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エンタメ 書評

【ブックレビュー】残心 凜の弦音(著:我孫子武丸)

更新日:

【作品情報】
 作品名:残心 凜の弦音
 著者:我孫子 武丸
 ページ数:240
 ジャンル:エンタメ
 出版社:光文社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 青春している度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 前作を読んだ人、青春ものが好きな人

■作品について

ちょっと一生懸命すぎる普通の少女、人生と弓道に悩んでます―― 。
弓道部主将となった翠星学園高校三年生の篠崎凜。
ひたむきに弓道に打ち込んできたが自分の進む道がわからなくなる。
弓道とは、生きるとは、なんだろう?
たのしくて胸にくる、青春ときどきミステリー小説!

■良かった点

2作目。
ミステリ―とあるけれど、もうほぼミステリ―じゃありません。
1作目はまだミステリ―な感じでしたけれど、今回はもう青春ものといってよいのではないでしょうか。

物語自体は前作からの続き。
凛がスランプに陥ったところから始まります。
そこから高校三年生で弓道部の主将になって。
なんで弓が引けなくなったのかとか。
進路はどうしたらよいのかとか。
このまま弓道を続けるだけで良いのかとか。
まさに高校生が悩むという感じ。

もちろんそこには、ちょっと気になる男性とか。
ライバルの少女との関係性とか。
そういったものも含んでいて、つまずき、苦しみながらも一歩ずつ進んでいく凛の姿を読むことができる。

ミステリ―ではなく、弓道を題材にした青春ものとして読みましょう。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

まずミステリ―ではない。
そこを期待している人は残念かも。
青春ものとしても少し中途半端にうつるかも。

 

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