エンタメ 書評

【ブックレビュー】限界集落株式会社(著:黒野 伸一)

更新日:

【作品情報】
 作品名:限界集落株式会社
 著者:黒野 伸一
 ページ数:381
 ジャンル:エンタメ
 出版社:小学館

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 読んで元気が出る度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 立ち直りとか再生の物語が好き

 

■作品について

多岐川優は起業のために会社をやめたが、起業の前に少し休もうとかつて祖父達が住んでいた村に向かう。
しかしそこは過疎、人口減少により限界集落となっていた。
病院も銀行もなく、バスも通らなくなった村。
どうにかしようと、村の再生のために農業で村おこしを始める多岐川であった。

■良かった点

このような限界集落が今は増えているのでしょうね。
少子高齢化、格差社会、ワーキングプア、等々の言葉がありますが、農業ってのは必要な産業なのにどんどんなり手がいなくなっています。
そんな限界集落をどうすれば再生することが出来るか?

減農薬を使い、お米からより売れそうな野菜の栽培に転換し、農協を通さず直接販売路を見つけ出す。
その日の朝に収穫された新鮮な野菜をその日のうちに卸す。
野菜のキャラクターを作り上げて人気を出させ、ネット販売、HPの充実。
ビニールハウス、野菜料理のレストラン、収穫ツアーでの集客、農業従事希望者の受け入れ。
様々なことを打ち立て、そして実現していく多岐川の実行力と決断力。
そして、それを支える周りの人間たち。
そういうのがうまくかみ合わさって限界集落が徐々に盛り上がっていく様というのは読んでいて素直に頑張れと思ってしまう。
こういう風に活性化していく村があるといいですよね。

都会からあぶれて村にやってきた若者三人も、それぞれの得意分野を活かして村に貢献していく。
扱っているテーマは重く深刻なものなのだが、それをライトに読みやすくさせており、今まで気にしていなかった人でも、本作で少しは気に掛けるかもしれない。

気さくに読める、村おこしエンタテインメント作品だ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

とにかく物事が全てうまい方に転がり、苦労しているのかもしれないけれど、苦労しているように見えない。
壁にぶつかるとかいうことがなく、考える事、仕掛けることが全てうまくいくのは、まあエンタメとはいえどうなのかと。
そのためか、あまり盛り上がるという感じも、感動するということもなく、村が盛り上がっていくのがちょっと。

 

限界集落株式会社

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