【作品情報】
作品名:ifの世界線 改変歴史SFアンソロジー
著者:石川 宗生,小川 一水,斜線堂 有紀,伴名 練,宮内 悠介
ページ数:288
ジャンル:SF
出版社:講談社
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
面白いIFの世界度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : 歴史改変SFが好き
歴史は変えられる――物語ならば。
色とりどりの“if”の世界に飛び込む、珠玉のSFアンソロジー。
ということで。
タイトル通り、歴史改変を題材にあつかったSF短編のアンソロジー集となります。
- もし、あの時にあの人が死ななかったら。
- もし、あの時に違う行動をしていたら。
- もし、あの事象が発生しなかったら。
世界は、どのようになっていたのだろうか。
そういうifの世界を描いています。
歴史改変はSFの定番ジャンルの一つでもありますね。
作品を寄せているのは、有名どころの作家さん5人。
そして題材にしているのも様々。
平安時代から江戸時代といったところから結構最近までで、そのifの内容も個性豊かでバラバラ。
短編でもありますし、SFといえど歴史改変ものなので科学的な知識とかは不要で、読みやすくもあります。
個人的には、
- 斜線堂有紀さんの「一 一 六二年の lovin’ life」
- 伴名練さんの「二〇〇〇一周目のジャンヌ」
の二本が好みだったかな。
この辺は人によっても分かれるところでしょうけれど。
大傑作とはいかないけれど、粒ぞろいの作品が揃っているので損はしないはず。
これはこれでよいのでは。
アンソロジーなので、作品によっては好き嫌いが出てしまうかもしれないのは、もう仕方ないですね。