【作品情報】
作品名:ロボット・イン・ザ・ガーデン
著者:デボラ・インストール
ページ数:456
ジャンル:SF、ファンタジー
出版社:小学館
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
タング可愛い度 : ★★★★★★★★★☆
こういう人におススメ! : ほのぼのとしたい人
AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に従事するアンドロイドが日々モデルチェンジする、近未来のイギリス南部の村。
法廷弁護士としてバリバリ働く妻エイミーとは対照的に、仕事も家事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす34歳のベン。
エイミーはそんな夫に苛立ち、夫婦はもはや崩壊寸前。
ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけのロボットのタングを見つける。
「四角い胴体に四角い頭」という、あまりにもレトロな風体のタング。
けれど巷に溢れるアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、彼を直してやるため、作り主を探そうとアメリカに向かう。
そこから、中年ダメ男と時代遅れのロボットの珍道中が始まった……。
家庭にもごく普通にアンドロイドがいて働いているような近未来。
ある日、主人公ベンの家の庭に、四角い胴体に四角い頭をしたレトロな外見のロボットがいた。
彼、タングは一部故障をしていた。
タングを修理するため、二人は作り主を探して旅に出る・・・
という物語なのだけど。
この作品の一番の売りはなんといってもタングの可愛らしさでしょうね!
どこか人間臭みのあるタングの言動に、読んでいて思わずその場面を想像させられ、くすりと笑ってしまうこと。
面倒なところはあるけれど、愛嬌があるし見捨てることは出来ない。
一緒にいる時間が長くなれば、どんどん好きになっていくでしょうね。
主人公のベンも、最初は仕事も家事もせず親から譲り受けた家でただ漫然と過ごしていて、そりゃあ妻のエイミーも出て行くだろ、と思わせられる。
しかしタングと一緒に旅をする中でベンも精神的に少しずつ成長していく。
そういった姿も見せられる。
なんの前提知識もなく、ふとしたきっかけで読むことになった本作だけど。
いつしか最後まで読み切っていました。
思いがけず楽しませてもらいました。
