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エンタメ 書評

【ブックレビュー】凛として弓を引く(著:碧野圭)

更新日:

【作品情報】
 作品名:凛として弓を引く
 著者:碧野 圭
 ページ数:336
 ジャンル:エンタメ
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 日本古来の武道に惹かれる度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 青春小説が好き

■作品について

武道は奥深く、恋はまだほのか。
弓と自分、あるのはそれだけ。
ドラマ化『書店ガール』著者の新シリーズ。

高校入学目前、矢口楓がふと足を踏み入れた神社の片隅にみつけた弓道場。
おとなたちに交じって弦音(つるね)を響かせる少年の凛々しい姿に魅せられ、そこの弓道会に入門することに。
人見知りの女子高生が日本古来の弓道の奥深い魅力に目覚め、新しい世界の扉を開いていく青春エンタテインメント小説!

■良かった点

弓道ものって何かひかれるものがありますよね。
立ち姿とか、所作とか、そういったものが美しくもあり、格好よくもあり。
まさに「凛」という字が良く似合います。
他にも「凛の弦音」という作品もありますしね。

主人公の楓は、高校入学前に東京に引っ越してきた女の子。
ある日、ふと足を踏み入れた神社で弓道場を見つけ、弓道と出会う。
人見知りでやや消極的、人にあわせてしまいがちな楓。弓道も、どこかなし崩し的に始めることになるけれど。
少しずつ弓道の魅力を理解し、成長をしていく姿がなんとなく読んでいて嬉しくもあり微笑ましくもある。
ごく普通の女の子で、弓道の腕が物凄い天才少女というわけではない。
素養はあるかもしれないけれど上達の速度もごく普通で、でも確実に技術だけでなく心も成長していく。

学校の部活ではなく、街の弓道場で大人も多い中で様々な人たちと触れ合い、日本古来の弓道そのものに触れていることが良いのでしょうね。
礼儀であったり、所作であったり、それが意味するものであったり。
そんなこと全然知らなかった楓が、弓道の奥深い魅力に目覚めていく。
そうすることで、人見知りだった楓の言動にも少しずつ変化もあって、なんか良い感じ。

ちょっと不思議な美少女、善美との関係性とかもう少し深掘りしてくれると嬉しいかも。
恋愛に関しては、乙矢との関係はまだこれからだけど、望みがあるかも?

弓道に、友人に、恋に、まさに青春小説って感じですね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

ゆったりした感じで、これはこれで良いのではないでしょうか。

 

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