【作品情報】
作品名:わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)4
著者:みかみてれん
ページ数:408
ジャンル:エンタメ
出版社:集英社
おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
れな子の普通じない度 : ★★★★★★★★☆☆
こういう人におススメ! : ガールズコメディ好き
「じかんをくれませんか……?」
夏休み。紫陽花に告白されたれな子は、そう返事をした。
真唯と紫陽花からの好意にどう応えていいか悩み、れな子は追い詰められていく。
そんな時、とある事情で香穂の趣味であるコスプレ&撮影を手伝うことに。
今までよくわからなかった香穂のことを知っていくと、とある意外な事実が。
そして香穂と接することで新たなことに気づかされるれな子。
そんなれな子が出した、二人への結論とは・・・!?
3巻で衝撃の引き(笑)をしたれな子でしたが。
あっさりと紫陽花と付き合うわけではなく、結局のところ回答を保留することに。
まー、そりゃそうだ。
悩むれな子だったが、なぜか香穂のコスプレを手伝う展開に。
そしてコスプレの手伝いをする中で思い出していく過去のこと。
香穂の正体。
明るく、みんなの妹的な存在の香穂だったけれど、実は根暗なオタクキャラで、普段の香穂はコスプレをした姿だったとはね!
コンタクトを外すと陰キャに戻る、というのはお約束的な感じだけどなかなか。
4人の仲間の中で今まで香穂の描写が殆どなかったわけだが、この巻で明らかにされる真の姿と役割。
それは、れな子の鏡としてのもの。
本来はオタクで陰キャで自分に自信がない香穂。
自虐するその姿は、まさにれな子なわけで。
れな子からみれば明るくて美少女で羨ましい適な香穂が自虐しているのを見ると、それはまさに自分自身に跳ね返ってくるようなことばかり。
香穂から見るれな子は、陽キャで恵まれて真唯と紫陽花という二大美少女から告白されたとんでもない羨ましい相手なわけで。
自虐されるということがどういうことなのか、身につまされるれな子なわけです。
真唯と紫陽花からある意味で逃げていたれな子ですが、そんなこんながあって(笑)
きちんと二人と、そして自分の思いと向き合うことに。
れな子が出した結論は。
真唯と紫陽花、果たして・・・
って
そうきたかー!
いや、なくはないけれど、予想はしていなかったよれな子!
そうか、それでいいのか・・・?
まあ、その結論の是非は、次の巻以降で分かるのか・・・
と思ったら、最後にまた爆弾が!?
やっぱりれな子に平穏は訪れないみたいですね!
これにて第一部終了!
って、何も解決していない気が!?
でも、その続きはまた5巻で!
勢いを失わずに続けてほしいです。