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【ブックレビュー】凜の弦音(著:我孫子武丸)

更新日:

【作品情報】
 作品名:凜の弦音
 著者:我孫子武丸
 ページ数:272
 ジャンル:エンタメ、ミステリー
 出版社:光文社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 読んで楽しい少女の成長度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 青春スポーツものに目がない

 

■作品について

篠崎凜は弓道に打ち込む高校一年生の少女。
中学から弓道を始め、のめりこむようになり、いつしか生活の中心は弓道になっていた。
そんな凛が弓道の先生の家で起きた殺人事件に巻き込まれ、そして解決してしまう。
そこから始まる思いがけない展開。
『弓道名人は名探偵』と校内新聞で取り上げられ、凛の動画はいつの間にかネットで配信されたり。

弓道を通じて一人の少女の葛藤や成長を描いた、爽やかな一作。

■良かった点

爽やかで読後感も良い、これはお薦めの一作!

主人公の凛は弓道に打ち込んでいるけれど、決して特別ではない普通の女の子。
弓道は上手だけれど圧倒的というわけでも天才というわけでもない。
生活も弓道中心ではあるけれど、友達と普通におしゃべりをして楽しむ。
スマホを持っていないとか、ネットとかほとんど見ないとかはあるけれど、それくらい。
そんな普通の少女である凛が、ちょっとした事件に巻き込まれたことから思いがけず注目を浴びて、それ故にまた新たな悩みが出て、それを一つ一つ租借しながら進んでいく。

弓道も当然だが試合があり、試合があれば勝ちたいと思うもの。
だけど弓道はスポーツであるまえに武道である。
相手に勝つことよりも、自分自身がどのような射を行うかの方が重要だとも思う。
けれど、誰もがストイックに打ち込めるわけではない。
矢が的にあたらなければ、試合に勝てなければつまらないとも思うのはまた至極当然の事。

自分が思っていることと、他の人が思っていることは違う。
友達でも、先輩でも、ライバルでも、同じ弓道に携わっている人でも弓道に対する思いは異なる。
だから弓に悩み、友人に悩み、自分自身の気持ちに悩む。
物語を通してずっと悩み、葛藤しているといってもよいけれど、それが青春であるし、凛のひたむきさが良く出ていて読んでいても心地よい。

連作短編でミステリー要素もあり、青春でもあり、成長モノでもあり、ほんのりと恋愛要素もあったり。
弓道青春ミステリーとでもいうのでしょうか。

凛が弓を射る姿を見てみたい。
最後、棚橋先生の前で放った矢、そして的中した音。
どのようなものだったのか。

余韻に浸るラストも良かった。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

つづきが読みたい!
あと、本多先輩も美女なんですよね! 活躍してくれると嬉しいです。

 

 

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