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エンタメ 書評

【ブックレビュー】灰原くんの強くて青春ニューゲーム 1(著:雨宮和希)

更新日:

【作品情報】
 作品名:灰原くんの強くて青春ニューゲーム 1
 著者:雨宮和希
 ページ数:313
 ジャンル:エンタメ
 出版社:ホビージャパン

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 主人公のチート度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : タイムリープして青春やり直しものが好き

■作品について

高校デビューに失敗し、灰色の高校時代を経て大学4年となった青年・灰原夏希。
社会人目前だった彼はある日突然、7年前――高校入学直前まで時を遡っていた!!
後悔しかなかった高校生活の「やり直し」の機会を得た夏希は、過去の経験を活かして見事クラスカースト最上位な美男美女6人グループの一員となることに成功!
しかもそこにはかつて片思いしていた美少女・陽花里の姿もあって……!?
無自覚ハイスペック青年が2度目の青春をリアルにやり直す、強くてニューゲーム学園ラブコメ!

■良かった点

灰色の高校生活を送ったまま大学生となり、就職を間近に控えた灰原夏希が、高校一年生に戻って青春をやり直すタイムリープもの。
設定としてはひねりがあるわけではないけれど、ある意味で誰にも受け入れやすいもの。
今の知識をもったまま高校生に戻れたら、あんなことやこんなことをするのに!
なんていう妄想は、多くの人が一度や二度、やったことがあると思います。

夏希は陰キャだった高校生活を変えるため、春休み中にトレーニングをして、高校デビューに挑みます。
かつての失敗を繰り返さないよう、慎重に、慎重に行動し、学園でも鮮やかな輝きを放っていた陽キャグループに仲間入り!
さらに、大学までの知識や経験を活かして、高校生活で無自覚ハイスペックを周囲に展開していく。
陰キャから陽キャへの高校デビュー大成功!
と、思いきや、順調すぎることがあだになって・・・という感じ。

夏希は、陰キャではあったけれど、高校から大学まで努力はしていて、だからそこで身に付いた知識やスキルを活用する。
なので、根拠のある活躍を見せるので、よくわからんけれど無双するというものではない。
また過去の失敗から慎重に、臆病になっているので、自分の能力を誇ることもない。
そういう意味では嫌な主人公ではない。
ただ、無自覚なのはちょっと・・・ではあるが。

また、グループに属してはいないけれど、主人公の幼馴染の美織がポイントで良いアクセントになる。
主人公が鈍感すぎるというのは、ある意味でお約束かもしれないが、不快になる手前で止まっているのでなんとか。
この先、グループ間のメンバーの関係性や、あるいは美織グループの子がどうかかわってくるのか。
強くてニューゲームの夏希が今後どのように行動するのか。
続きを読みたいと思わせてくれる1巻でした。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

陰キャだったけれど、背は高くて、ちゃんとすれば容姿もよくて。
高校から大学までバスケをやっていたから運動もできて、勉強もできて、歌もうまくて料理もうまくて気遣いもできる。
いくらタイムリープしたからって、簡単チート過ぎないか・・・? というのはある。

あと、高校時代に陰キャで失敗したから自分のことに精一杯なのかもしれないが、あまりにも周囲のことに対して鈍感であり、考えが足りないだろう。
まあ、ボッチで過ごしたからなのかもしれないけれど・・・
でも普通に考えて、帰宅部がバスケ部に勝利して、テストでもダントツ1位をとったりしたらどう思われるか、それくらい想像つくでしょ?

 

 

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