こんにちは、神門です。
百合が公に認められ一ジャンルとして人気を博すようになってどれくらい経つでしょうか。
常に新しい百合作品が供給され、ファンとしては嬉しいですね。
そんな百合の新たな一作、『姉を好きなお姉さんと』1巻の感想です!
作品情報
作品名 | 姉を好きなお姉さんと |
著者 | 真くん |
出版社 | 芳文社 |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | 同居系百合コメディ |
作品の感想
主人公は、とにかく男運の悪いOL・日代きのめ。
会う男、会う男、全てクズ!
というか、クズだけではなく特殊性癖を持っていたり、きのめとしては受け入れられないような男ばかり。
高校生の頃に初めて彼氏ができたが、普段はイケメンの彼も二人きりのときにアレな姿を見せられ、いまだにトラウマになってしまっているという、運の無さ。
そんなあけびが、見知らぬ女性と同居することに!?
同居の相手は水城あけび。
ショートカットが似合うクールな美女、といった彼女。
じつは、きのめの姉のことが大好きで、付き合って欲しいと直球で迫るような女性(でも断られている)
訳あってあけびの家に住むことになったきのめ。
相手は姉のことが大好きな同性愛者、いったいどうなっちゃうの!?
ということで始まる本作です。
「姉を好きなお姉さんと」 1巻 真くん/芳文社より 引用
百合作品といっても色々な方向性があるわけですが、本作はコメディとラブがバランスよく展開されています。
というか、今のところコメディの方がやや強めか。
ラブというよりも、まだほんわかするような感じの方が強い。
あけびと同居することになったきのめは、男運が悪いとはいえ同性愛者というわけではない。
そしてあけびはきのめの姉のことが大好きと公言していてグイグイ攻めるが、実際には凄いピュアで可愛らしい!
普段はクールで出来る女、姉のことが大好き、でも超ピュア!
そんなギャップと、あけびがみせる純情さに癒されます!
イチャイチャとかエロエロはない、きのめとあけびの距離感が心地よい。
距離感というか、二人の性格が絶妙な噛みあい方をするというか。
「姉を好きなお姉さんと」 1巻 真くん/芳文社より 引用
ぱっと見た目的にはきのめのほうがさっぱり系で強そうな感じを受けるのですが、実際にきのめはそんなことなくて。
流されやすいタイプで、男運の悪さからトラウマがあって男性は得意ではない。
そんなきのめを、恋愛以外は完璧超人に思えるあけびが守ってあげる。
とにかくまっすぐでブレないあけび。
そんな彼女に徐々に惹かれていくきのめ。
一方であけびも、きのめと一緒に暮らしていくことで今まで知らなかったこと、味わったことのないものが得られるようになって。
きのめの姉のことが大好きなことは変わらないけれど、徐々に心境も変化してきているようで?
きのめの男運の悪さから発生したトラブルも一つ乗り越えて、二人が互いを思う気持ちも・・・?
「姉を好きなお姉さんと」 1巻 真くん/芳文社より 引用
なんだろう。
空気感というか、雰囲気というかがとにかく好きになれる漫画。
ただ、百合百合するだけじゃない。
こういうのがいいんだ!
二人の関係が進む(?)、2巻も楽しみです!