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【ブックレビュー】Fate/Zero(4) 第四次聖杯戦争秘話(著:虚淵玄)

更新日:

【作品情報】
 作品名:Fate/Zero(4) 第四次聖杯戦争秘話
 著者:虚淵玄
 ページ数:232
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:星海社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 戦いの容赦なさ度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ファンタジー系のバトルが好きな人

■作品について

英霊・キャスターとして現界した聖なる怪物、ジル・ド・レェ伯爵。
彼が放つ狂気はこの世ならざる強大な魔物・“海魔”を召喚するに至る。
冬木市に、そして世界に壊滅の危機が迫る中、聖杯戦争に集う英霊らは“海魔”の暴走を阻止すべく絶望的な共闘を開始する。
左手の傷が癒えぬまま奮闘するセイバーに、“約束された勝利の剣”の一閃はあるのか―?

■良かった点

この巻ではキャスターが召喚した“海魔”との戦いがメイン。
とんでもない魔物を呼び出し、もはや聖杯戦争など関係ないとばかりのキャスター。
このまま魔物が突き進めば人々に、世界に害をなす。
そのような事態を望まない英霊たちは共闘を図るが、規格外の化け物相手ではそうそううまくいかない。
対する一手があるとすれば、セイバーの“約束された勝利の剣”の一閃による滅殺。
しかしながらセイバーの左手は封じられている状態。
さて、どうする?

ということで、英霊同士の戦いよりも、魔物vs英霊軍団といった感じになっちゃってます。
しかしながらまともに共闘するのはセイバーとライダー、そしてランサー。
アーチャーとバーサーカーはその外でまた別のバトルを始めてしまったり。

魔物との戦い、英霊同士の戦いもそうですが、それ以上にこのzeroはマスターの戦いですね。
特に切嗣の悪辣な謀略。
勝利するためならどんなことでもするという、その手段。
戦争に正義などない。
英雄の矜持などいらない。
ただ、最小限の犠牲で終わらせるべく動く切嗣は、きっと正しいがゆえに理解されない。

何を求めているのか。
何を一番に考えているのか。
それにより、戦い方も、受け止め方も変わる。
致し方ないこととはいえ、非常にエグイし、容赦ない。
でも、それが戦いだと感じさせてくれる。

さて、聖杯戦争も終盤に突入。
次に脱落するのは誰か??

■ここが改善できるともっとよかったかも?

気分の良い戦いを見たい人は、そういうものじゃないですからね!
英霊同士の誇り高き戦い、だけではない。

 

 

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