漫画等の紹介・考察

謎を呼ぶ展開から目が離せない! ループ系サスペンス「サマータイムレンダ」の魅力を紹介!

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「サマータイムレンダ」ってどんな漫画?

2017年10月より少年ジャンプ+で連載の開始された「サマータイムレンダ」
連載開始後から間もなくして、その謎を呼ぶストーリー、先を読ませない展開、加えて可愛らしい女の子を含む綺麗な絵柄で、じわじわと評判を呼んできました。

色々なところに伏線が貼られており、一巻を読むたびにまた前の巻に立ち戻って読み戻してしまう。
謎が一つ明らかになると、「確かにそういった描写がされている!」ということが分かり、それを探すのがまた楽しい。

離島で繰り返される悲劇。
どうしたらそれを防ぐことが出来るのか。
誰が黒幕で、誰が何を裏で動かしているのか?

目が離せないこの作品の魅力を今回は紹介していきたいと思います。

 

  

1.和歌山ののどかな離島で何が? サマータイムレンダのあらすじ

まず、この作品の基本情報は以下の通りとなります。

著者 田中 靖規
出版社 集英社
掲載誌 少年ジャンプ+
単行本 既刊 3巻(2018年9月現在)
ジャンル ひと夏の離島サスペンス

冒頭で紹介した通り、「サマータイムレンダ」は2017年10月より少年ジャンプ+で連載されています。

物語は、幼馴染である潮の死の報せを聞き、主人公である網代慎平が故郷の和歌山市・日都ケ島に帰郷することから始まります。
2年ぶりに帰郷した慎平は、懐かしい顔の人達と再会しつつ、悲しみの葬儀に参列するが、そこで不審な話を耳にする。
潮は海で溺れた少女を助けようとして死んだはずなのに、その遺体の首には「吉川線」(被害者の首に見られるひっかき傷の跡を指す言葉)がみられたという。

更に妙な噂、話は絶えない。
潮が助けようとした少女、しおりは、数日前から自分と同じ姿形をした女の子を見るようになったと言い、また澪と潮も同様に潮と同じ姿の少女を見たという。
島では「影の病」と呼ばれ、影を見たものは死ぬと言われている。

潮の「影」を目撃する潮と澪。
「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

そんなものは迷信だと信じたい慎平は、澪とともに島にある日都神社に御祓いに行くが、そこで澪の「影」と会う。
澪の影は銃で澪を殺し、続けて慎平をも撃ち抜く。

死んだはずの慎平。
しかし慎平は目覚める。
それも、島に渡る前のフェリーの中で。

夢だったのかと思う慎平だったが、全く同じことが繰り返されているのを目の当たりにして、過去に戻ってきたのだと知る。
何がなんだか分からない慎平だったが、初回と異なる行動をすることで澪の影と一人遭遇し、また殺される。

こんな感じで殺されたりします。意外とエグイです。
「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

そしてまたも目覚める慎平。
ループしていることを確信した慎平の、悪夢から抜け出すための戦いがここから本当に始まった。

 

  

2.サマータイムレンダの様々な魅力

本作、「サマータイムレンダ」には読み進めていくうえで色々な魅力があります。
その中でも3点を紹介します!
  

2.1.「影」とはなんぞ!? 離島を襲う恐怖の病

日都ケ島では過去より「影の病」として呼ばれている。
島に伝わる風土病のようなもので、影の病にかかり、影を見るようになった者は死ぬ、影に殺されるという。

「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

島ではある程度知られているようで、迷信だともいうし、神社の神主はかつて御祓いしたといい、医師は「精神疾患」が昭和初期に発生したというし、いくつかの説がある。現代においては信じられていないが、この地に根付いている話であることは確か。

実際に話しの中で影は島内に数を増やしている。
オリジナルをコピーしてなりすまし、実際のオリジナルは殺してしまう。
影を見破るには、その人物の影を見る。影は、影を踏まれることを嫌がる。なぜなら、その影の方が本体だからだ。

また、影は時折モザイクのようなものがかかる。この表現は何を意味しているのか。


「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

単に描画上で見分けさせるためだけではないと思うが・・・・?
  

2.2.日本人の大好きな時間モノSF。ループする世界で必死に抗う主人公

この作品はいわゆる「ループ」ものに属する。
日本人的オタクは「ループ」ものに限らず、とかくこの手の時間モノが大好きだ。かくいう私も例外ではない。

小説なら古くはグリムウッドの「リプレイ」が有名だろう。
他にも「タイムリープ」、「時をかける少女」、「7回死んだ男」、「リターン」、等々。
ゲームなら「シュタインズゲート」、「プリズマティカリゼーション」、「CROSS†CHANNEL」等々。

ループ系の王道といえば、個人的には、時間の円環にとらわれた主人公が抜け出すために苦闘する、というものだと考えている。

タイムリープしてきた直後の慎平。
記憶が残っているなんて悪夢以外の何物でもないだろう。

「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

その意味で本作はその王道に則っているわけだが、単にループを終わらせるだけなら簡単である。
何せループの引き鉄が「主人公の死」なのだから、死ななければ良いのだ。
極端なことを言えば、影のことなど放って島から出てしまえば良い。

だが、それでは当然ながら惨劇を防ぐことはできない。
影による惨劇を防ぎ、自分自身も護って初めて真の意味でループを抜け出せるのだ。

しかも本作のループには限りがある。というのも、慎平はループを繰り返すごとに、リセットされたスタート地点が遅くなってきているからだ。
どういうことかというと、

1回目のループ後のスタート地点:島に来る途中のフェリーの中
2回目のループ後のスタート地点:フェリーを降りた直後
3回目のループ後のスタート地点:フェリーを降りて家に向かう途中

という具合だ。3回目のループが始まった時、フェリー~家に向かう途中までの行動は、2回目のループ後の行動で「確定」をしてしあっている。
成功するまで無限にループをすればよいというわけではない。
これが、慎平にも読者にも緊張感を与えることになるのだ。

 

 

2.3.謎だらけの物語。想像するのもまた楽し

様々な謎が作品の中で提示され、それが徐々に明らかになっていく。
初めから伏線がばらまかれており、それを回収しながら読むのが楽しい。

・葬儀場で光ったフラッシュのようなものは?

「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

・潮が助けた小早川しおりの一家蒸発は?
・影はどうやって作られるのか、どうすれば倒せるのか?

上述したのは既に判明しているものであるが、まだまだ謎だらけではある。だから、読んでは前に戻り確認する。
考察したことが正しいのかどうか検証する。

これはこの先も楽しんでいけることだ。

 

 

3.物語の謎を彩る魅力的な登場人物

物語はストーリーさえ良ければ面白いというものでは無い。
作品を彩る登場人物に魅力がなければ楽しさも半減しようというもの。
本作では登場人物達にも色々とまだ謎や隠されていることがありそうで、それが魅力度を上げている
 

3.1.一人ループし抗う少年、網代慎平

主人公である少年。
両親を亡くした後、潮と澪の父親であるアランに引き取られ、中学卒業後に上京。
普通の少年であるが、死ぬと時間が巻き戻る力を得て、島を襲う惨劇に立ち向かう。何度も殺されながら立ち向かっていくのは心が強い証拠なのだろう。

「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

躊躇いなく自分を殺せと言える男。熱いぜ。
「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

 

3.2.少女の死から始まった。鍵を握るのは彼女か? 小舟潮

現時点で最も謎多き存在。
フランス人の父であるアランの血を濃く引いて金髪碧眼の少女。小さい頃からその容姿でからかわれたが、気が強くやり返していた。

「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

死んだはずだの潮だが、その「影」らしき存在が現れる。ところがその「影」は他の影と異なり、生きていた頃の潮と同じような言動をして慎平を惑わす。
彼女の存在がキーであろうことは疑いようがない。
 

3.3.主人公が、潮が護りたい少女 小舟澪

潮の妹であるが、こちらは母親の血を濃く引いたのか黒髪、褐色の少女。
姉の死を悲しみ、影におびえる普通の女の子であるが、おそらく澪も、まだ明らかにされていない何かを持っていると思われる。
というのも、「影」の潮のことを一目で姉と違う「バケモノ」と見抜いたから。

「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

尚、作品内における「元気なお色気」担当でもある。


「サマータイムレンダ」1巻 田中 靖規/集英社より引用

 

3.4.影と戦う謎多き女性 南方ひづる(南雲竜之介)

Gカップ巨乳の女性。
日都ケ島で育ち、今回、ある事情があって島に戻ってきた。そこで影が跋扈しているのを知り、影たちと戦う。

「サマータイムレンダ」3巻 田中 靖規/集英社より引用

14年前に双子の弟・竜之介を亡くしているが、その竜之介との関わりが彼女の存在を謎たらしめている。
尚、作中においてGカップの威力をいかんなく発揮している。

「Hカップ」と台詞にあるが、この胸を見た人物の感想。この後、Gカップと訂正されている。
「サマータイムレンダ」3巻 田中 靖規/集英社より引用

 

3.5.ストーリーに深くかかわってきそうな多くの人達

慎平の親友である菱形窓、窓の妹で澪の友人である朱鷺子。


「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

窓は影に関する相談にも乗り、男らしさを見せる。
二人は菱形医院の子供であり、菱形医院長(窓達の父親)はどうやら影のことを知っていそう。
そして何やら二人も関わりありそうである。

糸目なのが個人的に堪らない朱鷺子ちゃん。
「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

ひづると共に戦う根津。
日都ケ島神社宮司の雁切。

まだまだ裏を見せない人たちもいて、これから先の展開からも目が離せない。

 

 

4.まとめ

ここまで色々と語りましたが、「サマータイムレンダ」は先が早く読みたくてたまらなくなります。
一つの巻を読むとある謎が解決される代わりに、また新たな謎が生まれます。
その謎について、物語の展開について知りたくなり、もどかしくなる。
だからまた最初の巻から読み直して新たな発見をする。

ある意味、この作品を手に取った読者も無限のループに陥る。

・ループものが好き
・張り巡らされた謎、伏線を解き明かしていく
・サスペンス、ミステリー、ホラーの融合
・魅力的な絵柄

これらの要素に引っかかったなら手に取ってみて欲しい。

そして、惨劇を抜けるために苦闘する主人公とともに、謎を解き明かし考えていきましょう。

こんな無邪気な笑顔で尋ねられたら・・・・いや怖いですね。
「サマータイムレンダ」2巻 田中 靖規/集英社より引用

 

さて、この次は散りばめられた謎に迫りたいと思います。

 

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