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【ブックレビュー】アルバトロスは羽ばたかない(著:七河迦南)

更新日:

【作品情報】
 作品名:アルバトロスは羽ばたかない
 著者:七河 迦南
 ページ数:309
 ジャンル:ミステリー
 出版社:東京創元社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 どんでん返し度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 最後に全てがつながるような作品が好き

 

■作品について

児童養護施設「七海学園」。
そこで保育士として働く北沢春菜は日々の仕事をこなしながら、学園に起こる事件を解決するべく動いている。
そんなある日の事、学園の生徒が通う高校の文化祭で発生した屋上からの転落事件。
この事故に先立って発生した四つの事件。
それらがすべてつながったときに見えるものは?

■良かった点

前作「七つの海を照らす星」の続編。

【ブックレビュー】七つの海を照らす星(著:七河迦南)

【作品情報】  作品名:七つの海を照らす星  著者:七河 迦南  ページ数:308  ジャンル:ミステリー  出版社:東京創元社  おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆  物語のつながり度 : ★★★ ...

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舞台は同じく「七海学園」ですが、今作では保育士の北沢春菜が謎を解く探偵役として奔走します。

本作の特徴は、一つの長編の中に四つの短編が入っているということ。
短編連作であるのですが、最初から一つの長編として書かれているということでもあるのが面白い。
「冬の章」というのが長編であり、その「冬の章」の間に、春、夏、初秋、晩秋と四つの短編。
それぞれの季節で発生した事件と謎。
春菜が解き明かしていく四つの謎、それが最後、冬の章のラストで見事に収束してくのは素晴らしかった。
どういうことになるんだろうと思いながら読んでいたが、見事に騙されてしまった。
ただ、これは心地よい騙されだ。
「ああ、そういうことか!」と素直に感嘆した。

どんでん返しはもちろん見事だが、一つ一つの短編の質もとても良い。
前作も良かったが、それを越えて良かったと思う。
また、前作と異なる趣向で、それでもレベルのさらに高いどんでん返しを見事に完成させたところも評価したい。

作品から発せられる雰囲気もとてもよく、読んでいて心地よくなるのもまた良い。
個人的に凄くお気に入りの一作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

本作はとても好きであり、特にないかなー。
まあ、読み手に気付かせないための記述方法とかあるけれど、それは致し方ないかなと思う。

 

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アルバトロスは羽ばたかない 〈七海学園〉シリーズ (創元推理文庫)

 

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