書評と主にマリア様がみてるの二次創作(旧:よしのXブレード)

マリア様の愛読書

ノーマルCP マリア様がみてる 三奈子

【マリみてSS(三奈子×祐麒)】悲しいハートは燃えている

更新日:

~ 悲しいハートは燃えている ~

 

 秋も深まってきた今日この頃。
 食欲の秋、などと言うが、女の子にとっては秋が深まろうと浅かろうと、あるいは春だろうが冬だろうが美味しいものには目が無いもので、三奈子もまた目の前に置かれている和栗のモンブランに舌鼓をうっていた。
「へー、そうなんだ」
 聞こえてきたのは、同じテーブルを囲んでいる友達の声。
 いつもお馴染みのメンバーである、雅、蘭子、安奈の三人も、それぞれが注文したスイーツを口にしながら、お喋りをしていたわけであるが。
「そう、マジよ。もー、勘弁してって感じ」
 安奈がうんざりした顔と口調で、大げさに肩をすくめて見せる。モンブランに夢中になっていた三奈子は、あまり会話を聞いていなかった。
「それだけ安奈のことを思っていたということでは」
「でもさ、限度ってものがあるでしょ。アイツのは、度が過ぎてるよ。ありゃ、一歩間違えるとストーカーになるタイプね」
「あはは……安奈も自分の彼氏に対して容赦ないね」
「もーダメ、そろそろ限界、帰って今日のこともしつこく訊かれるわ、絶対。そしたらあたし多分キレる。独占欲強すぎってのも問題よね。束縛しすぎだっつーの」
 髪の毛をガシガシとかきまわし、カフェオレのグラスをストローで乱暴にかきまぜる安奈。相当に、苛々しているようだ。そのまま不機嫌そうに、音を立てて行儀悪くカフェオレを啜っていた安奈が、不意に三奈子に視線を向ける。
「三奈はさ、束縛されたりしないの。祐麒くんに?」
「えっ、私? されないよー、そんなこと。それにほら、言っているじゃない、祐麒くんとはそういう関係じゃないって」
 栗を頬張りながら、答える。
 雅、蘭子の目も三奈子に向けられる。
「……彼はそんなことしなさそうだものね」
「それだけ三奈子は信頼されているのよ、祐麒くんに」
「ラブラブだもんね、惚気っぷりも相変わらずだし……ラン、酔わせて強引に襲って既成事実作るくらいのことしないと厳しいわよ」
「うふふ、なんなら協力しましょうか? 二人で美味しく頂いてしまうのもなかなか……」
「な、何言っているのよ、安奈! みやも変なこと言わないで!」
 一人、赤くなって狼狽している蘭子を、にやにやと見つめている安奈と、表情こそ変えないが楽しんでいるに違いない雅。
 しばらくの間、蘭子をからかっていたが、やがて満足したのか安奈が再び三奈子に顔を向ける。
「でもさ、三奈子もたまには束縛されたいと思わない?」
「え?」
「なんもされないってのも、なんか自分のこと気にしてくれているのかいないのか分からなくて、味気なくない?」
「独占欲は、いわば愛情の裏返しみたいなものでもあるものね」
 皆からかわるがわるに言われて。
「うーん……」
 指を顎にあてて、三奈子はちょっと考えるのであった。

 

 花寺学院の校門前ではすっかり見慣れた光景となりつつある、三奈子の姿。元生徒会長の彼女ということで校内には知れ渡っており、変なちょっかいを出す輩もいないし、花寺の新聞部も寄り付くことは無い。
 三奈子の姿を見つけて近づいていくのは、祐麒か、祐麒の友人である小林達くらいであり、そして今まさに小林とアリスと高田が三奈子の方へと歩を進めるところであった。
「こんにちは、三奈子さん。ユキチのやつなら現生徒会の連中に呼ばれているので、もうちょっと時間かかりますよ」
「うん、ありがとう、小林くん」
 頷く三奈子の姿を見れば、完全なる秋模様。
 アイボリーのリブタートルセーターは、太ピッチのボーダー柄でシルバーのラメ入り。前後にタックプリーツを施したAラインシルエットのスカートは白と黒のチェック柄。上下がモノトーン調だが、膝までの鮮やかな赤いソックスが明るさを出している。ニットの帽子をかぶっているためか、髪型はいつもと異なり左右から胸元に垂らしている。
「時間つぶしなら、つきあいますよ」
「あはは、ありがとう」
 内心、どういたしましてと呟く小林。何といっても三奈子との会話は、祐麒の知られざる一面を知る良い機会なのだから。
 今日は何を聞こうか考えているところ、三奈子の方から話しかけてきた。
「ね、ちょっと聞いていいかしら?」
「ええ、なんでもどうぞ。俺達に答えられることなら」
「あの、さ」
 いつになく真剣な表情で考え込んでいる三奈子。その様子に、自然と小林も気が引き締まってくる。
「……祐麒くんて、縛るのとか好きかな。あ、いや、縛りたいと思ったりするのかしら」
「―――え?」
 思わず、ぽかんとする小林。
「ええと、今、なんと」
「だから、私のこと縛りたいとか思ったりするのかな、祐麒くん」
 再度、同じ言葉を耳にして、やはり呆然となる。アリスと高田に助けを求めようとしたが、二人とも視線をあわせようとせず、小林は窮地に立たされた。
「ど、どうでしょう。ユキチのやつから、望まれたんですか?」
「あ、ううん、そうじゃないけれど。ひょっとしてそういう気持ち、あるのかなって」
「そ、そういう嗜好は聞いたこと無いですけれど、仮に持っていたとしても俺達には言えないでしょうからねぇ」
「そうなんだ」
 三奈子は口元に拳を持ってきて考え込む。
 小林は後ろを向き、アリスと高田に小声で相談する。
「おい、ユキチからそんな話、聞いたことあるか?」
「な、ないよ、そんなの。でも、そんなプレイをユキチが……」
「…………」
 高田は何も言わず、ただ顔を紅潮させている。
「ど、どうして、いきなりそんなことに」
「うーんとね、大学の友達と話していたんだけれど、たまにはそういうのも良いんじゃないかって言われて」
「はあ……さ、さすが大学生、進んでますね。でも、それですんなり受けようとするなんて、三奈子さんてMですか。なんてね、ははは」
 半ば、冗談にするつもりで口走った小林であったが。
「ん? ええ、もちろん(三奈子だからイニシャルはMよね)」
 あっさりと返事をされてしまい、逆に狼狽してしまう。
 三奈子と祐麒のあまりにアダルトな関係を勝手に想像し、三人は声もなく立ち尽くすのみである。
 様子の変な三人組に、三奈子はただ首を傾げていたが、やがて急速に顔を輝かせる。その変化に、待ち人が来たのだなと三人は直ちに悟る。
「おーい、祐麒くんっ」
 予想を違えることなく、校舎から祐麒が足早に寄ってくる。
「ども、三奈子さん……って、お前達、何ヘンな目で見ているんだよ」
 怯えた様子を見せる祐麒だが、小林にしてみれば言わずにはいられない。友人が、どんどんと遠い世界へと突き進んでゆき、背中が見えなくなってきているのだから。
「ユキチ、お前、いつの間にかどこか遠くへ行っちまったな……」
「何、格好つけて訳の分からんこと言っているんだ?」
「いいんだ、分かっている。例えどんな嗜好だろうが、俺達は友達だ」
 軽く笑いながら、祐麒の方を二回ほど叩く。
 続いて、三奈子に目を向け。
「三奈子さん、好んでしているのかもしれませんが、あまり身体を痛めないほうが良いと思いますよ。さ、行こうかアリス、高田」
 片手を挙げ、祐麒と三奈子に背を向け去る小林。後を追いかけるようにして続く、アリスと高田。

 秋風が身にしみる、小林正念、高校三年生の秋であった―――

 

 なぜか格好つけて『男の背中』らしきものを見せ付けるように帰っていった小林と、あとの二人が去ってゆくのを見届けて、祐麒と三奈子は顔を見合わせる。
「あははっ、いつ会っても小林くんて面白いわよねえ」
「……てゆうかこのパターン、もう何回目ですかね。俺絶対、あいつら変な誤解していると思うんですけれど」
「そうなの? 何が?」
 三奈子は気にした様子も無く、祐麒のことを正面から見つめている。今日もまた可愛らしさ全開であるが、どうしても素直に口に出すことが出来ずに視線をそらしてしまう。
「今日は、どこ行きます?」
「祐麒くん、受験勉強もあるでしょう。近くのお店でいいよ」
 並んで歩き出す。慣れとはおそろしいもので、他の生徒の視線も気にならなくなってきて久しい。二人で出かけるたびに周囲に気を遣っていたのでは疲れて仕方が無いし、祐麒が気にするほど、周囲は祐麒たちに感心を持っていないことがいつからか分かったから。
 いつものように三奈子のお喋りを聞きながら街に向かい、ショッピングビル内のちょっとしたカフェに入り腰をおろす。
 三奈子はケーキセットを注文し、祐麒はコーヒーのみ頼んでしばし会話をしていたが、話が一段楽したところで、不意に三奈子が真顔になって尋ねてきた。
「……ね、祐麒くん。私さ、来週合コンに誘われているんだけれど、どう思う?」
 いきなり訊かれても、困るところである。
 どう、と問われても、何をどう返答すればよいのか困惑する。「合コンに行くから、どんな服を着ていけばいい?」 というわけでもないだろうし、ましてや「一緒に参加しない?」なんてことあるわけがない。
 返答に窮していると、三奈子は少し不機嫌になったように眉をひそめ、さらに続ける。
「相手がさ、K大の男の子達らしいんだ。安奈の友達のツテで、サッカー部で結構かっこいい人が揃ってるみたいなの」
「へ、へえ」
「ね、どう思う?」
「どう、って……」
 三奈子だって大学生なのだから、合コンの一つや二つ、参加するだろう。今までにだって何度か参加したはずで、幾つかの逸話も聞いている。
 話をする三奈子は楽しそうで、聞いている祐麒もまるで参加しているみたいな気分になることもあった。
「えと……別に、いいんじゃないですか。参加すれば」
 だから、祐麒としてはそう言うしかなかった。
 しかし、口にした途端に、三奈子の機嫌が一層悪くなった。ケーキを刺したフォークを口にくわえたまま頬を膨らませ、何かを訴えるかのように見つめてくる。
「それだけ?」
「えっと、何か問題でもあるんですか?」
 訳が分からず、とりあえず訊いてみたものの、三奈子は何かを答えるどころか、ますます機嫌を悪くして口を閉ざしてしまった。
 その後、色々と話しかけてみたものの、三奈子の表情は一向に明るくならない。今までにも機嫌の悪い三奈子を見たことはあったが、大抵はすぐに機嫌も直っていたので、今回のようなケースは初めてで祐麒もどうすればよいのか困っていた。
 結局、三奈子の機嫌も戻らぬまま時間だけがいたずらに過ぎ去り、何となく居づらくなって店を出ることにした。

 店を出てからも、状況は変わらない。最低限の返事や相槌はうってくれるものの、積極的に話してくれない。今まで二人でいるときは殆ど、三奈子がメインで喋っていたので、祐麒はかつてないくらい自分から話しかけているのだが、効果は上がらない。そんな状態のまま、やがて空は薄闇に包まれ始める。まるで祐麒の心の内のように。
 三奈子の機嫌の悪い顔など見たくない。三奈子には、笑顔こそが一番似合うのだから。出来ることならば、いつでも笑っていてもらいたい、それなのに今の自分は三奈子を笑わせることができないばかりか、なぜ機嫌が悪いのかも分からない。祐麒は、自分の情けなさにため息をついた。
 街の中は、祐麒のことなど知ったことなく、明るく楽しげな装いを見せる。暗くなり、店の看板、街灯には明かりが点き、周囲を照らし出す。
 会社の仕事が終わったサラリーマン、買い物帰りの主婦、遊んでいる学生グループ。紛れるようにして二人、歩く。
 このまま別れてはいけない、どうにかしなければならないと分かっているのに、どうすれば良いのか分からない。混乱したまま、それでも何か言おうと口を開きかけたとき、近くを歩いていた大学生らしき集団の話し声が耳に入ってきた。

「……今日の相手さ、どんな感じの子が来るか知ってんの?」
「ああ、サキに教えてもらったけれど、結構可愛い子が揃ってるみたい」
「あ、マジ? 今日は俺、気合入っているから」
「おー、ゲットしたいなあ、可愛いコ」

 今時の若者っぽい格好をして、なかなかに見た目も良い男達が楽しそうに喋っているのを見送る。
 そんな彼らの会話を聞いて、不意に変な光景が祐麒の頭の中に広がった。
 合コンの席、三奈子の隣に陣取り言い寄る男。必要以上に密着したり、アルコールの勢いなのかセクハラ紛いのスキンシップをしたり、あるいは周囲の騒ぎの中でひそやかに口説いたり。
 お酒を沢山飲ませ、必要以上に酔わせて連れ出し、優しさを装って肩を抱き、夜のホテル街へと消えてゆく三奈子と見知らぬ男。
 冗談でも想像したくないような絵が頭の中に描かれ、慌てて打ち消す。
 だが、しかし。
 冷静になってみれば、さほどおかしな想像でもないのだ。祐麒自身が合コンに参加したことはないが、考えてみることはできる。参加する人間は、単に楽しくお酒を飲み、お喋りしたいという者もいるだろうが、多かれ少なかれ男女の出会いというものを期待して参加している。そういう席にいる以上、声をかけられること、気に入られることは高い可能性で発生する。ましてや、三奈子はリリアン女学園出身で、且つ美少女なのだ。確かに、多少は変なところもあるが、男達が放っておくわけがない。
 ちらりと三奈子を見る。やはり、美人である。
 今までの合コンの話で、色っぽい話は出てきていないが、単に運が良かっただけなのかもしれない。あるいは、祐麒に話していないのか。
 どちらにせよ、急に気分がもやもやしてきた。
「うーん、どうしよっかなぁ」
 隣を歩く三奈子が、独り言のように呟いた。
 おそらく合コンのことであろう。声を聞いて、祐麒は反射的に言っていた。
「あの、やっぱり行くのやめてください」
「―――え?」
 びっくりしたように、三奈子が祐麒を見ている。
「いや、あの、K大のサッカー部って、前に不祥事起こしませんでしたっけ」
 言い訳のような言葉が出る。本当に不祥事を起こしたかどうかは知らないから、もしK大の人が近くにいたらどんな顔をするだろうか。
 三奈子は相変わらず目を見張って祐麒を見ていて、祐麒はなんだか目をあわせていられなくて、間をつなぐかのように喋り続ける。
「あー、K大サッカー部じゃなくても、今後はそういうの、あまり行かない方がいいんじゃないですか。ほら、良くない話とかも結構、聞きますし」
 話しながら、自分でも訳が分からないと思う。
 だが、先ほどの想像が頭の中で膨らんできて、訳が分からなくてもいいから止めなくては、と考えて、口だけが勝手に動く。
「だから、合コンっていっても色々あるし、変な男がいないとも限らないし」
 三奈子はただ、祐麒のことを見ている。
「だから……」
「だから?」
 目を二、三度瞬かせ、尋ねてくる三奈子。
 何を言えばいいのか分からなくなった祐麒は、頭の中に浮かんだ、一番素直な気持ちを言葉にした。
「だから、三奈子さんにはこれから先、合コンとかに参加しないで欲しいんですっ!」
 そう、これだった。
 本当は、最初に合コンの話を聞いたときから、行ってほしくないと思っていたけれど、正直に告げることができなかった。多分、変な意識が邪魔をして。
「ええと、勝手なこと言ってるかもしれませんけど、俺」
 しどろもどろになりつつ顔を正面に向けると。
 いつの間にか、表情がいつも通りに戻っている三奈子。
「私に行くな、って言っているの?」
「そういうことに、なります」
「ふふ」
 なぜか笑う、三奈子。
 そして。
「来週の土曜なんだけれど、どうしようかな。他に用事がないと、断りづらいのよね」
 言いながら、首を傾ける。
 少し栗色がかった髪の毛が揺れる。
「……あ! ええと、ええと、そうだ三奈子さん。映画、観にいきません? 確か、前から観たいって言っていたのがありましたよね」
「うーん、行きたいけれど、ちょっと資金が」
「それなら俺が奢り」
「ダメ、祐麒くんだってそんなにお小遣いもらっているわけじゃないんでしょう? アルバイトしているわけでもないし、そんな余裕ないでしょ」
「ぐぅ」
 確かに三奈子の言うとおりではるが、それでは、どうすれば良いのか。先ほどの言葉は、何か用事を作ってくれという意味ではなかったのか。
 悩む祐麒とは対照的に、にこにこ顔の三奈子。
 と、次の瞬間、ひらめいた。それは恥しいことだけれど、恐らく、正解。
 再度、三奈子を見る。
 笑顔。
「映画は、やめます。でも来週の土曜日、空けておいてください」
 笑顔を瞳に映し、心を決めた。恥しさに負けている場合ではない。
「映画はやめて、それじゃあ、どうするのかしら?」
「……特別なことは、何も」
「何も?」
「ええ……ただ、その、一緒に居たいから」
 口にして、台詞の内容の恥しさに、顔が熱くなってくる。
「……うん。じゃあ、そうしよっか」
 三奈子はにっこりと微笑み、頷いた。
 赤くなった顔を隠すため、祐麒は足早に歩き三奈子を追い越した。
「あ、ちょっと待ってよ祐麒くん」
 すぐに追いかけてきて、祐麒の腕を掴む。腕に、重さを感じる。
「でもさ、受験勉強は、良いの?」
「今さら、何を言うんですか」
「あー、ごめん、怒った? 何なら、無しにしてもいいけど」
「……それはダメです」
「えーっ、なんで? 祐麒くんのために言っているのに」
「ああもう、言っていることが矛盾だらけですよっ。それに、俺のためっていうんだったら、俺と会ってください」
「あ、うん、分かった」
 勢いに押されるように、首を縦に振る三奈子。
 一方の祐麒は、またも自分の言葉に恥しさ倍増となってしまった。
「あーっ、なんかもう、ううぅ」
「どうしたの、変な祐麒くん」
 カラカラと笑う三奈子。
「あー……」
 頭がぐるぐるとしていた祐麒だったが、三奈子の笑い顔を見て、色々な思い、気持ちは全てどこかへ飛んで行ってしまった。
「うん、まあ、いいです。それよりこれからどこか食べに行きます?」
「今、お金が無いって話したばかりじゃない」
「梅屋のクーポンがあるんで、そこなら無料で食べられますけど」
「わ、行く行く!」
 すっかり、いつもの三奈子に戻っている。結局、ちょっと前までの不機嫌は何だったのかは分からないけれど、それもどうでもよくなっていた。
「なんかお腹空いちゃった。ほら、早く行こうよ」
「ケーキ食べたくせに」
「それは、別腹ーっ」

 弾む足取り、弾む心。

 

 二人の姿は、街の雑踏の中に自然に溶け込んでいった。

 

おしまい

 

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