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エンタメ 書評

【ブックレビュー】凛として弓を引く 青雲篇(著:碧野圭)

更新日:

【作品情報】
 作品名:凛として弓を引く 青雲篇
 著者:碧野 圭
 ページ数:368
 ジャンル:エンタメ
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 弓道に惹かれる度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 青春小説が好き、前作が好き

■作品について

弓道をはじめて一年。
初段を取り、高校二年生になった矢口楓は、後輩の高坂賢人にのせられ、廃部になった弓道部を復活させることに。
しかし、校内に弓道場もなければ、入部希望者もなかなか集まらない。
意図せず部長になり不安にかられる楓に、次々と難題が降りかかる。
弓道女子の奮闘を描く傑作青春小説!

■良かった点

続編です。
高校から弓道を始めた楓。
高校二年生となり、弓道をする後輩が入学してきたことを機に、高校に弓道部を復活させることに。
部活で弓道が出来れば楽しそうだな、と気楽に考えていた楓だったけれど、流れ的に部長になることに。
弓道未経験者の指導や、練習メニューを決めたり、複数の仲間を取りまとめたり。
想像していなかった色々なことがあって重荷にはなるけれど、投げ出すわけにもいかず、楓なりに頑張っていく。

でも、部活を新たに立ち上げて、先輩のいない部活を作るのって楽しいですよね。
実は私も高校時代は同じような感じで先輩のいない部に一年の時に入ったのですよね。
部はあったけれど、どうやら部員は三年の卒業でいなくなってしまったのか? 一年生だけという状況に。
自分は初心者でしたが、上下関係のない中で緩く部活動ができて楽しかった思い出があります。
練習メニューは経験者が考えてくれましたしね。

まあ、そういう部活の青春的な活動を描いていきます。
部にするには5人が必要ということで、クラスメイトの薄井くんを誘うのですが、彼が非常に真面目なので他の部員とぶつかることも。
更には初心者と経験者の違い。
経験者には当たり前のことでも、未経験の初心者には分からないこともある。
楓には指導経験がないから、その辺のことも難しい。

「初心者のくせに」
「経験者なんだから」

お互いにそんな風に思っちゃうところもありますよね。
ていうか読んでいる限り、この巻に限っては経験者側が初心者の薄井くんに対して蔑ろにしすぎですね。
仲間として弓道を楽しんでもらいたいなら、経験者が未経験者に寄り添わんとねぇ。
とは思いました。

前作が楽しめたなら、引き続き楽しめると思います。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

恋愛的な面は進展なし。
前作のラストはなんだったのか!

 

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