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【ブックレビュー】もう教祖しかない![文庫タイトル:リーマン、教祖に挑む](著:天祢涼)

更新日:

【作品情報】
 作品名:もう教祖しかない!
 著者:天祢 涼
 ページ数:312
 ジャンル:ミステリー
 出版社:双葉社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 教祖になるしかないと思える度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : コン・ゲームものとか好き

 

■作品について

老朽化した団地にて急速に広がり出した新宗教の「ゆかり」
大手企業スザクに勤める早乙女六三志は、自社の客が奪われかねない状況により会社から教団潰しを命じられる。
「ゆかり」の教祖は早乙女と同年代の藤原禅祐で、かなりのやり手。
二人は教団の存亡を賭けて勝負をすることになったのだが。。。

■良かった点

宗教は、個人的には興味なく、手を出そうとも思っていないわけですが。
それゆえに本作も手を出してきていませんでしたが、今回、読んでみました。

信者を増やしたい新宗教の「ゆかり」
顧客を奪われかねず、「ゆかり」を潰したい企業、スザク

その両者の代表として教祖の藤原禅祐、スザクからは有能とうたわれている社員、早乙女六三志が出てきて対決する。
その中身は、信者の人数を期限までに500人まで増やせるか、というもの。
なので作品ジャンルとしては宗教モノではなく、宗教をネタにしたミステリーであり、お互いを騙し合うコンゲームである。
宗教のことを詳しく取り上げて語るような作品ではなくて良かったかも。

読みどころはやはり、「ゆかり」がいかにして信者を増やそうとするか。
逆にスザクはいかにして信者を減らそうとするか。
その両者の思惑であり、作戦であり、相手の裏をかくのか、正攻法でいくのか、そういったやりあいであろう。

信者というものがどういう速度で増えていくのか分からないが、それはそれとして互いに競い合う様はなかなかに読み応えもある。
教祖の藤原禅祐の思惑、心の奥底にあるものが見えず、この辺はうまく描かれていると感じた。
信者獲得勝負は進んでいく中で一転二転していく。
果たしてどのような結末にもっていこうとしているのか。
そこは天祢さん、きちんと仕掛けを用意してくれていました。

作中には色々と伏線がきちんとまかれていて、最後に回収して違う様相を見せてくれる。

宗教とかではなく、エンタメ作品として楽しませてくれる作品。
でも、教祖になろうとは思わないかな(笑)

■ここが改善できるともっとよかったかも?

タイトルだけだと、なかなか手を出そうと思わないかも。
と思ったら、文庫ではタイトル変わっているのか。

 

 

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