「 由乃 」 一覧

【マリみてSS(由乃)】黄薔薇小夜曲 4

4.溢れ出す激情  保健室のベッドの上、由乃は安らかな寝息を立てて横たわっていた。その傍らの椅子に腰をおろし、江利子は由乃の寝顔を見ていた。そして由乃の寝顔を見ながら、自分自身の愚かさに打ちのめされて ...

【マリみてSS(由乃)】黄薔薇小夜曲 3

3.江利子の衝撃  由乃ちゃんの、様子が少しおかしい。  薔薇の館で仕事をしながら、江利子は孫である由乃の様子をさりげなく注意してみていてそう思った。  今日は令が剣道部の部活に出ていたが、それ以外の ...

【マリみてSS(由乃)】黄薔薇小夜曲 2

2.世界で一番の  リリアンの高等部を卒業して、由乃はリリアン女子大に進学した。さすがに三つ編みはもうやめて、今は肩にかかるくらいの長さで、ストレートにしている。体の調子は相変わらずで学校もしばしば休 ...

【マリみてSS(由乃、祐麒他)】ぱられる! 1

 「ぱられる1  福沢祐麒の非凡な平凡」   朝日がカーテンの隙間から差し込み、今日もまた良い天気であることを堂々と主張している。  しかし、部屋の主はというと、ベッドの上で高いびきをかいて熟睡してい ...

【マリみてSS(由乃)】黄薔薇小夜曲 1

 友達なんか必要ない。ずっと、そう思っていた。 1.閉ざされた心   「由乃さんも、そう思わない?」  と、いきなり、というわけでもないがクラスメイトの話が由乃にふられた。一瞬、何のことを話 ...

【マリみてSS】つづきは、いつも突然(由乃・祐麒)

~ つづきは、いつも突然 ~ 「悪いんだけれどちょっと、お使いに行ってきてくれるかしら」  由乃が母からそう頼まれたのは、秋から冬に変わったばかりという頃のある休日の昼下がり。そろそろコートなしで外出 ...

【マリみてSS】はじまりは、いつも偶然(由乃・祐麒)

~ はじまりは、いつも偶然 ~  土曜の午後、祐麒が商店街を歩いていると、何やら前方から騒がしさが伝わってきた。高校生くらいの女の子と、二十代前半くらいの男が揉めているようだった。他人の痴話喧嘩など興 ...

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