SF 書評

【ブックレビュー】逆行の夏(著:ジョン・ヴァーリイ)

更新日:

【作品情報】
 作品名:逆行の夏
 著者:ジョン・ヴァーリイ
 ページ数:510ページ
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 エロス度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 独特の世界観に浸りたい

 

■作品について

ジョン・ヴァーリイのSF短編集。6つの短編が収められている。

■逆行の夏
■さようなら、ロビンソン・クルーソー
■バービーはなぜ殺される
■残像
■ブルー・シャンペン
■PRESS ENTER■

■良かった点

いずれも70~80年代に発表された作品であるが、傑作選とうたっているだけあって今読んでも読みごたえあり。
古く感じる部分があるものの、物語の面白さを考えればそこまでマイナスになるものではない。

「バービーはなぜ殺される」
バービーそっくりに全身整形した人たちが暮らす宗教コロニーで発生した殺人事件、だけど容疑者はみな同じ顔。
SFらしい設定による事件が面白い。

「PRESS ENTER■」
これはSFというよりホラーテイストの強い作品。
SFは良質のホラーとつながる部分がある。科学のフィクションなのだから、将来的にこんなことが起こっても不思議ではない。こんな世界になってしまうかもしれない。読者にそう思わせたらもう勝ちだ。
だから、こんな恐ろしい世界に!? と、恐怖する。

個人的には最後の「PRESS ENTER■」が印象に強く残るが、全体をみてみると性的な部分が強く、さらには宗教的な雰囲気すら醸し出す部分があり、読む作品ごとに異なる印象を抱かせてくれる。
発想がやはり面白いというか、着眼点が面白いというか、そういうことなんだろう。
そして全体的に漂うエロティックさ。

どこか、あまり他の作者や作品からは感じられない、独特の作品世界でありそれが魅力的。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

なんというか、人物がもう少し魅力的に描かれていれば!
いや、個人的な感想ですけど、物語に比して登場人物が頭に残らなかったので。

 

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