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【マリみてSS(聖×蓉子)】君と踊るから
~ 君と踊るから ~ 色々とあった文化祭も無事に終了した。 特に、山百合会主催の演劇に関しては、祥子のボイコット騒ぎから妹問題に発展し、祐巳ちゃんという面白い逸材が現れてこの先が楽し ...
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【マリみてSS(乃梨子×笙子×日出実)】つかんで離さない
~ つかんで離さない ~ 梅雨に入り、雨の日が続いていた。今日もまた窓の外は暗い空に重い雨。高知日出実は自席で頬杖をつき、ある一点を眺めていた。 その視線の先にいる人物は、二条乃梨子 ...
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【マリみてSS(景×蓉子)】淡き鼓動
~ 淡き鼓動 ~ 本当に、偶然だった。 こんなことがあるなんて、思いもしなかった。ひとえに、佐藤さんのいい加減さによるものなのだが、後々考えると恐ろしいほどの偶然による僥倖だった。 ...
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【マリみてSS(景×聖)】美味
~ 美味 ~ 午後一の講義は眠くなる。 中学生だろうと、高校生だろうと、大学生だろうときっとそれは変わらないと思う。ましてや、大学生になると一つの講義が90分だ。これはある意味、拷問に近いといえる ...
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【マリみてSS(由乃×志摩子)】宿敵
~ 宿敵 ~ 「志摩子さん、あなたを私の宿敵と書いてライバルとするわ!」 突然、目の前に座っていた由乃さんが立ち上がり人差し指をビシッと突きつけてきた。きょ ...
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【マリみてSS(江利子×志摩子)】餌付け
~ 餌付け ~ 志摩子のことは確かに美しい少女だとは思っていた。だけど、それだけだった。単なる美少女であれば、美しいと思うだけでそれ以上の興味を江利子が示すことはない。お人形みたいに遠くから眺めて愛 ...
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【マリみてSS(乃梨子・笙子・日出実)】繋がれたその手
~ 繋がれたその手 ~ 二年生に進級するとクラス替えがあった。残念なことに瞳子、可南子とは別のクラスになってしまったが、あの二人は二人で同じクラスになれたという喜びが、隠そうとしても隠し切れずに滲み ...
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【マリみてSS(江利子×蓉子)】恋に落ちるとき
~ 恋に落ちるとき ~ 薔薇の館で黙々と仕事をこなしていて、ふと気が付いた。 目の前で仕事をしている紅薔薇さまこと水野蓉子が、いつの間にか眠ってしまっていることに。 そのことに気が付くと江利子は ...
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【マリみてSS(乃梨子・笙子)】繋がれたその手
~ 繋がれたその手 ~ 二年生に進級するとクラス替えがあった。残念なことに瞳子、可南子とは別のクラスになってしまったが、あの二人は二人で同じクラスになれたという喜びが、隠そうとしても隠し切れずに滲み ...
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【マリみてSS(聖・蓉子)】叶うことならば
~ 叶うことならば ~ 放課後、薔薇の館。 今日は別に、集まる予定の日ではないから、室内には蓉子一人しかいなかった。我ながら、こんな日に一人で仕事をするなんて、と蓉子は思うけれども、性分なのだから ...