、着ていないし穿いていない。
大事なことなので、二回言ってみた。
「こここっ、これは、今日はみんながいないから、ゆ、祐麒くんが喜ぶかなーって、思って、その」
真っ赤になり、トレイを胸元に抱えるようにして、令はあわあわと言う。が、令が動くたびエプロンが揺れ、その後ろのお尻が揺れる。
既に令とは恋人同士の仲だし、あんなことやこんなこともしているが、これはまた鼻血モノだ。正直、堪らない。
「れ、令ちゃんっ!」
「ひゃあっ、ゆ、祐麒くん、まだご飯の支度中だから、あの、あ、凄い……」
「こ、こんなご馳走目の前にして、我慢できないよ。朝ごはんは、令ちゃんを美味しく頂いちゃうから」(←昭和親父的)

 

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