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【ブックレビュー】三体III 死神永生 上(著:劉 慈欣)

更新日:

【作品情報】
 作品名:三体III 死神永生 上
 著者:劉 慈欣
 ページ数:432
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ぶっとび度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : とにかく楽しませてくれる作品を読みたい

■作品について

圧倒的な技術力を持つ異星文明・三体世界の太陽系侵略に対抗すべく立案された地球文明の切り札「面壁計画」
その背後で、極秘の仰天プランが進んでいた。侵略艦隊の懐に、人類のスパイをひとり送る――
奇想天外なこの「階梯計画」を実現に導いたのは、若き航空宇宙エンジニアの程心(チェン・シン)。
計画の鍵を握るのは、学生時代、彼女の友人だった孤独な男・雲天明(ユン・ティエンミン)。
この二人の関係が人類文明の――いや、宇宙全体の――運命を動かすとは、まだ誰も知らなかった。

一方、三体文明が太陽系に送り込んだ極微スーパーコンピュータ・智子(ソフォン)は、たえず人類の監視を続けていた。
面壁者・羅輯(ルオ・ジー)の秘策により三体文明の地球侵略が抑止されたあとも、智子は女性型ロボットに姿を変え、二つの世界の橋渡し的な存在となっていたが・・・

■良かった点

前作の「黒暗森林」にて、思わず「えー!?」と思わせてくれて、さてその後どんな展開が?
ということで待ち受けていた三体Ⅲがいよいよ登場である。

暗黒森林によって地球侵略が阻止されてめでたしめでたし・・・なんてなるわけもない。
まず驚かされるというか笑わされるのが、「階梯計画」
人類のスパイを三体文明に送るというこの計画だが、内容は中々に酷い。
スパイを送るといえば体が良いが、いってみれば犠牲である。
三体文明に気が付かれないわけがなく、それを前提としたプランであり、しかも計画段階でどんどんと状態が変わっていくのが読んでいてなんか笑えてくるような笑えないような。
人を送るはずが、結局は色々な制約で重量的に無理となって、送るのは脳だけとか・・・
さらにその計画、実行したは良いけれど、その後にやっぱりこんな計画無意味じゃね? と投げ捨てられる始末。
あ、現実世界にありそう。。。

という「階梯計画」について述べられた後。
暗黒森林抑止によってバランスがとられていた人類と三体文明だが、いよいよそのバランスが崩れる時がくる。
暗黒森林を発する役割が羅輯から程心に変わると、三体文明は一気に人類を侵略しにかかる。
いや、程心さ……どうなんだろう、人は極限に追いつめられるとこうなるのかな。
一度、三体文明に侵略を許したら、もうどうしようもないのではないか。
そう思いながら、ここから何か覆す策があるのかと思い読み進めると、これまた想定外の対抗策が!?
いやー、え、そんなことできるの!?
って、まあ、エンタメ作品だし、SFだし!

いやー、なんというか、読んでいて本当に予想を裏切ってくれるというか。
予想できないというか。
SFではあるけれど、そもそもエンタメとして楽しませてくれる作品なので、難しく考えずに読みたい。
私も、分からないところは感覚で楽しんでいますから。

さあ、いよいよ次がラスト。
ゆっくり読み進めます。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

主人公ね。
今回は程心が主人公なわけだけど・・・何の役にも立っていないんだけど、と思ってしまう。
「階梯計画」はともかく、三体を抑止する「執剣者」としては無能極まりなかったなぁ。
あのシーンだけで感情移入し辛くなる人もいるのでは?

 

 

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