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【ブックレビュー】白銀の墟 玄の月 第四巻(著:小野不由美)

更新日:

【作品情報】
 作品名:白銀の墟 玄の月 第四巻
 著者:小野不由美
 ページ数:448
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★★☆
 やはりもっと十二国記が読みたくなる度 : ★★★★★★★★★★
 こういう人におススメ! : 十二国記を知らない人にも是非

 

■作品について

見えてきた光。
だけどそれは、とても小さな光。
その光を消さず、大きくするために、人々は立ち上がり、大きな壁にも立ち向かっていく。

国に王は一人、二人が並び立つことはない。
だからこそ、どちらかは消えなくてはならない。
果たして驍宗は、泰麒は、国を救えるのか。

戴国の運命を決める、その結末は。

■良かった点

ああぁ、終わってしまったぁ!
四巻あるからじっくり楽しめると言いつつ、やっぱりあっという間ですよね。
特に三巻、四巻は動きもあって、どうなるのか先が早く読みたくて、じっくり時間をかけてとか読めなかったですね。

三巻でとうとう驍宗が登場し、戴の復興に向けて光が見えたところ。
だけど勿論、阿選とて黙っているわけにはいかない。
政治に、民に向き合ってこなかった阿選とはいえ、驍宗と並び立つことなど出来るはずないし、今さら驍宗を王と認めるわけにはいかない。
驍宗を、そして驍宗の一派を押しつぶすために圧倒的な力を使い始める阿選。

せっかく驍宗の生存を知り、仲間も増え、光が見えて来たのだが、圧倒的な軍隊の力の前に瓦解していく李斎たち。
いや、戦争だし、命をかけているわけだし、当たり前とは言え当たり前なんだけど。
これまで出てきた沢山の人達が、その戦いの中で命を落としていくのは辛い。
名前とか、ようよう覚えながらなのに(笑)

でも、綺麗ごとではいかないのが戦争であり政治なのだ。
互いのエゴがぶつかっているだけともいえるけれど。
民が置き去りになっている感はどうしてもあるから。

しかし本当に、何年もかけてようやく戴という国が一歩を進んだ感じ。
十二国記の他のシリーズよりもファンタジー感が薄いのは、より血なまぐさい闘争、政治、人の醜い心、そういったものが前面に押し出されているから。
そういった意味では、爽快感は確かに薄いかもしれない。
それでも間違いなく本作は十二国記だったと思う。

四巻で終わったが、戴の国は何一つ終わっていない。
自らの手を汚し、衰弱した泰麒はどうなったのか。
驍宗は今後、どのような国にしていくのか。
他の国は。
気になることだらけだ。

十二国記の長編は本作で最後ということだが、まだ謎だらけの国もあるわけだし、慶国の陽子ももっと読みたいし、もっともっと書いて欲しい。
改めてそう思った。

とりあえず、今までの作品を読み返そうか。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

えーっ、これで終わり!?
戴はどうなんの、それに他の国は。
なんて、絶対に思いますよコレは。

まー、コレじゃない感があるという人の気持ちも分からなくもない。
私は、これも十二国記らしいんじゃないかと思いました。
結果ではなく、過程を重要視していますよね。
月の影~ とかもそうだったと思います。

 

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