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エンタメ 書評

【ブックレビュー】成瀬は都を駆け抜ける(著:宮島未奈)

更新日:

【作品情報】
 作品名:成瀬は都を駆け抜ける
 著者:宮島未奈
 ページ数:240
 ジャンル:エンタメ
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 成瀬あかりは成瀬あかり度 : ★★★★★★★★★★
 こういう人におススメ! : 成瀬あかりが好きな人

■作品について

膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。
一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生……。
千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……!?

■良かった点

シリーズ3作目にして完結編。
作品の人気度を考えればシリーズとしてはもっと続けられるだろうけれど、このくらいでちょうどよいのだろうと思える。
だって成瀬はどれだけ成長して年齢を重ねても変わらないだろうから。

京大に入学した成瀬の大学生の一年間を描く一冊。
大学で新たに出会った人たちはもちろん、前2巻までに登場した人たちも再び出てきて、成瀬の世界に否応なく巻き込まれていく。
巻き込まれる、という言い方が適切なのかどうかは分からないけれど。

大学生となれば、また高校時代とは異なった人たちも多く周囲にはいるわけで。
同級生の友人。
謎のサークルの変な先輩。
Youtuber。

知り合ったYoutuberの配信チャンネルに出て、勝手に視聴者のファンがついてくるのも成瀬らしい。
1巻の時から成瀬の行動指針は変わらない。
それでも確実に変わっていくものはあって。
色々な人と出会い、世界が広がるからこそ得られるものがあって、それらを得て成瀬も変化をしていく。
周囲からは分かりづらいかもしれないけれど。

まだまだ成瀬の人生は100年、200年と先は長い(笑)
どのような人生を歩むにしても、隣には島崎がいる。
そう思わせてくれる終わり方も良かった。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

綺麗に終わったとはいえ、やっぱりもっと読みたかったというのもある。
続編は難しくても、例えばサイドストーリー的に小学生や中学生時代のことを描いた一冊くらい、出てくれないものですかね?

 

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