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【ブックレビュー】夏へのトンネル、さよならの出口(著:八目迷)

更新日:

【作品情報】
 作品名:夏へのトンネル、さよならの出口
 著者:八目 迷
 ページ数:325
 ジャンル:SF、エンタメ
 出版社:小学館

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 田舎の夏っぽさ度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! :なんかこう、読後感の良い青春ものとか読みたくなった 

 

■作品について

高校生の塔野カオルは田舎町に暮らしている高校生。
ある日、「ウラシマトンネル」という年伝説のようなものを知る。
その「ウラシマトンネル」では欲しいものがなんでも手に入る代わりに、大きく年を取ってしまうという。
その「ウラシマトンネル」に入れば、5年前に死んだ妹を取り戻すことが出来るかもと、一人でトンネルを調査する。
そのことを転校生である花城あんずに見つかると、二人は互いに欲しいものを手に入れるため、協力してトンネルの謎を調べるようになるのだが。。。

少年少女の時をかけた青春SF小説。

■良かった点

田舎、夏、転校してきた少女。
まさにボーイミーツガール。
そこに「ウラシマトンネル」というアクセントを付け加えて、爽やかな青春小説に仕立て上げてきている。

SF要素は勿論あれど、そこはあまり重要でないというか、物語の方向性のためのガジェットとでもいうべきか。
あくまでこの作品は、少年少女が現実と向かい合い、歩いていくことを決めた青春小説なのです。
だから、SF的要素の方を強めに期待するとちょっと違うかもしれない。
SF的要素なウラシマトンネルも、そういう存在があるんだよという点ではどちかというとファンタジーか。

主人公のカオルはゲームの主人公にありそうな無個性的な少年。
でも、意外と頑固なところもある。
ヒロインの花城あんずは、登場時はとんでもない女だった(笑)
でも、そんだけぶっ飛んでいる方がキャラクターとしては良い。

そんな二人がウラシマトンネルを巡って互いのことを少しずつ知り合い、理解して惹かれていく。
なんつうか甘酸っぱいですね。
そしていよいよトンネルへの本格的な探索。
二人を待ち受ける展開はちょっと意外な方向に進んだ。

それでもラストは爽やかに、ハッピーエンドで終われたから良かったのではないか。
登場人物達が不幸にならないのは、読んでいても良いものです。

なんか青春の甘酸っぱさを感じたい、なんて時にどうぞ。
甘すぎず、ビター過ぎず、適度な感じではないでしょうか。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

ヒロインはいつの間に、主人公のどこを好きになったのか?
その辺が完全に抜かれているのはいかがなものかと。
あと、最初はデンジャラスな女の子だったのに、普通の女の子になっちゃったのが残念。

 

 

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