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ファンタジー 書評

【ブックレビュー】白銀の墟 玄の月 第二巻(著:小野不由美)

更新日:

【作品情報】
 作品名:白銀の墟 玄の月 第二巻
 著者:小野不由美
 ページ数:421
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 なかなか話が進まない度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 十二国記をまちわびていた人でしょ!

 

■作品について

驍宗(ぎょうそう)の行方を追う泰麒(たいき)は、白圭宮(はっけいきゅう)へとようやく至る。
それは驍宗を騙しうった阿選(あせん)に会うためだったのだが、阿選は王宮の奥に引きこもったまま政を行おうとしない。
泰麒と別れた李斎(りさい)は、驍宗が襲われたはずの山を目指す。
しかし、行く先々はどこも戴国の苦しい状況を示すばかり。
人が、国が亡びる前に王を探し国を立て直さなければいけない。

王を捜す旅は、続く。

【ブックレビュー】白銀の墟 玄の月 第一巻(著:小野不由美)

【作品情報】  作品名:白銀の墟 玄の月 第一巻  著者:小野不由美  ページ数:371  ジャンル:ファンタジー  出版社:新潮社  おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆  戴国の荒廃度 : ★★★ ...

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■良かった点

阿選はもしかしてどうにかしてしまったのか。
それほどまでに姿を見せない阿選だったが、本巻でついに姿を見せます!
ちょっとですけれど、それでも決して堕落したとかそういう感じではなさそう。
ただそれだけに、なぜ仮王となったのに政を行わないのか、国をどうにかしようとしないのか。
その謎はさらに深まっていく。

李斎の旅も苦しいものに。
泰麒は勝手にいなくなり、

「なんでなのよもー! こんなに私がお慕いしてしているのにーっ!」

ってなってもおかしくないですよ。
それでも腐らずに、驍宗の行方を地道に追いかけていく。
そんな先でついに、驍宗につながる情報が出てきた?
しかし、その情報がもたらしたものは・・・・

多くの人が感じるであろうが、話は殆ど進んでいない。
読めば読むほどもどかしさが積み上がっていく感じだ。
だがおそらく、戴の民や、泰麒や李斎はもっと苦しい思いを抱えていることだろう。
その辛さを感じさせるための積み重ねであり、この積み重ねが物語の残り半分できっと意味をなしてくるのだろう。
・・・・と、思いたい。

ここまで重く、もどかしくさせたんですから、そう信じていいですよね、小野主上!?

■ここが改善できるともっとよかったかも?

書いた通り、物語が進まないので、もうちょっと変化が欲しかったですぞ。

 

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