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エンタメ 書評

【ブックレビュー】私の初恋相手がキスしてた(著:入間人間)

更新日:

【作品情報】
 作品名:私の初恋相手がキスしてた
 著者:入間人間
 ページ数:296
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 花の知識が手に入る度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 少し変わった本格ミステリ好き

■作品について

うちに居候をすることになったのは、隣のクラスの女子だった。
ある日いきなり母親と二人で家にやってきて、考えてること分からんし、そのくせ顔はやたら良くてなんかこう……気に食わん。
お互い不干渉で、とは思うけどさ。あんた、たまに夜どこに出かけてんの?

お母さんとあたしは昔から家と住む人がころころ変わり、今度の家は同じ学校の子がいた。料理を作ってもらって、家事も分担して、夜に出かけるあたしを気にしてくれて。
でも、夜どこいってんのって言われても、なんて言えばいいんだろう。知り合いに会ってるだけなんだけど。

『安達としまむら』著者がおくる、ある日突然同居することになった女子高生二人の、淡くてもろいストーリー。

■良かった点

入間先生の新たな百合ラブコメ。
主人公の一人は星高空。普通の女子高校生。
その高空の家に、なぜかいきなり居候することになった、隣のクラスの水池海。
母親同士が知り合いなのか分からないけれど、母親とともにやってきて、なし崩し的に高空の部屋で共同生活することに。
今まで知り合いでもないし、知らなかったし、突然のことでどう接すればよいかもわからない。
しかも海は変わった子で、コミュニケーション能力も高くなく、友達もいなくて、しばしば夜に出かけて朝帰ってくる。
何をしているのか?
謎な行動と美少女な容姿が高空の興味を引いていく。

一方で海が夜に出かけるのは、謎の美女、チキさんに買われるため。
お金をもらう代わりに、チキさんの言うことをきく。
一緒に食事や勉強することもあれば、抱かれることもある。
幼少時から様々な家の居候になる生活をして普通とは違う空は、いつしかチキに惹かれて本気になっていた。

そんな二人の少女が出会い、そしてこれから新たな関係を織りなしていく、そんな物語。
全3巻を予定しているとのことで、この1巻は二人の少女の紹介であり出会いであり、タイトルシーンに辿り着くまでの話。

さて、そんな二人の少女の行きつく先は??

■ここが改善できるともっとよかったかも?

1巻だけだとまだなんともわからんですね。

まだまだ人物紹介、設定紹介、的な感じです。

 

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