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SF 書評

【ブックレビュー】クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ(著:五代 ゆう)

更新日:

【作品情報】
 作品名:クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ
 著者:五代 ゆう
 ページ数:372ページ
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ジャンクヤー度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : SF、ゲームが好きな人

 

■作品について

「女神転生」、「ペルソナ」シリーズで有名なゲームメーカーのアトラス。
そのアトラスがかつてPS2で出した女神転生シリーズの傍流とでもいいましょうか、「デジタルデビルサーガ アバタールチューナー」
そのゲームの原作小説が本作である。

荒廃の地、ジャンクヤード。
そこを舞台に6つのトライブがいつ果てるともない戦いを繰り広げている。
そのトライブの一つである<エンブリオン>のリーダー、サーフ。
しかしあるときその戦いを根本的に変えてしまう悪魔の力が発動する・・・・

■関連レビュー
クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅡ

■良かった点

ゲーム自体はそれなりに面白かったのだが、いかんせん、バトルに参加できるのが同時に3人だけだったので、どうしても戦術が苦しかったなぁ・・・・というゲームの感想は置いておいて。

ゲームでは主人公=プレイヤーの為、主人公のサーフは喋らないわけだが、小説の中では当然異なりよく喋る。
またゲームでは説明されないことも多いのだが、作品の中では色々な描写がされており、ゲームをプレイした人も作品の補完がされていて楽しめる。
もちろん、ゲーム未経験者でも問題なく楽しく読めるはず。

この1巻では、まだ登場人物たちの紹介であったり、世界観の説明という部分が大きいのは仕方ないか。

ジャンクヤード。
トライブ。
カルマ教会。
新生者。
悪魔の力。

そういった単語を次々と受け入れなければならないのだから。ゲームをプレイした人、あるいはゲームになじみのある人なら受け入れやすいかもしれないけど。
ただ、上記のような単語はその響きだけでなんだかゾクゾクとさせられるのは、厨二的だろうか。

今巻では、<カルマ教会>の支配のもとで戦っていたサーフたち。
それがいきなり悪魔の力を授かり、敵を喰らわないと生きていけなくなる。
異形と化したけれど、それでも絶望に立ち向かい、本当の楽園を目指していく。

悪魔の力とは? カルマ教会とは? ジャンクヤードとは? 主人公たちの前に現れた謎の少女・セラとは?
様々な謎を抱え込んだまま次へと続く!
ゲームではよく分からなかった部分が、背景にせよ登場人物の考えにせよ描かれているのでそれが嬉しく、また物語自体も謎に包まれている上に変化があって早く続きを読みたいと思わせてくれる。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

どうしたってゲーム的です。
ラノベとは違うと思いますが、そういった雰囲気が合わないという方もいるかもしれません。

 

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