当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ノーマルCP マリア様がみてる 江利子

【マリみてSS(江利子×祐麒)】スウィート・イリュージョン <第五話>

更新日:

~ スウィート・イリュージョン ~
<第五話>

 

 ひらひらのスカートをはためかせながら、店内を動き回る。忙しくても、必要以上に慌ただしくすることなく、落ち着きをもって応対する。それが、この店で働く際のルールであり、決まりごとであった。
 アルバイトを始めてから、どれくらい経ったであろうか。メイドの姿に慣れたとはいえないが、やると決めたからには手を抜くことはしない。引き攣りそうになりながらも笑顔で接客し、給仕する。
 このような姿、とてもじゃないけれど知り合いには見せられない。幸いにも、今までのところメイド喫茶に遊びに来るような、酔狂な友人はいなかったが。
 しかも、憂鬱なことはそれだけではない。
 今日も、店に来たときに。

「おはようございまーす……」
 店に入るとき、どうしても声も小さく、おそるおそるといった感じになる。
「あっ、ユキちゃん!」
 入るなり、大きな声で呼びかけられて体をすくめる。ゆっくり、声のしたほうを向くと、そこには麻友さんが仁王立ちして祐麒のことを見つめていた。やけに怖い表情をしているが、メイド喫茶でウェイトレスをしているくらいだから、基本的にルックスは悪くない。だからこそ余計に、怒ると怖いのだが。
「また、どうしてそんな格好で来るのよ! ちゃんと可愛い服着て来るようにこの前言ったじゃない」
「いや、でも」
「でも、じゃないでしょ。お店に入ってくるところ、誰が見ているとも限らないんだから、その辺、意識してもらわないと」
 腰に手をあて、大きくため息をつく。
 そうなのだ。なぜか、店のメンバーに認められた祐麒は、店の制服を着用するだけでなく、出勤してくるときも女の子を意識した格好をしてこいというのだ。
 もちろん祐麒は、恥しくてそんなこと出来ず、普通の格好でやってくるわけだが。
「そんなこといわれましても」
「まあ、大丈夫よ。今日も沢山、可愛い服を皆で持ち寄ってきたから」
「か、勘弁してくださいよっ!」
 祐麒は悲鳴をあげた。
 先日、仕事を終えて着替えようとしたところを取り囲まれ、麻友さんが持ってきた女物の服を何着も着させられたのだ。それこそ、着せ替え人形のごとく。
 忘れたい記憶だったのに、あっさりと蘇ってきて泣き出したくなる。携帯で写真を撮っている子もいたし、当分はトラウマとして残りそうだった。
「安心して、この前の反省を生かし、今日はサイズ、間違っていないはずだから」
「だから、そういうことを言っているんじゃないですって!」
 しかし祐麒の悲痛な叫びは、誰にも届かなかった。

「はぁ……」
 メイドの姿をして働いているだけでも憂鬱だというのに、他にもひらひらの女の子の服を着るなんて、まっぴらご免である。アリスだったら喜んで着ると思われるが、残念ながら祐麒はごく普通の青少年なのだ。ため息だって出るというものである。
「すみません、お代わりください」
「はい、ただいま」
 呼ばれて、ごく自然とにっこりスマイルを浮かべて振り返ると、客の男は嬉しそうな、だらしのない顔をする。
 悩みは尽きないものの、正直、染まりつつある自分自身に、背筋が寒くなるのであった。

 

 一日の仕事を終え、同僚達の着せ替え攻撃を潜り抜け、ようやくのことで着替えを済ませる。
 戸締り、消灯を確認して、更衣室を後にする。今日は最終だから、全てを確認してから店を後にしなければならない。お手洗い、休憩場所など、問題が無いことを見てからフロアに向かう。
 すると。
 誰もいないと思っていたフロア内に、人影があった。
 窓際の席に腰をおろし、頬杖をついている姿。既に電気を消されたフロア内は薄暗いが、窓から差し込む光が彼女の姿を浮かび上がらせていた。
 月の、星の光を浴びて佇んでいるその表情は、今まで見たことがないものだった。どこか神秘的な雰囲気すら漂わせ、その瞳は何を見つめているのか。いつも、人をからかっては喜んでいる、小悪魔のような表情は消えうせて、代わりにどこかアンニュイというか物憂げというか、凄く大人っぽい顔をしていた。
 例えて言うなら、世を儚んでいるというか、憂いているというか。とにかく、祐麒の胸を何かが貫いた。
 いつまでも、その姿を、表情を見つめていたい誘惑にかられる。どうしてしまったのか、心がざわつく。
 時間にしてみたら一分にも満たなかっただろう。静寂を破ったのは、彼女のため息だった。聞いて、思わず体が動いてしまった。足音が、フロア内の空気を裂くように響く。
「……あ、祐麒くん」
 こちらを向いた鳥居さんは、淡く蒼白い光によって幻想的な姿に見えた。ただ、先ほどの物憂げな表情は消えていた。
「どうしたんですか、こんな時間にお店に」
 そう聞くと、鳥居さんは音もなく立ち上がり、輝く髪の毛を揺らす。
 そして。
「祐麒くんと一緒に帰ろうと思って。彼氏を待っているのって、変かしら?」
 手を後ろで組んで、淡く微笑む鳥居さんに、胸が高鳴る。
 鳥居さんは、一歩一歩、ゆっくりと足音を刻むかのように近づいてくる。やがて、祐麒の目の前で立ち止まる。
 祐麒は、動くことも、言葉を投げることも出来ず、ただ魅入られていた。
 目が慣れてきたせいか、暗いフロア内の様子も随分とよくわかるようになっていた。アンティーク調のテーブルやチェア、クロス、飾りといった室内は、鳥居さんの容姿にぴったり合っているように感じられる。
 そしてその鳥居さんはといえば、ただ立ち尽くしている祐麒の姿を見て、どうしたの? とでも言いたそうな目をして、軽く首を横に傾けた。
 何気ない仕種の一つ一つが、祐麒の心をかき回してゆく。
 綺麗な人だというのは、初めから分かっていた。それでも、今までこんな気持ちになったことはなかった。なぜ、急に今、意識してしまうようになったのか。
 白とグレーのボーダーのロングカットソーは、袖部分は無地というデザイン。深いVネックの胸元には可愛らしいリボンがつけられ、インナーにはどうやらミント系のタンクトップをあわせている様子。同色のラップスカート風のカットソーミニスカートはドレープがふんだんにあしらわれて柔らかさを見せ、黒のレギンスをあわせている。そんな彼女は可愛らしくもセクシーで。
「帰りましょうよ」
 言われてようやく、我に返る。
 どれくらい見とれていたのか分からないけれど、自分の周りの時間だけが止まっていたみたいだった。

 動き出す、時間。

 店の戸締りをして外に出ると、当たり前だけれども空は暗くなっていて。でも、夜の光を浴びている鳥居さんは、なんだか日中に見るよりも綺麗に思えた。夜が似合う女性、なんてものがいるとしたら、彼女のことかもしれない。
 ぽつり、ぽつりと会話をしながらの帰り道は、なぜだかどこか切ない。
 鳥居さんは笑顔を浮かべているのに、フロアで目にした物憂げな表情が、頭の中から消え去ってくれない。
「そういえば祐麒くん。いつまでも私のこと『鳥居さん』って呼ぶの、やめない? 恋人同士なのに、変じゃない」
 夜とはいっても、寝静まるには早すぎる時間。街にはまだたくさんの人がいて、店だって開いている。それなりに賑やかな街中で、二人の周りだけが不思議と静寂に満たされているように感じる。
「あの。もう、その恋人同士の設定を続ける必要、ないんじゃないですか? 俺、もうそんな逃げたりしませんよ。お店の人にも知られているんだし、無理に続けなくても」
「……そんなに祐麒くんは、私と恋人同士と見られるのは、イヤかしら?」
「そ、そういうわけじゃ」
 実際のところは、どうなのだろう。
 鳥居さんは美人だ。恋人だなんて紹介したら、ほとんどの人からは羨ましがられると思う。
「私はね、運命的なものを感じたのよ」
 空を見上げる鳥居さん。都会の空は濁っていて、星は隠れ、月はぼやけている。
 だけれども、鳥居さんは一人、輝いている。
「運命なんて、軽々しく使わないほうがいいですよ」
「そうね。でも」
 夜風が頬を撫ぜる。
 カーディガンが風で広がり、蝶の羽のよう。
「祐麒くんだったら、私を退屈な日常から連れ出してくれそうな気がしたの」
 横顔に、魅せられる。
「買いかぶりすぎ、ですよ」
「そうかしら?」
 淡く儚い表情で、祐麒のことを見つめる。
 その視線に、蜘蛛の糸にからめとられたかのように、身動きがとれなくなりそうになる。

 腕を組んでいるわけでもない。

 手をつないでいるわけでもない。

 それでもなぜか、鳥居さんを近くに感じた。

 

 なんだかんだいいつつ、夏休み中もバイトは続いていた。断りきれない自身の性格もあるが、バイト代が良いということも、祐麒にとっては魅力的であった。

 そして慌ただしかった夏休みも明けたある日、お店に行くと、とんでもないことになっていた。

 満面の笑み、にこやかな表情で出迎えてくれる、店の仲間達。何か目出度いことでもあったのだろうかと考えるが、どうも違うようだ。どちらかというと、皆、悪戯っ子のような目をして祐麒のことを見ている。
「おめでとう、ユキちゃん!」
「やったね、あたしの目に狂いはなかったね」
「くやしいけど仕方ないかー」
 皆が口々に、祐麒に対して祝福なのかどうかよく分からない言葉をかけてくる。思い当たる節のまったく無い祐麒は、当惑するだけだ。
 首を傾げる祐麒に、麻友さんが近づいてきて、壁に貼られた紙を指差した。
 紙のトップにはこう書かれていた。

"ウェイトレス人気投票 結果発表!!"

 そして、下に結果が記載されている。書かれている名前を見て、祐麒は目を見張る。呆然として声も出ないところ、麻友さんが背中をバシバシ叩いてきた。
「なんと、ユキちゃんがトップ獲得だよ。やー、短い期間だったけど、ユキちゃんは確実にお客さんの心をがっしりつかんでいたのね」
「いつのまに、こんなの……?」
「テーブルに投票用紙があったの気がつかなかった? 帰る際に、お会計と一緒に出して行くのよ」
 祐麒自身はレジを担当しなかったので、分からなかった。しかし、ということは本当のことなのだろうか。正直、信じられないし、嬉しいことでもなかった。
「てゆうか。みんな、ユキちゃんに負けて悔しくないのー?」
「えー、でもユキちゃんなら仕方ないよ」
「うん、女の私達より可愛いし」
「バレないように恥らう姿とか、あたし達でも思わず萌えそうになるしぃ」
 なんか皆、とんでもないことを楽しそうに話している。そして、そんな風に見られていたのかと落ち込みそうにもなる。
「それよりほら、そろそろ着替えないと」
「あ、そうね。江利ちゃんは先に、スタンバってるわよ」
 なんのことだろうと思った。
 これからバイトだから、もちろん着替えるけれど、なぜか雰囲気が違う。みんながにやにやと、こちらを見ている。それに、スタンバイしているとは、どういうことか。嫌な予感が背筋を這い登る。
 隣にいる麻友さんが、にこやかに壁の紙を指差す。トップ獲得を決めた祐麒の名前の下に書かれていた文字に、気が遠くなりそうになる。

"トップ獲得者は、皆様への感謝の意を込めて、リクエストNo.1のコスチュームに"

「……な、なんですか、これ」
「心配しないでいいよ。ウチは変な店じゃないから、エッチな服とかじゃないから」
「さあさあ、着替えよう! お客さんも楽しみに待っているよ。勿論、あたし達もね」
 抵抗も空しく、無理矢理に更衣室に連れてゆかれる。着替えも手伝ってあげる、などと言い出す彼女達を押し返し更衣室に入ると、そこには鳥居さんがいた。
「待っていたわよ。ほら、時間がないんだから早く着替えちゃいましょう」
「えと……なんで鳥居さんが?」
「今までと違う衣装だから、手伝いがいるでしょう」
「あ、なるほど」
 納得している場合かと自分自身に突っ込みをいれたかったが、おそらく逆らっても時間の無駄だと思ったので、仕方無しに着替えを開始する。
「それにしても、祐麒くんの肌って男の子にしては本当に綺麗よねー。毎日お手入れとかしているの?」
「していませんよ……それより、今日は鳥居さん、お店に出るんですか?」
 着替えを手伝う鳥居さんもまた、店の制服をまとっていた。
「キッチンの方の裏方のお手伝いでね。今日はお客さん、沢山入ると思うから」
「そうなんですか」
「何、他人事のように言っているのよ。ユキちゃんのお披露目を見に来るお客さんが沢山くるのよ」
「……マジですか」
 一気に脱力した。
「しゃっきりして。ほら、うん、かわいいっ」
 衣装を身につけ、化粧を施され、目の前にいる鳥居さんは祐麒の姿を満足そうに見つめていたけれど。
 祐麒はもちろん、嬉しくなど全くないのであった。

 

 そんなこんなありつつ、ついに着替えてしまった祐麒は、その麗しき姿を皆にお披露目した。
 祐麒の姿はというと、ワンピースにサロンエプロンというごく普通の組み合わせ。黒をベースにしたワンピースは背ファスナのフレアスカートで、ペチコートでボリュームを出している。袖は3分丈のバルーンスリーブ。足元は黒のハイソックスにローファーなのだけれど、今までと大きく違うのはスカートがミドル丈になっていること。脚の露出が増えていて、膝小僧からハイソックスまでのわずかな部分だが、地肌が見えている。
 それだけなら制服を替えただけという感じであるが、大きく異なるのは、カチューシャのかわりに猫耳を生やし、お尻の部分からは尻尾が伸びているということ。すなわちこれこそ、リクエストNo.1になったコスチューム部分なのだ。
「それにしても、こんな制服、あったんですか?」
 隣にいた麻友さんに、小声で尋ねてみると。
「ボツになった制服ということみたいよ。あー、可愛いわー」
 目を輝かせながら祐麒のことを見つめ、麻友さんは小声で応えてくれる。
 お客さんも喜んではいるが、あまり嬉しくない。意外にも女性客が多いのと、写真撮影禁止というのが、せめてもの救いか。
「女性客が多いのは、ユキちゃんが入ったからよ。やっぱり、ボーイッシュなところがあるからね。もしくは女装していることに気がついているか」
「勘弁して欲しいです」
「ちなみに、お仕事は普通にしてね」
「はあ」
 言われて仕方なく仕事に入るが、いつもと違う服装となって、足元が普段以上に落ち着かない。
「ユキちゃん、ユキちゃん」
「はい、何? と……麻友ちゃん」
 店の中では、従業員同士はネームプレートに書かれている名前で呼び合う決まりとなっていた。恥しいが、女装している時点で今さら何を言っているのかという感じである。バイトの時間だけは異世界だと思って、なりきってでもいないとやっていられない。
 呼ばれて、スカートの裾を気にしながら、ぱたぱたと麻友さんの方に近寄る。
「尻尾が曲がっているわよ」
 スカートの後ろから、にょろりと伸びている尻尾に手を伸ばしてくる。
 すると。
「お、俺が直してあげるようか」
 いきなり、横から手が伸びてきた。
 この手の店の宿命か、ウェイトレスに対し変な行為に及ぼうとする、勘違いした客はしばしば現れる。
 ウェイトレスには、そういった客に対する心構えや対処法というものが最初に教え込まれる。祐麒ももちろん教わっていたのだが、男の手が自分の尻を撫でるという、一瞬にして悪寒が身体を包み込むような気色悪さに、我を忘れていた。
「何、すん、だっーーー!!」
 一年生ではあるが、すでに生徒会で揉め事は経験している。相手が油断していたということもあったが、腕を取ると綺麗に投げが決まった。背中から床に叩きつけられる男、倒れる椅子、床に落ちて高い音を響かせるグラス。
 一瞬にしてフロア内が静まり返り、皆の注目が集められる。
「―――あ、も、申し訳ありません、お客様」
 自分がしでかしたことに気がつき、仰向けに倒れている男を介抱しようとしゃがみこんだとき。
 懲りるということを知らないのか、男の手が再び、祐麒の尻に触れた。反射的に、持ち上げていた男の頭部を床に叩きつける祐麒。
 男は、奇妙な呻き声をあげ、白目を向いて気絶した。
 やってしまった、そう思って立ち上がり周囲を見てみると。
「ユキさん、格好いいっ!」
「素敵っ。また惚れ直しちゃいそうっ」
「ユキちゃんに触れるだなんて、天罰だ!」
 なぜか、祐麒を咎めるような声はなく、むしろ歓声があがる始末。思わぬ反応に戸惑い、立ち尽くしていると、いつの間に現れたのか、鳥居さんが音も無く側に寄ってきた。
 なんだろう、と思っていると。
「皆さん、駄目ですよ。ユキちゃんには私という恋人がいるんですから」
 と、突然の爆弾発言。客がどよめき、動揺する様がよくわかる。興奮冷めやらぬまま、鳥居さんは煽るように続ける。
「今日はユキちゃん、猫の格好をしているけれど、普段は私がネコちゃんなのよねー」
「ちょ、え、江利ちゃん?」
 人の言うことなど無視して、鳥居さんは祐麒の斜め前に立ち、祐麒の頬を両手ではさむようにして持つ。
 え、と思ったときには、鳥居さんの綺麗な顔が目の前にすっと迫ってきていた。
 歓声とも悲鳴とも怒号ともつかない喧騒が、フロア内を埋め尽くす。
 そんな中、しっとりと濡れた、薄紅色の唇が祐麒の唇の僅か数ミリのところまで近寄ってきて……止まった。僅かな隙間から、甘い吐息が吹きかけられる。
 正面から、魔力を秘めた瞳が見つめてくる。まるで魅入られたかのように目を閉じることができず、彼女の瞳に映る自分の姿をはっきりととらえる。
 傍から見れば、キスをしているようにしか見えないだろう。
 十秒ほど体勢を維持してから、ゆっくりと離れていく。触れてもいなかった唇が、やけに名残惜しい。
「と、いうわけで。皆様大変申し訳ありませんが、ユキちゃんに手を出すのは控えていただけますでしょうか」
 満面の笑顔で、鳥居さんはお客様に優雅に頭を下げた。

 もちろんこの後、二人は店長に怒られる羽目になったのであったけれども。

 

 怒られながらも、ぺろりと舌を可愛らしく出す鳥居さんと目があって。思わず二人で、はかったように笑ってしまったのであった。

 

第六話に続く

 

応援クリックいただけると幸いです。
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

アドセンス1

スポンサーリンク

アドセンス1

スポンサーリンク

fam8インフィード広告2×4+5連

-ノーマルCP, マリア様がみてる, 江利子
-,

Copyright© マリア様の愛読書 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.