第六話 『監禁一夜』
とんでもない展開になっていた。小さな菜々に力強く腕を引かれ、反対側の腕でふらつく景が倒れないように必死で支える。
ラブホテルの中に入っていった菜々は祐麒の腕を離すと、止める間もなくフロントに向かい、パネルから選んだ客室番号を伝える。
「三名様でご利用ですか?」
後から入ってきた景を見て訊いてくるフロント係の人の視線が祐麒に向けられ、顔が一気に熱くなる。なんでこんなに若くて美人のお姉さんが、ラブホテルのフロントをしているのだろうかと思ってしまう。
「三人じゃ駄目なんですか?」
「いえ、当ホテルは三名様でもご利用できます。料金は50%増しとなりますが、よろしいですか?」
「オッケーでーす。いえーい!」
ハイテンションな菜々がルームキーを受け取り、さっさと部屋に向かって歩き出す。
「ごゆっくり、お楽しみください」
澄ました顔をしているだけに、何を考えているのか分からないフロント係の美人お姉さん。もしかしたら心の中では、『こんな綺麗な女の子二人を連れ込むなんて、何考えているんだこの男、女の敵!』とか思われているのかもしれない。
逃げるようにして菜々が選んだ室内に入り込む。
「ふおぉぉぉぉっ! 凄い、広いですねー!」
先に中に入った菜々が、室内を物珍しそうに眺め、興奮していた。
明るすぎず暗すぎず、ムードを漂わせる照明の下、目を引くのはやはり大きなベッド。ベッドの横にはテーブルと座り心地の良さそうなソファ、ソファの向かいには巨大なテレビやDVD、さらに観葉植物に高級そうな雰囲気を出している絵画、前衛的なオブジェ、冷蔵庫に電子レンジ、テレビゲームにカラオケなど、この部屋で暮らしたいと思わせるような設備が整っている。
「うわー、浴室にはジャグジーまでついてますよ!」
「でもこれ、ガラス張りで丸見えなんだけど……」
「そりゃまあ、見えても構わないような人と入るわけですしー」
楽しそうに室内を見て回っている二人とは対照的に、祐麒の方は内心穏やかでない。もちろん、単に終電を逃して来ただけだが、都内であるこの近辺ならカラオケでもネットカフェでも居酒屋でもファミレスでも、幾らでも朝まで安く過ごせる場所はある。それなのにあえてホテルに来たというのは、二人とも"その気"があるからではないか。
「うおーーー! すげー、『F.O.L』の最新作がありますよ! 先輩、プレイしましょーよ!」
ゲームの最新作が置かれていることを発見して喜んでいる菜々。FPSゲームは菜々の大好物だのだ。
「……それは、ないか」
苦笑する。
単に新しいもの、珍しいものが好きな菜々が、お酒の勢いで入ってきたというだけのことであろう。大体、本来は三人で入るような場所ではないのだし、それだけで本気ではないことが分かる。
カラオケやネットカフェでは眠るのに適していないし、酔いつぶれたサークル仲間が事情を説明してホテルを利用させてもらった、なんて話も聞いたことがある。ただそれだけのこと、変に意識しすぎる方がおかしいのだ。
「よっしゃ、やるか」
変なことを考えないようにするためにも、祐麒は少しわざとらしいくらい気合いを入れてゲームコントローラを手に取った。
「……自分からやろう、って言ったくせに……」
ゲーム開始から三十分ほどしたところで、菜々はあっさりと寝落ちした。今はベッドの上で健やかに寝ている。
こうやって大人しく寝ている姿だけ見れば、まさに美少女そのものだ。妙な言動をして『残念美少女』などと呼ばれることもないのに、とも思うが、妙な言動あってこその菜々であることもまた確かだ。祐麒にとっては、今の菜々こそが、菜々なのだ。
「う……うぅ~ん」
寝返りを打つ菜々。
「ぶっ!? ちょ、菜々ちゃ……」
体勢を変えたとき、アメカジテイストのティアードスカートがめくれて健康的な太ももが露わになり、その奥のパンツまでもが見えそうになる。しかもそれだけでなく、ニットのトップスはもともと襟ぐりが広く開いていたのだが、今や完全に肩から外れてブラの紐が見えてしまっている。
布団をかけてやりたいが、布団の上に寝てしまっているのでそうもいかない。バスローブか何かを持ってこようかと立ち上がろうとして、動きが止まる。
「福沢くん、今、えっちな目で有馬さんのこと見ていたでしょう?」
景に肩を掴まれていたのだ。
祐麒が菜々とゲームをプレイしていた時、確かソファでうとうとしていたはずが、いつの間に忍び寄ってきていたのか。
「いや、その、だから何か上にかけてあげようかと」
「ね、寝ている女の子の上から、な、何をかけるつもりだったの!?
「何を考えているんですか!? 風邪ひくといけないと思って」
「……やっぱり福沢くん、有馬さんと付き合っているの?」
肩を抑え付けられ、上から見下ろされ、身も心も固まってしまったかのようだった。景の表情からは、景が何を考えて質問してきたのか推し量ることは出来なかった。単なる興味か、それともまさか嫉妬して、なんてことあるわけがないが。
「だ、だから違いますって、なんでそうなるんですか。菜々ちゃんとはただの先輩後輩の仲ですっ。そもそも俺、いままで女性と付き合ったこと自体ないんですからっ!」
言ってから手で口をおさえたがもう遅い。
まるで言い訳するかのように、言わなくても良いことまで口にしてしまった。
すると、見下ろしてくる景が二、三回目をぱちくりさせて、肩から手を離した。
「ふぅ~ん、福沢くん、今まで彼女いたことがないんだ。ちょっと意外」
「どっ……どうせ、俺なんて」
恥ずかしくて、顔を背けてしまう。なんでこんなところで、自分のモテない度を白状せねばならないのか。
情けなくて落ち込みかけていると、耳に衣擦れの音が聞こえてきた。菜々が寝ながら脱ごうとでもしているのかと思ったが、そうではなかった。
なぜか景がブラウスのボタンを外し、スカートのジッパーを下ろして、下着に包まれた肌を見せていた。ブラジャーとパンティはなんと赤で、ジッパーの降りたスカートの切れ間から覗いて見えるのは、パンティのサイドに結ばれたリボンか。
わずかに乱れた髪の毛を指で梳きながら見つめてくる眼鏡の下の目は、熱をもった妖しげな光を放っている。
「そうなんだ……経験ないの? フフ……教えてあげようか?」
「えっ……!?」
はだけたブラウスの下に見える腰は、余計な肉などいっさいついていないかのように細く、くびれの位置にすっと縦に通った美しいおへそが景の動きとともに揺れる。
「お姉さんが、教えてあげましょうか……?」
後ずさる祐麒追うようにしてベッドに上がってきた景は、そのまま四つん這いになって祐麒に迫る。
エロい。エロすぎる。
近づいてくる景の火照った顔、乱れたブラウスの下からちらちらと見える真っ赤なブラと、胸の膨らみ。
高校の頃とか、年上の綺麗なお姉さんに教えてもらう、なんてことは確かに想像したことあったし、まさに妄想していたシチュエーションなのだが、情けないことにどうすればいいのか困る。何といっても経験の貧弱さのせいなのが一つ。そもそも、どう考えても景は酔っぱらっての行動で、そんな状態の相手で初体験を済ませるなんて、というのが一つ。更に相手が会社の上司、というのが一つ。
男としてこんな状況見逃して良いのか、酔った勢いだし相手から迫られてのことだし、優しく教えてもらえ、という心の中の悪魔の囁きに惑わされるが、やっぱり踏ん切りがつけられない。
そもそも、すぐ側では菜々が寝ているのだ。
「かっ、加東さん、や、やっぱり駄目ですよこういうの、俺っ――」
景の腕を掴み、動きを止める。
景の目が、祐麒をとらえる。
「――――っ」
「…………え、まさか?」
嫌な予感にとらわれるのは、デジャヴを感じたから。
「……うぷっ」
えづく景。
「うああああっ、やっぱりぃぃぃっ!? ちょ、加東さん、もうちょっと我慢して!」
青から蒼白になった顔の景を刺激しないよう静かに、だけど可能な限り素早くトイレへと誘導する。
間一髪、どうにか間に合って最悪の事態だけは避けることができ、額に浮かんだ汗を拭う。まさか、先日の悲劇から一週間のうちに同じことに見舞われるなんて、思いもしなかった。
便器に向かって嘔吐する景の背中をさすり、落ち着いたところで洗面所に移動して口をゆすがせ、肩を貸して室内に戻る。
「う……ご、ごめんね…………」
真っ青な顔をして口元をおさえている景を、そのまま菜々が寝ている隣に横たえる。
脱げかけのブラウスとスカートが目に毒だが、だからといって脱がすわけにもいかず、もう祐麒は諦めることにした。
横になった景は、何やら意味不明のことを唸りながら身体を丸めている。
美人で仕事に関しては有能だが、汚部屋に住んでいる片づけられない人で、イベントで女子高校生キャラのコスプレをして、乙女ゲーが好きで、酒癖が悪いとは、これまた『残念美人』なのか。
すぐ横で寝息を立てている『残念美少女』の菜々を見る。
「…………俺も、寝よ」
疲れ切った祐麒は、二人に背を向けるようにしてソファに横たわった。
朝、目が覚めた後、交代でシャワーを浴びることになった。現在、景がシャワーを浴びているのだが、祐麒はその間、目隠しをされて更に後ろ手に縛られた状態でベッドの上に座らされ、さらに菜々の監視を受けている。
視界が奪われていると、逆に他の感覚が鋭くなるようで、耳に菜々の息遣いや、浴室のシャワーの音などが聞こえてきて、妄想力をかきたたせられる。これはこれでなかなかいいんじゃないか、なんてことまで考えそうになる。
「…………先輩、このシチュエーションも、結構いいなんて考えてたりします?」
思い切り内心を読み当てられて、動揺する。
「先輩って、変態なんですねー」
目隠しされて、後輩になじられて、それでもなんだかぞくぞくするのは、変な性癖に目覚めてしまったのだろうか。
「てゆうか先輩、一つ聞きますけれど、私が寝ている間に加東さんとえっちなこと、してなかったでしょうね?」
「えっ!? し、してないよそんなことっ!」
真紅の下着が脳裏によぎったが、実際に何もなかったわけで慌てて首を横に振る。
「まあ、いいでしょう、信じましょう。こういうことで上手に嘘をつけるような先輩でもないですしね」
「そうですか」
「……じゃ、じゃあ、私が寝ている間に、私にえっちなこと、しましたか?」
「は? するわけないじゃん」
と、こちらは素直に平然と答えることが出来た。狼狽もしていないし、言葉に詰まってもいないから、変に疑われることもないだろう。
「は? なんでですか?」
「あだだだだだっ!!」
いきなり脇腹を強烈につねられて悲鳴をあげる。
「いやいや、なんで!?」
理不尽な攻撃を受けて、必死に身を捩って逃げようとするも、自由を奪われているのでうまくいかない。
「だってだって、祐麒先輩の大好きな可愛い後輩の菜々ちゃんが無防備な姿を晒してラブホのベッドで熟睡しているわけですよ? フツー、胸を触ってみたり、スカートめくってパンツを見たり、こっそりキスしちゃったり、寝ている私の口に入れてみちゃったりしたくならないんですか??」
「んなこと出来るわけないだろうがっ!」
それこそ変態ではないか。
自分のことを信用してくれている後輩に対し、信頼を裏切るような行為、できるわけがない。
「……前から思っていたんですけれど、もしかして祐麒先輩って、EDですか?」
「違うわっ! い、いったいさっきからなんなんだよ、菜々ちゃん。からかうのもいい加減にしてくれよ」
相変わらず、菜々の考えていることは良く分からない。
そりゃあもちろん、祐麒だって健全な男であり、菜々は『残念』という冠こそつくものの美少女で、女の子だということを意識して心が揺れることだって正直ある。でも、だからといって、それで具体的な行動に起こすほど愚かでもない自覚があった。
「はあっ……ホントーに愚かですね、祐麒先輩は」
「なぜにっ!?」
信頼に応えるよう、変なことはしていないのに何故にここまでこき下ろされねばならないのか。
「うぅ、やっぱり先輩はロリ属性ないのか~っ。いや、でもまだロリコニアの道は閉ざされたわけではないはず」
ぶつぶつ何か呟いている菜々であったが、訊き返そうとしたら脛を蹴られてしまい口を噤むしかない祐麒だった。
☆
相変わらず目隠し、後ろ手拘束状態で、耳に聞こえてくるのはシャワーの音。しかし、先ほどと人は交代して、祐麒のことを見張っているのは景である。
状況的には似ているようでも、祐麒の内心は大きく異なっていた。学生時代からの後輩である菜々ではなく、今、隣にいるのは会社の上司である景で、一緒に働き始めてからまだ一か月ほどしか経っていない大人の女性。おまけに、シャワーを浴びたばかりなので、ほんのりとした温かさとか、シャンプーの良い匂いとか、視覚が奪われているだけにそういったものがやけに鋭敏に感じ取れるのだ。
景が動くたびに空気が流動し、気分が落ち着かない。見えないことで余計に想像力が刺激され、おまけに昨夜の景の艶姿が重なり、色っぽい景の姿を妄想してしまう。
「ねえ、福沢くん」
「は、はいっ?」
「えっと……昨日のこと、なんだけど」
どことなく歯切れの悪い景。
昨日のこと、といわれて真っ先に思い出すのは、迫ってくる景の姿。
「あ、あのっ、本当に昨日のは友達に頼まれたからで、私自身は違うんだからね」
「へ? あ~、ああ、コスプレですか」
なんだかそんなこともあったなと、遠い昔の記憶のように感じてしまう。
「でも、他にも何着か制服、部屋にありましたよね」
「ぐぅっ……あ、あれも頼まれて、ってだけだから。とにかく、昨日のことは忘れて頂戴」
「はぁ」
無理だと思うが、とりあえず頷いておく。景にしてみたら人に見られたくない姿だったのだろうし。
「それと、あの、会社の人には……」
「言いませんよ」
当たり前だ。
さすがに女子高校生のコスプレをしていたと知られたら、可哀想すぎる。祐麒的には、可愛かったし似合っていたと思うから、アリなのだが。
「……私、その友達がオタクだし、別に否定するつもりはないけれど、自分自身はそういうわけじゃないし」
「あれ、菜々ちゃんと随分盛り上がって」
「ゲ、ゲームくらいするでしょう、別に」
そのゲームのジャンルが問題なのだが、これ以上突っついても良いことは何もないので、引き下がることにした。
「そ、それより加東さん、此処に来てからのこと、覚えてますか……?」
恐る恐る、尋ねてみる。
「え? う~ん、それが、来たところまでは覚えているんだけど、その後は……まさか私、変なことした?」
「いえいえ、別に何もしていませんよっ」
覚えていないのであれば、それでよいのだ。やはり、昨夜のは酔っぱらった景が調子に乗っていただけなのだ。覚えられていたら、会社で接するときに意識してしまいそうであったし。
安心もしたし、残念なような気もする。昨夜の景の姿態を思い出すだけでも、下半身が熱くなってくるし、勿体ないことをしたという思いがないわけではない。
「まったく……とんだ休みになっちゃったわね」
ため息交じりに呟く景。
「そ、そうですね」
「とにかく、福沢くんは昨日のことは忘れること、いいわね?」
「分かりました」
再度の確認に頷きはするものの、実はスマフォにばっちりコスプレ姿を映して残していた。景自身は撮影お断りだったが、サークルの記念撮影の場にどさくさに紛れて、見事、画像に収めることに成功していた。もちろん、画像をネットにアップロードしたりするつもりなどない。純粋に、個人的に眺めて楽しむだけである。
「ところで、さ」
景が祐麒の背後にまわるのが気配で分かった。
「福沢くんと有馬さんは、本当に恋人同士じゃないの?」
「だからぁ、違いますって」
「でも、その割には随分と親しげだし、今日だって仲良くデートしていたんでしょう」
「菜々ちゃんとは遊び友達で、度々あるんですよ」
「ふぅん、度々ねぇ……まあ、いいか。別に私には、関係ないものね」
そこで景との会話は終わり、シャワーから菜々が出てくるのが感じられ、そこで初めて菜々がシャワーを浴びていたことに思い至る。
菜々のシャワーシーンを思い浮かべようとして、いまいち想像が出来ないことに気が付いた。菜々とは色々と遊びに出かけたことがあるが、そういえば海やプールに行ったことはなく、身体を思い浮かべられないのだ。思い浮かべたこともないし。
「お待たせしましたですぅ」
近寄ってくると、景とは異なる香りが漂ってくる。同じシャンプーを使用しているはずなのに、なぜだろうか。そんなことを考えつつ、女性陣二人が身づくろいをするのを、目隠しされたまま待つ。
ようやく拘束と目隠しを外されたとき、祐麒の前には昨日のだらしない姿とはうってかわり、さっぱりした二人の姿。
「と、そろそろ時間です、早く出ないと延長料金かかっちゃいます」
「え、本当? 急ぎましょう」
菜々と景は、荷物を手に取り、出口へと向かう。
「ちょ、ちょっと、俺まだシャワー浴びてないけれど!?」
汗もかいているし、アルコールも入っているしで、あまり気持ちの良い状態ではない。祐麒の声をうけて女性二人は扉の前で立ち止まり、二人で顔を見合わせた後、振り返って口を開く。
「延長料金支払うんでしたら、どーぞ」
「私たちは先に出ているから」
にっこりと、笑顔でそう告げられ、祐麒としては何も返す言葉がなかった。
これが、祐麒の社会人二年目のゴールデン・ウィークのイベントであった。
~なかがき~
景「ふぅ、何事もなく終わって、良かったわね」
菜「…………」
景「どうしたの、ぶっす~として」
菜「何か不公平です。どうして私のシャワーシーンには反応せず、加東さんには反応するのか!」
景「ふ、まあそれはやっぱり、大人の色香というものには抗えなかったのよ」
菜「とゆうか、何アレ、普段は真面目でお堅い癖に、ベッドでは淫乱エロの権化とか」
景「あ、あれは、酔っていただけよ! 大体私、記憶にないんだから! あんなことするキャラじゃありません!」
菜「まったく、これだから男日照りの人は、あぁ怖い」
景「……貴女、どうあっても私に喧嘩うりたいの?」
菜「くぅ、新たにカードを二枚ドロー! 場に一枚伏せて私のターンは終了です!」」
景「……じゃあ、次は私のターン?」
菜「むぅ。今は耐え忍ぶとき、いずれ悪の淫売は滅びるはずなのです。祐麒先輩をロリーに目覚めさせるべく!」
景「ロリって、あなた大学生でしょうが。まあ、確かに見た目というか、体型は……」
菜「ふふ、勝ち誇っていられるのもいまのうち、やがて先輩も、つるぺたでなければ興奮できなくなるはずですから!」
景「え~~~…………」