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ノーマルCP マリア様がみてる 志摩子 真紀

【マリみてSS(志摩子×静×真紀×祐麒)】デイトクライシス!

更新日:

 

~ デイトクライシス! ~

 

 

 リリアンの正門から昇降口に向かう途中で、同じように登校中の静に追いついた。リリアンの女子生徒は女の子ということももちろん、お嬢様も多く学園の気風的にもゆったりとした子が多く、祐麒をはじめとする男子が普通に歩いているだけでどんどん追いつきぐんぐん追い抜いてしまう。
「ごきげんよう、祐麒くん」
「おはようございます、静先輩」
「ふふっ、まだ "ごきげんよう" とは言ってくれないのね」
「いやー、さすがにそれはちょっと」
 くすくすと笑いながら静に言われ、歩く速度を落として静にあわせる。単にクラスメイトや知っている顔ならば、一言挨拶して離れるところなのだが、相手が静ということもあってそうはいかない。
「ごきげんよう、静さま。ごきげんよう、祐麒さん」
 近くを歩く女子生徒がそんな風に声をかけてくることも多くなっている。それだけ静と祐麒の姉弟関係が知られているということでもあり、ここで祐麒が静を追い抜いて一人でさっさと行ってしまうと、姉としての静のメンツにも関わるかもしれない。だから、無視できないのだ。
 色々と言いたいことはあるにせよ、姉弟関係を結ぶことを最終的に肯定したわけであり、そうなった以上、最低限のことには気を遣うようにしている。
 声をかけてきた生徒に挨拶を返す静、その表情がいつもより明るく見える。普段も挨拶されたら応対はするが、もう少し事務的なものに感じたのだが。
「なんだかご機嫌じゃないですか、静先輩」
 他の話題もぱっと思いつかなかったので訊いてみると。
「そうね、こうして歩いていると昨日のデートのことを思いだしちゃって」
「ちょっ……それは、あまり大きい声では」
「分かっている、言わないわよ。だけど、本当よ。昨日観た映画は面白かったし、その後のお喋りも、私が今まで感じたこと無い刺激的なものだった」
「そうなんですか? なんか、特別な映画でも話の内容でもなかったような……」
「私一人、あるいは私の友人とだったら観ることのなかったチョイスだったし、映画の感想や意見も、やっぱり感性がどこか違っていたのよ。その事実だけでも、祐麒くんを弟として絆を作ったのは間違っていなかったと言えるわ」
 祐麒にしてみれば先ほど述べた通り、特別なことをしたつもりは無いのだが、静にとってはそうでもなかったらしい。
 そんな静の機嫌のよさは午後まで続いていた。というのも、学食で昼飯を友人達と食べ終えトイレに寄ってから教室に戻る途中、明らかに機嫌の良さそうな静に声をかけられたからである。
「祐麒くんとのデートのことをうっかり話しちゃったら、羨ましがられちゃった」
「って、話したんですか!?」
「大丈夫、仲の良い友達二人だけ、絶対に口外しないって約束したから」
 いや、女の子に話したら秘密と言ったところで周囲に伝わってしまうのではないだろうか、そう不安になる。
「それに、あくまで『姉弟』として出かけてお話ししただけで、映画を観たり、手を繋いだり、キスしたりってことは言ってないから」
「当たり前です、してもいないこと勝手に喋らないでください、ねつ造ですよ」
 もし、そんなことが伝わりでもしたら、どのような目に合うか分かったものではない。男子生徒に闇討ちを仕掛けられる可能性だってある。
「ふふ、でも何度もデートをすれば、そのうち事実になるかもよ?」
「え……?」
「そうだ、これからデートは姉弟間の絆を深めるため定期的に行うことにしましょう」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、そんな勝手に」
「えー、嫌なの?」
「それは、その、嫌ってゆうか」
 なんとも答えに困ることを聞いてくる。嫌というのとは少し異なる、まさに困るというのが正しく思いを現しているかもしれない。静のことは別に嫌いではない、でもだからといって異性として付き合いたい、恋人にしたいかと、そこまで思っているわけでもない。祐麒だって年頃の男、綺麗な女の子とデートするというのは憧れるものだが。
「――福沢くん」
 返答に困っているところに、救いの声がかかった。
「あ…………と、か、鹿取先生」
「お話し中に悪いのだけれど、ちょっと手伝って欲しくて、来てくれない?」
 いつの間にか近くまで来ていた真紀が言う。
「ちょっと急ぎで片付けないことが出来ちゃって……ごめんなさい蟹名さん、いいかしら」
「はい、大丈夫です」
「ありがとう。それじゃあ福沢くん、いいかしら」
「あ、はい」
 会話中、自分の意思は結局確認されなかったよな、と思いつつも素直に真紀の後について歩き出す祐麒。助かったことには変わりない。
 一方、去ってゆく二人の背中を見送りながら、静はふと首を傾げる。
 ここは学食から生徒の教室をつなぐ廊下、職員室のある校舎とは離れている。真紀が学食で昼食を取っている姿は見たことないし、午後の授業にもまだ時間はある。もちろん、何かしら用があって来ることはあるだろうが。ちょっとした引っ掛かりを覚えつつ、静は自分の教室へと戻った。

 

「――で、手伝って欲しいコトって何ですか、鹿取先生」
 準備室に到着して二人きりになったところで口を開くと。
 くるりと振り返った真紀が、眉を吊り上げて祐麒の胸を指で強めにつついてきた。
「何よその他人行儀な呼び方は。いつもみたいに『真紀ちゃん』って呼んでくれないの?」
「……は? いや、学校内では『鹿取先生』って呼べって、いつも言っているじゃん。例え二人の時でも、どこで誰が聞いているかもしれないんだからって」
「そうだけど、それも、時と場合によるでしょっ」
 頬を膨らませる真紀だが、祐麒にしてみれば何を怒っているのかさっぱり分からない。まあ、真紀の行動が理解できないのは家でも経験しているので、あまり深く考えない方が良いのだろうと勝手に結論を付ける。
「それで、とにかく何を手伝えばいいの?」
「…………え、何が?」
「何がって、急ぎで片付けないといけないことがあるんでしょ?」
「あ…………ああ、そうそう、そうよ、そうなのよ」
「もー、しっかりしてくれよ」
 大きく息を吐き出す。
 学校内ではしっかりしている先生と思われているようだが、家での真紀を知っている祐麒にしてみれば、どこか抜けているとしか思えない。
「祐ちゃんが変なこと言うから、ちょっと忘れていただけじゃない。えーと、そう、この書棚の整理が必要で」
 と、壁面に設置された書棚を示す真紀。
「なんで、それを今急いでしなきゃいけないの? 放課後でもいいじゃん、昼休みじゃあまり時間無いし」
「そっ……それは、あれよっ。午後の授業で使おうと思っていた資料が、この書棚の中のどこにあるのか分からなくなっちゃって」
「え、マジで!?」
 祐麒は書棚を見つめる。整然と並べられていれば端から見ていけば分かることだが、雑然と積み上げられていたり、段ボールの中にまとめてしまわれていたり、取り出してみないと分からない状態である。
「――べ、別に、嫌ならいいわよ。一人で探すし、見つからなかったら明日の授業に間に合えば」
「へいへい、手伝いますよ。まったくもう」
 とりあえず上着を脱いで椅子にかけ、肩をぐるぐると回す。
「何よ、そんなに嫌なら」
 そう言おうとする真紀を封じるように、段ボール箱を取り出して床に置く。
「嫌なんて言ってないじゃん。本当、意外と真紀ちゃんってだらしないよね、俺が言うのもなんだけどさ」
「悪かったわねー」
 置かれた段ボールの中を覗くように、祐麒の正面にしゃがみ込む真紀。
「ま、こうして偶に真紀ちゃんに頼られるのは、悪くないし。俺じゃあ、雑用くらいしか出来ないかもしれないけど」
 笑いながら、冗談めかして真紀の頭を撫でる。
 すると、てっきり怒られるかと思っていたのだが。
「……そんなことない、祐ちゃんのことは、頼りに思っているもの」
 手を払われるでもなく、真紀は素直に頭を撫でられながらそんなことを言った。
「えーと、とにかく探そうか」
 なんだかいつもと違う気がして、誤魔化すように段ボールの中の書類をかき回しはじめる祐麒。
 結局、昼休み時間中に真紀が口にした資料は見つけられなかった。

 

 ――放課後。
 掃除当番ということで焼却場までゴミを運んで捨て、さあ教室に戻ってさっさと帰ろうかと、空になって軽くなったゴミ箱を持って歩ているその最中。
「――――福沢くん福沢くん福沢くん、ふっくざっわくーーーーーん!!!」
「?」
「どーーーーんっ!!」
「え――――ぐぇっ!?」
 何か凄まじい勢いで突進してきたかと思うと、そのままの勢いで祐麒にフライングクロスチョップをお見舞いしてきて、ゴミ箱とともに派手にすっころぶ祐麒。ガラガラとゴミ箱が転がり、祐麒も大地とキスをする。
「ちょっ……い、いきなり何すんの、桂さんっ!?」
 口に入った土を吐き出しながら身を起こし、ぶつかってきた張本人に向けて文句を言う。ぶつかる直前に見えたのは、間違いなく桂の笑顔だった。
「あっはははー、ごめんごめん、ちょっとそこで石に躓いちゃってさー」
「いや、ぶつかる前に『どーん』って言ったよね、『どーん』って!」
「あ、バレた? なんかさー、福沢くんってぶつかっていきたくなるオーラを出しているっていうか、『俺が受け止めてやるぜ!』って感じの気を放っているじゃない?」
「そんなオーラを出していないし、気も放っていない」
「えー、何々、『オラ、オーラなんか出してないぞオラオラァ!?』って」
「だから言ってないし……ったく」
 本来ならもっと文句を言いたいところである。祐麒に比べて桂は見事に着地を決めて汚れてもいないし、ダメージを負っている様子もない。
 だが。
「ごめんごめん、えーと、許して貰えない?」
「……これ以上怒るのも大人げないし、もういいよ」
 文句は言いたいが、テニスウェアの女子高校生だから許さざるを得ない(ただしスコートに限る。スコートからすらりとはみ出た健康的な太もも、その先に続く膝に両手をついて前屈みになり祐麒のことを見下ろしてきていて、Vネックの首元からほんのりと肌が見えている。テニス万歳。
「で、何か用だったの?」
 制服に付着した土と埃を叩き落としながら立ち上がり、改めて問いかける。
「ああそうそう、今週の日曜日ヒマ? 暇だったら、一緒にお買い物行かない」
「え……」
 思わずドキリとする。  周囲には誰もおらず桂と二人きり、そんな状況で週末の買い物に誘われるとは、これはデートのお誘いということか。静のような姉弟の絆を深めるためのものでなく、男女の仲を深めるための。
「もうすぐお兄ちゃんの誕生日なんだけど、何を買っていいか迷っちゃって、それで男の子に聞いた方が良いかなーって」
「な、なるほどね」
 動揺を悟られないように抑えつつ答える。理由はどうあれ、二人で買い物ならデートに変わりはないだろう。真紀や静を除いて、同世代の女の子から純粋にデートに誘われるなど生まれて初めてのことで、やっぱりドキドキする。
「俺で良ければ、いいけど」
「本当? やったー、ありがとう!」
 両手を握り、ぶんぶんと上下に振ってくる桂。
 意外ではあったけれど、桂は元気が良く明るい女の子である。美少女と言うのとはちょっと違うが、親しみやすさではクラスの女子の中でもトップクラスだろう。
「それじゃ、日曜日ね。時間とかはまた連絡するね、あたし練習あるから、じゃっ」
「お、おう……」
 来た時と同じように、まるで嵐のごとく勢いで桂は去っていった。
 そして日曜日。

 

「――小林とアリスも一緒です、はい」
「どうしたの、ユキチ?」
「なんか変だよな、こいつ」
 デートのことを知られたらまずいと思い口にしなかったのだが、三日前にあっさりと小林たちの方から日曜日のことについて訊かれた。確認したところ、桂は祐麒だけでなく小林とアリスにも声をかけていたらしい。完全に祐麒の早とちりだった。
「まあ、そりゃそうだよな」
 他の女子と比較してよく話すとはいえ、別に桂と特別な関係にあったわけでもないのにデートに誘われる方が不自然なのだ。
 とはいえ、当日まで勘違いしていなかったのは不幸中の幸いである。男友達と出かけるということで真紀も何も言わなかったし、ピエロにもならずに済んだし、良いことなのだと自分を言い聞かせる。
「んで、当の桂さんは?」
「まだ来てないけど、そろそろ来るんじゃないかな、時間だし」
 確認すると、約束した時間を二分ほど過ぎていた。
「おっまたせーしまーしたーっ! ごめんなさい、お手洗いに寄っていたら、乗り換えで一本遅れちゃって」
 明るい声で手を振りながら姿を見せた桂は、カットソーシャツにパーカ、ショートパンツにニーハイソックス、そしてなぜか野球帽をかぶってきていて、予想に違わぬ活動的な格好である。
 それはもちろん可愛いのだが、目を引かれるのは桂のちょっと後ろに隠れるようにしながら現れたもう一人の少女。
 シャツにカーデガン、オフホワイトのロングスカートというコーディネートの志摩子だった。想定外の女の子の登場に驚きつつ横を見ると、小林もアリスも同様に驚いていたから、知らされていなかったのだろう。
「えーと、あれ、藤堂さんも一緒なんだ」
 と、代表して小林が尋ねると。
「何言っているの、当たり前でしょう。お兄ちゃんの誕生日プレゼントを買いに行くって言ったよね、あたし?」
「…………」
 黙って顔を見合わせる三人。
 いや、確かにその通りではあるが、それが『志摩子のお兄ちゃん』だなどとは全く聞いていなかった。
 だがまあ、よくよく考えてみればよかったのかもしれない。学年ナンバーワン美少女と言われている志摩子と休日に出かけるなどと知ったら落ち着かなかっただろうし、事前に他の誰かに知られたらとんでもないことになっていたであろう。
「ご……ごめんなさい、迷惑だったかしら」
「いやいやとんでもない、藤堂さんのお兄さんのために頑張りますよ!」
 途端にアピールする小林。
「男の子が三人もいれば、きっといいものが見つかるよね、うん。さ、それじゃあ早速、レッツゴー!」
 デートなどという気配を微塵も感じさせず、男子三人を率いて桂は元気よく歩き出した。

 

「うわーっ、これ可愛い! ねえねえ志摩子さんによく似合うよっ!」
「あ、うん、ありがとう桂さん」
「これなんかお兄さんに似合いそうじゃない!? どんな人かよく知らないけど」
「えっ、あ、そうねぇ」
「ちょっと小林君たちも選んでよーっ」
「桂さん、せっかく来てもらったのに、無理を言ったらメッ、よ」
「………………」
 きゃあきゃあと賑やかな女の子二人の後を追いかける男三人。
「いやぁ……女子高校生二人がイチャイチャする姿は目の保養になりますなぁ」
「小林、それセクハラ親父の発言だよ」
「いやしかしアリス、これ、俺ら本当に必要なのか?」
 小林がそう言いたくなるのも分からなくはない。桂と志摩子は色々な店に足を運ぶのだが、二人で色々と話し合っていることが多い。もちろん祐麒達の意見も聞いてくるし、話もするのだが、なかなかプレゼントは決まらない。
「いいじゃない、友達と一緒に休日の街を歩いているだけでも楽しいよ?」
「まあな、しかも一緒に居るのが女の子、それもとびきり美少女だし」
 と、にやける小林の言う通り、歩いているとしばしば街の男たちが志摩子に視線を向けてくるのが分かる。中にはあからさまに声をかけようとしてくる輩もいるが、そういう時に祐麒達が一緒に居ると諦めて遠ざかっていく。
「――もしかしたら、ナンパ避けもあったのかもね」
「藤堂さんならそれもアリかもな……だが、俺はそれでも構わん」
「だったら最初から文句なんてないんじゃん」
 実際に祐麒も、いざこうして買い物を始めてみれば特に文句などなかった。女子を含む同級生と休日を過ごすなど、なんと青春ぽいことか。途中で寄り道してクレープを食べることが出来るのも、女の子が一緒に居るからこそできること。しかも志摩子のような美少女が一緒だから、周囲の野郎どもからも『リア充滅しろ』というオーラがむんむんと感じられ、それが優越感を刺激する。小さなやつと思われるかもしれないが、人間なんてそんなものだろう。
 そんな感じで時間は過ぎ、一方でプレゼントはいまだ決まらない。さすがにそろそろ決めないとと思うが、焦って変なものを買うのも嫌だという気持ちも分かる。
「――でもこれだけ探してピンとくるものがないからさ、思い切って場所を変えてみない? まだ時間もあるでしょう」
 提案してきたのは桂。夕方とはいえ陽も長くなってきているし、小学生でもないし、特に問題はない。あるとしたら電車賃がかかることくらいだろう。
「ほらほら急いで、特快だよラッキー」
 ホームを駆けあがり到着していた電車に乗り込む。テニス部で鍛えられている桂は笑顔でいるけれど、志摩子は扉近くの手すりを掴んで体を支え、ぜーはーと荒い呼吸をして背中を上下させている。
「ご、ごめんね志摩子さん、無理させちゃった!」
「あ、う、ううん…………だいじょう……ぶ、だから」
 健気に微笑もうとする志摩子の声に、発車のベルの音が重なる。
「電車で少し休んで……あ、しまった!」
「ど、どうしたの桂さん?」
「今日、轟木屋さんの限定特製カレーパンを買うんだったよ、忘れていたぁ! ちょっとあたし、買ってくる!」
「え、桂さ」
「ということで、小林くんとアリスちゃんも付き合って! あれ、一人限定三個までなのよー、おじいちゃんとマサさんと、あと組員の皆に買っていく約束してたの」
「うわっ、ちょっと、え!?」
「わわっ」
「お買い物の方は福沢くんにお任せするねっ」
 桂は左右の手で小林とアリスの腕を掴むと、二人を引きずるようにして電車を飛び降りた。直後、扉が閉まる。
「え、えーと……」
 呆気にとられる祐麒。扉の向こうでは、同じように呆然としている小林たちの姿と、志摩子に向けてサムズアップし、ペコちゃんスマイルを見せている桂。
「あれ? これって……」
 動き出す電車、遠ざかっていくホーム上の三人。途中、目が合った桂がウィンクを寄越してきたように見えたが、遠かったので気のせいかもしれない。
「えーっと、藤堂さん」
 困惑しつつも、残された志摩子の方を見ると。
「…………か、桂さんたら……」
 スマホの画面を見て、顔を真っ赤にしていた。
 こうして。
 思いがけず(?)、志摩子と二人きりとなったのであった。

 

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